のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

それは、元秘書らの、いきなりの逮捕から始まった。

2012年04月28日 01時35分41秒 | Weblog
ニュースサイト、「日刊ゲンダイ」に 

「小沢無罪完全勝利!!検察の暴走を批判 共謀を否定」

と題する記事があったようです。

「日々坦々」

という資料ブログのサイトで見つけました。

URLは、下記の通りです。


☆ http://asumaken.blog41.fc2.com/


転載せず、僕なりに

まとめ直しをして置きます。

その方が

頭に入るんです。

それだけのことなんで、

できれば、

オリジナルな方の記事にも目を通して下さいね。




【まとめ】


東京地裁(大善文男裁判長)において、

小沢一郎・元民主党代表に対する無罪判決を言い渡されました。

政権交代後、

検察はの立役者、小沢の元秘書らをいきなり逮捕しました。

また、小沢自身も裁判にかけることで、その政治活動を封印しようとしました。

魔女狩りのごとく、

最初から小沢を狙い撃ちにした検察は、

捜査報告書すらも捏造するというデタラメ手法でした。

検察審査会が

強制起訴の根拠とした報告書の供述というのも、

実は、「事実に反する」ものでした。

裁判長は、その点を捉え

「検察審査会の判断を誤らせるようなことは決して許されない」と批判しました。

とはいえ、審査会の強制起訴議決は有効とし、

公訴棄却とはしませんでした。


小沢の元秘書らが

不動産購入の原資(元手のこと)となった4億円という

巨額資産の存在を隠すために、

収支報告書に虚偽記載したことは認定しました。

判決は無罪だが、

小沢氏の不動産購入の仕方につき、

不自然さや怪しさをにじませる内容でした。

すなわち、司法・検察のメンツも立てたような判決です。

さて、今後の小沢はどうなる、どうする?


オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は

小沢裁判について、こう述べられました。

――小沢一郎氏の裁判で考えなくてはいけないのは、

捜査、逮捕、起訴、裁判が

先進国として、きちんとバランスのとれたものであったかということです――と。

また、こうも述べられます。

――小沢氏を標的にして進行していることは

人物破壊です。

長年かかって築き上げてきた既得権益を破壊しようとする人物(=小沢一郎)に銃口を向け、

そして引き金を引く。

体制側にとって、新種の人間というのは

いつの時代も脅威なのですが、こういうことが許されていいのか――と。

これが先進国の第一線ジャーナリストの見立てです。

この裁判がいかに異常で異様だったか

外国のジャーナリストだから分かるということでしょう。

政権交代の立役者になるのに、

汚い金が動いていないはずがない!

