のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

清沢洌・文『暗黒日記』 / 「日本で最大の不自由はーー」

2014年05月15日 07時07分28秒 | 戦争犯罪
masaya‏@tomaruseiya さんが

清沢洌氏の

思索の結果である日記を

紹介されている。

次の通り。

――昭和20年元旦「日本国民は今初めて『戦争』を経験している。戦争は文化の母だとか百年戦争だとかいって戦争を賛美してきたのは長い事であった。僕が迫害されたのは「反戦主義」だと言う理由からであった。戦争はそんなに遊山に行くようなものなのか。それを今彼等は味わっている。〔22:12 - 2014年5月14日〕――

――「だがそれでも彼らが本当に戦争に懲りるかどうか疑問だ。結果はむしろ反対なのではないか。彼等は第一、戦争は不可避なものと考えている。第二に彼等は戦争の英雄的であることに酔う。第三に彼等に国際的知識が無い。知識の欠乏は驚くべきものがある。22:20 - 2014年5月14日 〕――

――「日本で最大の不自由は、国際問題において相手の立場を説明することができない一事だ。日本には自分の立場しかない。この心的態度を変える教育をしなければ日本は断じて世界一等国になる事は出来ぬ。総ての問題はここから出発しなくてはならぬ。22:28 - 2014年5月14日 〕――

――「日本がどうぞして健全に進歩するようにーそれが心から願望される。この国に生まれ、この国に死に、子子孫孫までも同じ運命をたどるのだ。今までのように蛮力国家を偉大にすると言うような考えを捨て、明智のみがこの国を救うものであることをこの国民が覚えるように。〔22:41 - 2014年5月14日 〕――

――「『仇討ち思想』が、国民の再起の動力になるようではこの国民に見込みはない。僕は文筆的余生を、国民の考え方転換の為に捧げるであろう」〔22:46 - 2014年5月14日 〕――

日本が

集団的自衛権を持てば、

必ず米国に振り回されるだろう。

相手の国の

立場になって考える能力が

日本人には

ほとんど欠けているからだ。

しかも絶望的にない。

日本人にとって、

外国とは、

ヘイトする相手であることに尽きる。

理解が

伴っていないから、

敗戦後、

チョコレートをもらった途端、

いい人、あるいは、

鬼畜米英どころか、解放軍だった(!)

で済んでしまうのだ。

翻って、

開戦のときは、

敵国に

思いを巡らす回路がないから、

一層何も考えないで置こうとした。

その結果、

「従軍慰安婦」

などというシステムを

思いついた。

兵士は、

死ぬことを怖がらなければいい。

そのための

“陶酔”の時間を軍隊の中枢部が

用意した。

戦後、そのようなみっともない

くび木から

離脱したはずなのに、

また元の戒めに

つながれようとしている。

muno-bot@bot_munoさんの指摘に

あるごとく、

ここで元に戻れば、

日本人は、

自ら奴隷であることを

暴露したも同じだ。

――クサリにつながれていると、不満である。クサリから放たれると、とびまわるが、やがて不安になる。不満と不安の連鎖の中で、結局いつまでもクサリにつながれる。このようはイヌこそは、奴隷中の奴隷である。 #Ni dieu ni maitre〔14:12 - 2014年5月13日 〕――


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