弓も楽器
バイオリンを弾いていた際、D線とG線から雑音がしました。工房に駆け込もうとしたのですが、試行錯誤の末に自己解決したので備忘録も兼ねて記しておきます。
弓の毛替えをしてからある程度期間が経っている時は、弓を逆に傾けて毛の反対側で音を鳴らし、音色を比較してみて下さい。
以下の動画の前半は通常通りの弓の傾け方、後半はあえて逆で弾いてみました。
バイオリンの雑音
マイク越しで分かりにくいですが、後半は雑音がなくなったどころか、音色まで丸くなっています。
結果的に、弓の毛が原因だった様です。
この弓の毛は3月の厳冬期に毛替えをして8ヵ月目で寿命を迎えていました。
そこで早速弓の毛替えを行いました。
今回は京都の工房、”prio music&craft”さんにお願いをしました。郵送の毛替えを受け付けてくれているのでとても便利です。
毛替えを終えた G.A.PAULS
弓の毛替え後は、雑音がぴたりと無くなりました。改めて、弓もれっきとした楽器である事を痛感した次第です。
と言う事で今回は弓の毛替えで問題が解決しましたが、雑音の原因は多岐に渡るので、解決しない時は要相談・検索です。
チェコ製バイオリン Josef Skalský