裏金は必ずあるはず、という予断の下、

「陸山会」の土地取引に目を付け、現衆院議員の石川知裕など元秘書ら3人を逮捕。

がんがん締め上げ、小沢への裏金を暴こうとしました。

結局、裏金の証拠はなく、小沢本人の起訴は断念せざるをえませんでした。

限りなく灰いろの男としてマスコミは、

小沢一郎氏を攻めつけました。

その勢いに煽られるようにして検察審査会が強制起訴しました。

捜査報告書が捏造され、

検察審査会は食いつくようにそれを証拠として

強制起訴に踏む切りました。

これまでの経過を見るに、

恐怖の謀略と言うしかありません。

あってはならない「政治的謀略」と「人権破壊」が白昼堂々と行われ、

しかも、大メディアは

それを批判するどころか、暴走検察のリーク情報を垂れ流し、そのお先棒を担いだのでした。

ウォルフレン氏は

小沢の元秘書で衆院議員・石川知裕ら3人に有罪が下った判決にも驚いています。

――判決は推認による有罪でした。

私に言わせれば、あれは司法による“大量虐殺”に等しい。

秘書3人は、

別に政治献金を着服したわけではありません。

単なる記載ミスです。

推認によって有罪判決を受けるといったことが先進国であっていいのでしょうか――

この発言を受けて、

――これがこの国の司法の姿だ。だから、小沢無罪でも喜べない――と、

日刊ゲンダイは述べます。

確かに「これにて一件落着」にしてはいけないのかもしれません。


これについて、

次のように考えると、事の本質が見えるのでは、と思います。

つまり、法律に疎い小沢氏の秘書は、

記載漏れを

辻褄の合うように訂正した。

結果的にそれが罪に問われる原因になった、と。

他方、法律の専門家である田代政弘検事(=現法務総合研究所)による

捜査報告書の捏造です。

どうしても小沢氏を起訴したくて

検察審査会に偽りの書類を提出したように見えるにかかわらず、

田代検察官は、

虚偽有印公文書作成・同行使容疑で刑事告発されています。

しかし、起訴は、

見送られる方針だそうです。

つまり、こちらは、不問に付されようとしているわけです。

不公平感がどうしても残ります。

小沢裁判で次々と明らかになったのは、

このような、罪を暴く側の検察のデタラメです。

司法事情通によると、

田代検事のほか、複数の幹部に対し、

懲戒を含む人事上の処分でお茶を濁すつもりらしいです。

検察は、反省ゼロ。

これじゃあ、小沢氏は

やられ放しです。

司法の暴走が止まらなければ、

いつ誰がどんな形で抹殺されるか分かりません。

本当に恐ろしいことです。

東京地検の検事だった弁護士の落合洋司氏はこうおっしゃられたそうです。

――今度の裁判で

国民が疑問視したのは、

検事が被疑者をいたぶり、

自分たちが描いた見立て通りの供述にもっていく捜査手法です。

真(しん)摯(し)に反省するのであれば、

司法取引の導入など捜査手法や制度の全面的な見直しが必要です。

しかし、そんな動きはまったくない。

世界中がそれを模索しているのに、

日本の司法当局だけが旧態依然の捜査手法を変えようとしない。

今回は

たまたま石川氏がICレコーダーを回していたので、

『バレちゃった』『ヘタ打ったな』と、

この程度の感覚しかないのではないか。

この事件をキッカケに

反省し、改革をしないようでは、どうしようもありません――と。

判決とは関係なく、

この国の司法当局は

一度解体させなければダメだいう

日刊ゲンダイの主張に

耳を傾けるべきものがあるような気がします。


野田官邸をはじめとする永田町は、

裁判の結果に固唾をのんでいました。

その裏で司法・検察は「してやったり」と舌を出していた可能性があります。

彼らにとって、

判決の結果なんかはどうでもいいことなのかもしれません。

要は、元秘書逮捕→小沢本人の強制起訴→裁判という流れの中で、

小沢の動きを3年2カ月もの間、完全に封じ込めたことだった・・・。

そうなって、どうなるか――。

民主党政権は、小沢氏を排除し、官に頼るようになります!

