12月11日付(10日発行)の日刊ゲンダイのトップ記事は、
「この国の国民は詐欺師にコロッと騙されるという」
というタイトルで、
自民党圧勝の選挙情勢が変わることがないことを
伝えている
(〔資料〕参照)。
文中、日本人の特質として
「愚かなのか、マゾなのか。
はたまた、愚鈍なのか、頭が悪いのか」
とまで書いてある。
それで、
その評価の客観性を保証するものとして、
和田秀樹という
精神科医が著した「世界一騙されやすい日本人」という
書物からの引用がある。
曰く、失業率が下がったと喜ぶ声が大きいが、実は…(略)…非正規雇用が増えているだけ云々
などとある。
しかし、非正規雇用の形が増え、
本来の正規の雇用形態が無くなりつつあるというのは、
みんな知っているのではないかと思う。
たとえば、J:COMのアンケート調査に関する
次の同紙の同日付記事を見て欲しい。
円安を肯定する者は、
全体で見たら1割ほどだとある。
なぜ、そんなに少ないか――。
それは、
日々の生活実感のなかで、
値上げの
激しさに苦しさを感じているからだろう。
ただ、
安倍某の側に立てば、
日本人は騙されやすいという感覚はあるかもしれない。
なぜと言うに、
彼の叫ぶような演説を聞いていて
「オレに票を振り込め」
と言っているようにしか聞こえないからだ。
その限りで、
日刊ゲンダイの訴えている趣旨、
理解できないわけではない。
ただ、安倍某の国民像イコール真実とは
決まっていない。
むしろ、空回りしているような印象だ。
では、なぜ、自民単独で
3分の2超の
議席を与えようとしているのかと、
問われるかもしれない。
これ対しては、
「不正選挙」とこれを準備する
マスコミの
でたらめな世論調査の可能性を
指摘するしかない。
これに関連して、
触れておきたい人がいる。
兵頭正俊氏だ。
次のようなツイートを
発信されていた。
――今度の選挙で、もし自民党が勝てば、まことに奇怪な結果ということになる。なぜなら選挙直前の調査では、東京の大手メディアでさえ、安倍内閣の不支持率が支持率を上回ったと報じていたからだ。選挙になれば別だということか。そろそろどの野党か、不正選挙の問題を正面からとりあげるべきではないか。〔15:03 - 2014年12月10日 〕――
とても真っ当な推測だ。
日本人がもし愚かとすれば、
不必要な
科学信仰が原因していると思う。
つまり、実証的であり得ない問題で、
「実証性」を求めるものだから
嘘つきに有利な情報が世の中に溢れているのだな。
たとえば、
「昨年と今年の7-9月期を比べると、
正社員が10万人増えた」
と、安倍某は言う。
総務省のホームページにもその旨の記述がある
(拙稿「【2014総選挙】ノーカット。安倍晋三首相演説@千葉県松戸駅・柏駅前 」参照。
*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2f4eb27f197977751073bdde290a5c0b)。
しかし、理由がない。
すなわち、
合理的な根拠があるように見えないので、
納得いかないわけだ。
安倍某は
理由につき、
説明が可能なんだろうか。
安倍某によれば、
フクイチで汚染水が漏れていない
と断言したのは、
「(東京が放射能に汚染されている)雰囲気を払拭する必要があった」
とのことだった。
アベノミクスにおいて
数値を上げた
成果を説明している。
もし、その説明が円安政策で潤った大企業がある
という範囲にとどまるなら、
その通りと認める。
しかし、普通の企業で正規の職員を増やす理由などない。
それがもし、増えたと言うなら、
ブラック企業が名ばかり正規職員を募集した結果ではないか
と疑われても仕方ないだろう。
その疑問に
安倍某は答えているだろうか。
答えていない気がする。
では、どうやって納得するのか?
日刊ゲンダイも
報道機関の端くれなら、
自社の依りかかる世論調査に
インチキがない理由を疎明すべきではないだろうか。
まさか、
畏れ多くも「共同通信」に嘘はないってか?
