のんきに介護

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福島の未来をかけて、農家がオーストラリアで“4期作”に挑戦

2012年07月21日 20時19分33秒 | Weblog

オーストラリア北東部の街エアでは、

1年に4回の収穫で、

福島の農業をよみがえらせようという桁外れなプロジェクトが進んでいるようです

FNNニュース参照)。

名付けて、NPO(民間非営利団体)「いわきワールド田んぼプロジェクト(IWTP)」です。

福島・いわき市の出身の中心メンバー、

白土健美さん(51)は、

ここでたった1人、田んぼ作りに汗を流しているとのことです。

州政府の試験場を借りて作っているのは、

「コシヒカリ」。

一面のこうべを垂れた稲穂。

目指しているのは、異例のコメの4期作だそうです。

白土さんは、

オーストラリアの地を借り、

福島の農地を再生させていこうというお考えのようです。

まず、福島の農地は、菜の花などを栽培して将来につなげます。

その一方、オーストラリアでコメ作りを続ける、ということです。

4期作であれば、

福島から来る農家たちは、3カ月交代などで行き来すればよいことになります。

そこに目を付けられたのですね。

さすが米造りのエキスパート、

4期作など、

よく思いついたものだと思います。

水田農法には、雨季の洪水を抑える治水効果や

寒暖差の緩和など、地元へのメリットも期待できると言います。

地元の穀物会社、ブルー・リボン・ライス社の担当者は

「とてもエキサイティングだ。この計画はとても理にかなっている」

と話しておられるとのこと。

世界中が取り引き相手で、中でも上得意は中国だそうです。

日本のブランド米、需要がないはずがありません。

安定した販路が確立されることを祈ります。

収穫のときは、

大勢の地元オーストラリア人たちが集まってくれたそうです。

クイーンズランド州政府担当者は

「日本、特に

福島の人々を支援できるかもしれない。

わたしたちにとっても、

コメ産業拡大のチャンスだ」と、

州政府は、

海外へ輸出したいと夢を膨らませているようです。

地元メディアも、大きな関心を寄せているみたいですね。

農薬なし、

水と土と太陽の力で育った

オーストラリア産コシヒカリの誕生です。

帰国の際、持ち帰った米を食し、

味について、福島の元農家は

「うまい」、「甘いですね」などという感想を述べたくれたそうです。

「おいしい」の一言が

農業を続ける力になります。

喜びを分けて頂いた気がしました。


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