2003年3月19日、
イラク戦争は始まりました。
フセインの銅像が
倒されたのは、
その年の4月10日でした。
あっけないほど
短い戦闘期間だな
という印象がありました。
しかし、それ以降の
“イラク復興”の過程にこそ、
本当の皆殺し作戦があり、
地獄が
あったようです。
米軍が
民間人に銃口を向け、
イラク人は、
米国を敵と認識し始めました。
米軍の
民間人掃討作戦は
壮絶を極め、
その残酷さは目を覆うばかりです。
戦争終結の翌年、
2004年4月8日、
日本人人質問題が生じました。
今から、
ほぼ10年前です。
武装集団の
要求は、
人質3名を殺されたくなければ
当時、復興支援名目で
イラクに駐留していた自衛隊を
撤退させろという内容でした。
当時、
親父もおふくろも健在でした。
テレビで
盛んに言われていた
「自己責任論」に
同調していたのが今でも記憶に残っています。
僕は、
この映画によって、
「自己責任論」
という言葉の正しい意味を了解しました。
社会からはみ出た
責任を問われた人間に対し、
「お前、死ねよ」
と断罪する言葉だったのですね。
イラク派兵を決めた
小泉元首相は、
武装集団に対して
「お断りする」
と返答しました。
あわや殺されるかというとき、
この3人は、
イラクに対し害意を持っていない
ということが認められ、
釈放されます。
人質になった人たちにとっての
苦労は、
それからだったようです。
映画は、
その後の彼らの人生を
追います。
取材の対象になったのは、
人質当時17歳だった
今井紀明さんと、
今もファルージャで支援活動を続ける
高遠菜穂子さんでした。
帰国後、心理的に追い詰められ、
二人とも言うに言われぬ十字架を背負わされたようです。
事件当時、カメラマンだった方は、
今もカメラマンということで、
取材対称になっていませんでした。
しかし、無傷では済んでいないでしょう。
差別や偏見など、
社会の理不尽な罵倒、蔑みに苦しむ人は
この映画は必見です。
多くの勇気を与えられると思います。
それと、
イラク戦争後の復興支援は、
米軍のした
「包囲掃討作戦」に顕著なように
平和的な活動ではないです。
時に戦闘、
大抵は虐殺行為です。
カメラがとらえたミニきのこ雲、
それからイラク人の
普通の爆弾ならあるはずの
爆弾の破片が
なかったという事実、
死体の人間とは到底思えない無残な姿などから
推して、
劣化ウラン弾でなく、
米国は、
核兵器を
“復興支援”中に使ったのではないか
という疑いを持ちました。
生まれてくる子供の
14・4%が
奇形だということです。
頭に
その数値がこびりついてしまいました。
赤ちゃんたちの奇形の凄まじさは
言語に絶します。
「放射能は安全」
と思う人は、
一度はこの映画を見ておくべきです。
ちなみに、
奇形の子供の親御さんの頭髪からは
「濃縮ウラン」が
検出されたそうです。
――『ファルージャ』人質となった2人の「今」とイラクの「今」を絡めたドキュメンタリー。結局日本はメディアに扇動されたままバッシングをし、事の本質は見ようとせず人質事件と共に戦争のことを忘れてしまった。これって様々なことに当てはまる日本の悪いとこだよなあ…と考えさせられた映画だった。〔19:19 - 2014年4月18日 〕――
という辛苺@spicy_ICHIGOのツイートに
共感しました。
イラク人が
皮肉たっぷりに
「日本の政府は、人質となった自国民を守ろうとしなかった。
どうしてイラク人を守ることなどありえようか――」
とコメントしてました。
沖縄や福島の現状を思うと
身に迫るものがあり、
ぞっとします。
今もその状況が続いているってことですな。
イラクの人質たちは助かりました。
しかし、それは、
運がよかったからに過ぎません。
そのこと記憶に留めおくべきでしょう。
★4/20(日)「ファルージャ10」で東京で再上映!