見事、民主党の議員は、霞が関の走狗と成り果て、

野田政権は、

消費増税や原発再稼働、TPP参加に血道を上げております。

案の定、内閣支持率や民主党支持率は急降下です。

いまや、国民に見放され、

解散もできなくなった野田首相は、

ますます、官ベッタリの姿勢を強めていくしかないのです。

これぞ、司法・検察=霞が関の狙いだったとすれば、

彼らの目標は完全達成したことになります。

政治評論家の野上忠興氏が言います。

――なぜ、司法・検察は小沢氏の追及にかくも執念を燃やしたのか。

無理に無理を重ねて、

なぜ、執拗な捜査を続けたのか。

小沢氏が目指した統治機構の改革に恐れをなしたからです。

とすれば、

その動きを封じ込めることで、

彼らの目的は達したことになります――と。

おそらく、民主党政権は次の選挙で消滅します。

二度と与党に戻れないでしょう。

官僚どもの高笑いが

聞こえてきそうです。

でも、ちょっと待った、です。

――小沢氏の動きを封じ込め、

民主党政権を潰せば、

官僚復権となるのでしょうか。

経済成長が見込めず、

右肩上がりの時代は終わった。

官僚が上から目線で、

予算を配分し、業界ににらみを利かせて統治できる時代ではない。

それが分からないところが、

日本の官僚のどうにもならないところなのです――(野上忠興氏=前出、参照)。

いまだに自分たちが特権階級だと思い、

民意を平然と無視する官僚たちは、

小沢がいようがいまいが、

賞味期限切れなのです。

3年2カ月はごまかせたとしても、

今後も同じようにいくと思ったら大間違いです。

これからは

彼らが保身のために起こした暗黒裁判に対する歴史的検証が始まります。

民主主義と法治国家をないがしろにしながら、

平然としている亡国官僚が生き残ることはあり得ないでしょう。


小沢氏は、無罪判決で晴れて自由の身になりました。

民主党政権の立役者の完全復権で、

現内閣は、いよいよ追い込まれることになります。

半年も持たないだろう、という予想があるぐらいです(日刊ゲンダイ、参照)。

真っ先に手がつけられるのは、

小沢の政治活動をがんじがらめに縛っていた党員資格停止処分の解除です。

さっそく輿石幹事長は、

「党員資格停止を解除する」とコメントしました。

党員資格さえ取り戻せば、小沢は再び党の方針に口出しすることができるようになります。

政治評論家の本澤二郎氏がこう指摘します。

――言うまでもなく、小沢サイドの大方針は

『消費増税反対』です。

国民だって

『原点回帰』を訴える小沢氏に味方します。

支持率20%そこそこで死に体の

野田内閣は、

総辞職に追い込まれる可能性もあります――と。

野田は観念して、

隠れるしかありません。

(ごめ~ん。悪気はなかったんや~)


反小沢の仙谷由人や前原誠司、

岡田克也たちは、

「まだ無罪判決は確定していない」

「高裁、最高裁が残っている」

とイチャモンをつけ、なんとか小沢の「党員資格停止」を続けるでしょう。

しかし、東京地検が「起訴」を断念し、

裁判所も「無罪」と判断したのに、

「党員資格停止」を解除しなかったら、100人いる「小沢グループ」は黙っていないでしょう。

――反小沢一派が権力を握ってこられたのは、

最高実力者の小沢一郎を“座敷牢”に閉じ込めていたからです。

小沢が復権したら、

党内の勢力図はガラリと変わります。

これまでのように

反小沢一派が勢力を維持するのはムリです。

とくに政権の“黒幕”仙谷由人は、

追い込まれ、窮地に陥っていくでしょう。

小沢グループは、

仙谷にカンカンになっていますからね。

もし、仙谷たちが権力を失うことを恐れて『党員資格停止』を解除しなかったり、

小沢一郎を要職に就けなかったら、

党内は血みどろの闘いになりますよ。

いずれにしろ、

小沢一郎に無罪判決が下りたことで、

反小沢一派に支えられている野田内閣が弱体化していくのは確実です――(政治評論家・山口朝雄氏)。



旧勢力が総がかりで潰しにかかった謀略裁判で

無罪判決を勝ち取ったことは、

とてつもなく大きい意味があるのかもしれないです。

裁判所にも、

わずかばかりの良心は残っていることが示されたといえます。

裁判所も

検察の捜査のやり方を断罪しました。

国会議員も黙ってはいないでしょう。

場合によっては

検事総長の証人喚問だってあり得ます。

人事権を取り上げることになるかもしれません。

だが、これで日本の司法がマトモになるかと言えば、

疑問ですね。

(どうして?)

――小沢裁判をめぐっては、

検察内部でも、東大法卒エリートの『赤レンガ派』と『現場派』の対立があった。

今の笠間検事総長は、

中大卒で、現場経験が長い叩き上げ。

小沢事件の捜査に疑問を呈し、

検察は

自浄作用を発揮すべきだと言っていた。

ただ、検察内では

傍流のため、

強硬論に押し切られる可能性もある。

エリートの赤レンガ派は

決して敗北を認めようとはしないからです――(検察関係者)。

検察の組織防衛本能は

ハンパじゃないでしょうね。

必ず巻き返しをはかってくると思われます。

笠間総長が6月で退任し、

後釜にはバリバリの赤レンガ派である東京高検の小津検事長が就くとされているらしいです。

そうなれば、なおさらです。

小沢氏が会長を務める新政研では、

「司法と国民の関係についての特別研究会」を設置することを決めたと言います。

検察との戦いは、まだまだ続くようです。

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