〔資料〕
「この国の国民は詐欺師にコロッと騙される」
日刊ゲンダイ(2014年12月11日〈10日発行〉)
**以下画像が【1面】【2面】と細々に別れてますが、全体として一つの記事です**
【1面】
(クリックすれば拡大表示します)
(同上)
【2面】
(同上)
(同上)
「この国の国民は詐欺師にコロッと騙されるという」
というタイトルで、
自民党圧勝の選挙情勢が変わることがないことを
伝えている
(〔資料〕参照)。
文中、日本人の特質として
「愚かなのか、マゾなのか。
はたまた、愚鈍なのか、頭が悪いのか」
とまで書いてある。
それで、
その評価の客観性を保証するものとして、
和田秀樹という
精神科医が著した「世界一騙されやすい日本人」という
書物からの引用がある。
曰く、失業率が下がったと喜ぶ声が大きいが、実は…(略)…非正規雇用が増えているだけ云々
などとある。
しかし、非正規雇用の形が増え、
本来の正規の雇用形態が無くなりつつあるというのは、
みんな知っているのではないかと思う。
たとえば、J:COMのアンケート調査に関する
次の同紙の同日付記事を見て欲しい。
円安を肯定する者は、
全体で見たら1割ほどだとある。
なぜ、そんなに少ないか――。
それは、
日々の生活実感のなかで、
値上げの
激しさに苦しさを感じているからだろう。
ただ、
安倍某の側に立てば、
日本人は騙されやすいという感覚はあるかもしれない。
なぜと言うに、
彼の叫ぶような演説を聞いていて
「オレに票を振り込め」
と言っているようにしか聞こえないからだ。
その限りで、
日刊ゲンダイの訴えている趣旨、
理解できないわけではない。
ただ、安倍某の国民像イコール真実とは
決まっていない。
むしろ、空回りしているような印象だ。
では、なぜ、自民単独で
3分の2超の
議席を与えようとしているのかと、
問われるかもしれない。
これ対しては、
「不正選挙」とこれを準備する
マスコミの
でたらめな世論調査の可能性を
指摘するしかない。
これに関連して、
触れておきたい人がいる。
兵頭正俊氏だ。
次のようなツイートを
発信されていた。
――今度の選挙で、もし自民党が勝てば、まことに奇怪な結果ということになる。なぜなら選挙直前の調査では、東京の大手メディアでさえ、安倍内閣の不支持率が支持率を上回ったと報じていたからだ。選挙になれば別だということか。そろそろどの野党か、不正選挙の問題を正面からとりあげるべきではないか。〔15:03 - 2014年12月10日 〕――
とても真っ当な推測だ。
日本人がもし愚かとすれば、
不必要な
科学信仰が原因していると思う。
つまり、実証的であり得ない問題で、
「実証性」を求めるものだから
嘘つきに有利な情報が世の中に溢れているのだな。
たとえば、
「昨年と今年の7-9月期を比べると、
正社員が10万人増えた」
と、安倍某は言う。
総務省のホームページにもその旨の記述がある
(拙稿「【2014総選挙】ノーカット。安倍晋三首相演説@千葉県松戸駅・柏駅前 」参照。
*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2f4eb27f197977751073bdde290a5c0b)。
しかし、理由がない。
すなわち、
合理的な根拠があるように見えないので、
納得いかないわけだ。
安倍某は
理由につき、
説明が可能なんだろうか。
安倍某によれば、
フクイチで汚染水が漏れていない
と断言したのは、
「(東京が放射能に汚染されている)雰囲気を払拭する必要があった」
とのことだった。
アベノミクスにおいて
数値を上げた
成果を説明している。
もし、その説明が円安政策で潤った大企業がある
という範囲にとどまるなら、
その通りと認める。
しかし、普通の企業で正規の職員を増やす理由などない。
それがもし、増えたと言うなら、
ブラック企業が名ばかり正規職員を募集した結果ではないか
と疑われても仕方ないだろう。
その疑問に
安倍某は答えているだろうか。
答えていない気がする。
では、どうやって納得するのか?
日刊ゲンダイも
報道機関の端くれなら、
自社の依りかかる世論調査に
インチキがない理由を疎明すべきではないだろうか。
まさか、
畏れ多くも「共同通信」に嘘はないってか?
〔資料〕
「この国の国民は詐欺師にコロッと騙される」
日刊ゲンダイ(2014年12月11日〈10日発行〉)
**以下画像が【1面】【2面】と細々に別れてますが、全体として一つの記事です**
【1面】
(クリックすれば拡大表示します)
(同上)
【2面】
(同上)
(同上)
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