のんきに介護

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世論調査って、こんなものだ。「(原爆投下された日を)国民の7割が正しく答えられない」としたNHK

2015年08月04日 01時55分27秒 | 日本の現状
NHKによると、

――まず、広島に原爆が投下された日付について聞いたところ、「昭和20年8月6日」と正しく答えられた人は、広島で69%、長崎で50%、全国で30%でした。また、長崎に原爆が投下された日付について聞いたところ、「昭和20年8月9日」と正しく答えられた人は、広島で54%、長崎で59%、全国で26%――

だったとのことだ

(下記〔資料〕参照)。

なぜ、日本人は、

広島と長崎に原爆投下された日を知らないのか。

正解が低率だった理由は、

昭和20年という元号まで正しく答えないとカウントされない方式だった

ということにあるようだ。

これについて、

The Huffington Post ( 執筆者: 安藤健二さん)は、

「恣意的な感がハンパない」との声を

紹介している。

この際、

西暦でも元号でもどっちで答えられるように

しておこう。

しかし、よく分らないのは、

西暦だと

なぜ不正解扱いになるのか、だな。

これについては、

日本人として知っておかねばならない太平洋戦争のこと、

知らなくとも、

元号を分かっていなかった程度のことという暗示をかけるためではなかったのか――

とも思う。

世論調査に関して、

リテラが

「池上彰も唖然、読売新聞が世論調査で安保法制賛成を誘導する露骨な質問! でも結果は…」

というタイトルで、

読売新聞の世論調査の質問事項における誘導質問的傾向を取り上げ、

次のような

厳しい批判が向けていた。

――読売新聞がれっきとした報道機関であるならば、常に“世論”を忖度して社説をうつことが望ましいわけではない。しかし、世論調査の名目で遂行されるこの露骨な“世論操作”の手口を見せつけられると、読売はもはや報道機関でなく、政府の広報機関だと言わざるをえないだろう。なぜならば、世論調査は“統計的社会調査”であって、新聞社の言論として認められる“論説”ではないからだ。統計的社会調査の報道に意図や主観をねじ込むことを一般的になんと呼ぶか。捏造だ。――

☆ 記事URL:http://lite-ra.com/2015/08/post-1355_4.html

僕もそう思う。

この批判は、

NHKの世論調査にも当てはまるのではないだろうか。


〔資料〕

「NHK世論調査 原爆投下日を7割が不正解」

   NHK(8月3日 4時18分)

☆ 記事URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150803/k10010176121000.html

被爆70年に合わせてNHKが行った世論調査で、広島と長崎に原爆が投下された日付について聞いたところ、正しく答えられなかった人がそれぞれ全国で7割程度に上り、専門家は原爆について意識を高めていく必要があると指摘しています。

NHKはことし6月下旬に、広島市と長崎市、それに全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で調査を行い、それぞれ1000人余りから回答を得ました。
まず、広島に原爆が投下された日付について聞いたところ、「昭和20年8月6日」と正しく答えられた人は、広島で69%、長崎で50%、全国で30%でした。
また、長崎に原爆が投下された日付について聞いたところ、「昭和20年8月9日」と正しく答えられた人は、広島で54%、長崎で59%、全国で26%でした。
さらに、「アメリカが原爆を投下したことについて現在、どう考えていますか」と聞いたところ、「今でも許せない」と答えた人は、広島で43%、長崎で46%、全国で49%でした。
一方、「やむを得なかった」と答えた人は、広島で44%、長崎で41%、全国で40%で、広島では、ごく僅かですが、数字の上では「やむを得なかった」と答えた人が、「許せない」と答えた人を上回りました。
そして、「近い将来、世界のどこかで核戦争が起きる危険があると思いますか」と尋ねたところ、「かなりある」または「少しある」と答えた人は、広島で70%、長崎で70%、全国で66%でした。
広島大学大学院の布川弘教授は「広島や長崎でも原爆投下の事実を知らない人がいるなど、非常に憂慮すべき事態だ。70年の節目に原点に立ち返って原爆について意識を高めていく必要がある」と話しています。


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