戦没者の霊を悼む別の方法を考えよう！

靖国神社に参拝しないと、

戦没者の霊を

弔えないというのは、

思い込みです。

むしろ、

戦前最大の戦争責任の

所在は、

靖国神社にあると思えますから

むしろ、

お参りしないことが

供養でしょう。

なぜ、お参りすべきでないか、

それは、

英霊でない人が

祭られているからです。

具体的には

戦犯です。

敵軍に投降し、処刑された人を

軍神として祭るのは、

“敗戦”という

厳然たる事実を認めていないからできるのです。

本土を蹂躙されても、

自分達が

戦犯として裁かれるのが厭さに、

あれやこれやと言って

ポツダム宣言の受託を先延ばししました。

逃げき切れなくなったある者は、

処刑され、

また、ある者は、

命乞いをして

生き残りました。

後者である岸信介等は、

うまく立ち回る、

という意味ではまさに

達人！　

の域に達していた人間の屑でした。

彼ら、生き残った戦犯は、

その内、立ち回りが下手で処刑された者を

靖国神社に合祀して、

“降伏”という

事実を揉み消そうとしました。

その出発点に、

靖国の歪みがあります。

この歪みは、

安倍某は、

靖国神社参拝にこだわる

現実によって

かえって生々しく

その姿を映し出しています。

参拝することで、

太平洋線当時の為政者たちが

投降した事実、

すなわり、

全面降伏など

なかったことにする

企みの

一環なのです。

これについては、

弁護士神原元‏@kambara7さんの意見が

参考になります。

昭和天皇が

靖国神社の参拝を拒否された

理由を理解する上でも、

分かりやすい解説になっています。

神原さんは、

靖国参拝を「ヒトラーのお墓に参拝すること」になぞらえて、

次のように説明されます。

――仮にドイツの首相がヒトラーのお墓に参拝したら大問題でしょう。A級戦犯が祀られた靖国神社は「ヒトラーのお墓」と同じであり、そこに参拝することは「ヒトラーのお墓に参拝すること」とかわりません。戦没者の霊を悼むだけなら別の方法がいくらでもあります。あえて「靖国」を選ぶ必要はありません。〔2013年12月27日 - 10:11 〕――

――@kambara7 では、なぜドイツの首相はヒトラーのお墓に参拝してはいけないのか？それはヒトラーの生前の所業を国として肯定することになるからです。ヒトラーの親族が墓参りするのとは違う。安倍首相の「靖国参拝」は「ヒトラーのお墓参り」であると思います。〔2013年12月27日 - 10:21 〕――

――@kambara7 私は、個人が戦没者を悼むことは問題にしていません。それは個人の信仰の自由の領域です。そのことと、「一国の首相」が、Ａ級戦犯を祀る「靖国神社」に参拝することとは全く意味が違います。後者は国としての意思表示であり、私たち主権者がその是非を問うべき問題なのです。〔2013年12月27日 - 10:48 〕――