のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

国債って何?そして株価との関係は?

2013年05月03日 17時40分23秒 | Weblog
この問いに

「教えてgoo」が

貯蓄・投資に回るお金が

一定だとすれば

国債と株式がその資金を取り合う関係にあるので

一方にお金が集まれば

もう片方には集まりにくくなります――

という解答例を紹介してました。

☆ 記事URL:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/596040.html

これはそうだなと思います。

今、日本経済で

「株が上がった」

ことをもって、

好景気の指標にしているようです。

実際、安倍政権発足後、

約半年で

日経平均株価が

4000円、上がりました

しかし、

実は、その裏で国債が

売れ難くなっている

事情が

あるわけですね。

札束の大量増刷という

経済政策の

禁じ手が

「異次元の金融緩和」

と呼ばれて

世間では持て囃されています。

有り余る

札束で黒田日銀は、

国債を買いまくっています。

国債とは、国が発行する債券。

「お金貸して下さい」

という国の申し出に応じ、

資金提供する行為に対し、

「確かに、お金を受け取りました」

という国の発行する、

言うならば、借金の証文です。

今まで発行した

国債という名の証文の合計額は、

1000兆円に達します。

どうやって返すの――。

思うに、チャラにしてやる

という発想を

しているのでしょう。

どうやって、

チャラにするか。

1000兆円の札束を

二束三文に

持ち込めばよろしい、ということでしょう。

「ハイパーインフレは起きない」

それは、経済の素人の

思い違いだ

という知識人がいます。

しかし、それは、

「プルトニウムは飲めます」

という暴言にも等しい

“デマ”です。

悪意が伴うから、

正確には

「扇動」というべきものです。

ここをしっかり、

掴んでおく必要があると思います。

だからこそ、

日銀が市場に出回る

国債を

片っ端から

買い漁る行為を

危ぶむ経済の専門家が多いのです。

どれくらいの規模で

買い漁っているか、

具体的な

金額まで承知していませんでした。

しかし、昨日、

5月6日付(2日発行)の

日刊ゲンダイの記事、

「難題殺到のこの国」を読んで

驚きました。

国債の7割、7兆円ということでした。

国が借金も申し入れをして

日銀が

「分かりました」

と無条件に迎合するのと同じです。

直接、国債を引き受けていない

というだけの話です。

どういう効果が国債に生じるのか。

二つ考えられます。

(1)長期金利が上昇します

(リスクに応じて、金利は決まります。

踏み倒しが予想される分、高利化して行くわけです)。

(2)市場機能が働かなくなります。

つまり、日銀が損得抜きで

国債を購入するので

正常な価格が決定されません。

昔、映画で

オードリーヘップバーン主演でしたかね、

恋人と摩天楼で

待ち合わせをします。

しかし、女性が交通事故に遇っちゃいます。

これでは、

男性の足を引っ張るだけの存在になると考えて、

恋を断念しようとします。

しかし、思いは残っています。

売れない画家である

男性の絵を

買い集めるという

感動的な映画があります。

安倍と黒田の関係は、

それに似てます

(気持ち悪いのは、

ちょっと棚の上に上げておいて下さい)。

映画の例でいえば、

「絵画は言い値で飛ぶように売れて行きます」

しかし、その画家の作品には

正常な価格が

ついてるとは言えませんよね。

恋する娘さんが

元手を使いきったとき、

ある日突然、

その絵画は売れなくなる…

ということです。

話を日銀に戻します。

バフェットやソロスといった

世界的に有名な

投資家が

ある日、突如、

「株価と国債のバランスが崩れてるな」

と言ったとします。

株価を吊り上げるという目的のためにだけ

国債が発行されている

という厳粛な事実を指摘されたも同じです。

しかし、僕に言わせれば、

ネタはもう、割れていると思います。

国民を欺くため

アメリカが協力してるんです。

個人投資家は、

その話に乗っかってるだけでしょう。

実体経済の

裏打ちのない自転車操業だという事実が

明らかにされたとき、

とんでもない含み損を抱えて、

日銀の信用が失墜します。

そして目出度く

国の借金をチャラにする

という悪巧みが

完結します。

その結果、

どうなるでしょう。

国債を所有しているものだけが

損失を

被って済む問題と思いますか?

多分、多くの人が

そう考えているのでしょう。

だからこそ、

水増しにしろ安倍内閣の

高支持率が

続いているのでしょう。

しかし、損失を被るのは、

国債の購入者だけではないです。

たとえば、

1㌦=200円になったとします。

ガソリンが

間違いなく2倍以上に高騰します。

車に乗れますか?

「ゲーム・オーバー」

の表示が

頭の中で点滅する人が多いでしょう。

誰の言葉か忘れました(注)が、

日本人は、

安倍某のお陰で

もう一度、

敗戦を体験させられることになります。

そして売国奴、岸信介の夢が叶えられます。

日本という国をアメリカにさし出して、

自分ひとりが生き残るという――。


※(注)誰の言葉だったか:

気になったので調べました。WJFプロジェクトにこれと思う表現のタイトル記事「日本の二度目の敗戦」(2013年2月22日 )がありました。URLは、http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-3605.htmlです。

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