12時 映画『ファルージャ』他上映
16時 高遠菜穂子支援報告
16:45 トークセッション
明治大学リバティータワー1階1011号室 資料代 500円
主催 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 社会思想史研究会
第七藝術劇場@7_geiさんのツイートによると、
大阪での上映予定は、
次の通りです。
――4/19(土)〜4/25(金)スケジュール…『ファルージャ…』10:00〜|『ヨコハマ物語』12:00〜|『ゼウスの法廷』14:30〜|『60万回のトライ』17:10〜|『星座』※日本語字幕版 19:20〜|『台風一家』21:10〜〔22:21 - 2014年4月18日 〕――
イラク戦争は始まりました。
フセインの銅像が
倒されたのは、
その年の4月10日でした。
あっけないほど
短い戦闘期間だな
という印象がありました。
しかし、それ以降の
“イラク復興”の過程にこそ、
本当の皆殺し作戦があり、
地獄が
あったようです。
米軍が
民間人に銃口を向け、
イラク人は、
米国を敵と認識し始めました。
米軍の
民間人掃討作戦は
壮絶を極め、
その残酷さは目を覆うばかりです。
戦争終結の翌年、
2004年4月8日、
日本人人質問題が生じました。
今から、
ほぼ10年前です。
武装集団の
要求は、
人質3名を殺されたくなければ
当時、復興支援名目で
イラクに駐留していた自衛隊を
撤退させろという内容でした。
当時、
親父もおふくろも健在でした。
テレビで
盛んに言われていた
「自己責任論」に
同調していたのが今でも記憶に残っています。
僕は、
この映画によって、
「自己責任論」
という言葉の正しい意味を了解しました。
社会からはみ出た
責任を問われた人間に対し、
「お前、死ねよ」
と断罪する言葉だったのですね。
イラク派兵を決めた
小泉元首相は、
武装集団に対して
「お断りする」
と返答しました。
あわや殺されるかというとき、
この3人は、
イラクに対し害意を持っていない
ということが認められ、
釈放されます。
人質になった人たちにとっての
苦労は、
それからだったようです。
映画は、
その後の彼らの人生を
追います。
取材の対象になったのは、
人質当時17歳だった
今井紀明さんと、
今もファルージャで支援活動を続ける
高遠菜穂子さんでした。
帰国後、心理的に追い詰められ、
二人とも言うに言われぬ十字架を背負わされたようです。
事件当時、カメラマンだった方は、
今もカメラマンということで、
取材対称になっていませんでした。
しかし、無傷では済んでいないでしょう。
差別や偏見など、
社会の理不尽な罵倒、蔑みに苦しむ人は
この映画は必見です。
多くの勇気を与えられると思います。
それと、
イラク戦争後の復興支援は、
米軍のした
「包囲掃討作戦」に顕著なように
平和的な活動ではないです。
時に戦闘、
大抵は虐殺行為です。
カメラがとらえたミニきのこ雲、
それからイラク人の
普通の爆弾ならあるはずの
爆弾の破片が
なかったという事実、
死体の人間とは到底思えない無残な姿などから
推して、
劣化ウラン弾でなく、
米国は、
核兵器を
“復興支援”中に使ったのではないか
という疑いを持ちました。
生まれてくる子供の
14・4%が
奇形だということです。
頭に
その数値がこびりついてしまいました。
赤ちゃんたちの奇形の凄まじさは
言語に絶します。
「放射能は安全」
と思う人は、
一度はこの映画を見ておくべきです。
ちなみに、
奇形の子供の親御さんの頭髪からは
「濃縮ウラン」が
検出されたそうです。
――『ファルージャ』人質となった2人の「今」とイラクの「今」を絡めたドキュメンタリー。結局日本はメディアに扇動されたままバッシングをし、事の本質は見ようとせず人質事件と共に戦争のことを忘れてしまった。これって様々なことに当てはまる日本の悪いとこだよなあ…と考えさせられた映画だった。〔19:19 - 2014年4月18日 〕――
という辛苺@spicy_ICHIGOのツイートに
共感しました。
イラク人が
皮肉たっぷりに
「日本の政府は、人質となった自国民を守ろうとしなかった。
どうしてイラク人を守ることなどありえようか――」
とコメントしてました。
沖縄や福島の現状を思うと
身に迫るものがあり、
ぞっとします。
今もその状況が続いているってことですな。
イラクの人質たちは助かりました。
しかし、それは、
運がよかったからに過ぎません。
そのこと記憶に留めおくべきでしょう。
★4/20(日)「ファルージャ10」で東京で再上映!
12時 映画『ファルージャ』他上映
16時 高遠菜穂子支援報告
16:45 トークセッション
明治大学リバティータワー1階1011号室 資料代 500円
主催 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 社会思想史研究会
第七藝術劇場@7_geiさんのツイートによると、
大阪での上映予定は、
次の通りです。
――4/19(土)〜4/25(金)スケジュール…『ファルージャ…』10:00〜|『ヨコハマ物語』12:00〜|『ゼウスの法廷』14:30〜|『60万回のトライ』17:10〜|『星座』※日本語字幕版 19:20〜|『台風一家』21:10〜〔22:21 - 2014年4月18日 〕――
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