前回の記事の中で、レガシーな一体型パソコンであるLX50HでChromeOSを動かしてみましたが、セキュリティや動作の面で難がありあまり実用的ではなさそうという結論に至りました。
という訳で代わりのOSとしてLubuntuを動かしてみました。
このLubuntuは先のChromeOSとは異なり、現在も32bit版がサポートされておりセキュリティの面も(とりあえず)大丈夫そうです。
また、ここにきて元から入っているWindows XP を消すのが惜しくなってしまったため、急遽デュアルブートも試してみることにしました。
Lubuntuのデュアルブートまで
前回の作業と異なる点はブート媒体をDVDディスクを使用する点とパーティションの分割の作業が加わる部分です。それ以降のOSのインストールや起動の部分は前回の記事を参考にしてください。
※以下の作業を行う際はすべて自己責任でお願いします。
ブートディスクの作成
- Lubuntu公式サイトから最新のLubuntuイメージファイルをダウンロードします。今回は32bit版、OSバージョンは18.04LTSを選択しました。
- 空のDVDディスクなどにLubuntuイメージファイルを書き込みます。
パーティションの作成
ここからはインストール先のPCでの作業です。このPCの搭載HDDは160GBですが、使用可能な容量のうち10GBをDドライブに充てられ、残りの150GBの中でCドライブの約98GBが空いていました。
今回はCドライブの空き容量のうち50GBをLubuntuに使用するためのパーティションとします。
元からはいってあるOS(Windows XP)にAOMEI Partition Assistantをインストールします。(Windows XPは既にサポートが終了しているため、インターネットには接続せずウイルスチェック等を施した状態でUSBメモリを使用してコピーするなどの方法が考えられます。)
ダウンロードした後はこちらのサイト様を参考にしてパーティション分割を行ってください。
Lubuntuのインストール
前回の記事を参考のこと。また、Lubuntuの派生元であるUbuntuをデュアルでインストールすることについて取り上げられている以下のサイト様も参考にしてみてください。
初心者向けLinux入門:デュアルブートでubuntuをインストール
使ってみた感想
めでたくインストールできたLubuntuですが、使ってみた感想ですが若干もたつく程度でデスクトップやエクスプローラーに関しては個人的にストレスにならない感じでした。
一方でウェブブラウザやVSCode等のテキストエディタを起動してみるとかなりの遅延が発生。テキストエディタに至っては何かのメニュー項目をクリックするごとに固まるという体たらくです。
これではさすがにコーディングなんてできませんが、せっかくここまでやったのでこのまま粗大ごみにするのも惜しい気がします。(貧乏性の再発)
という訳で彼(LX50H)にはLubuntu18.04を主として過ごしてもらうことに一応決定。もしかすると部品を交換することになるかもしれません。