のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

映画『検察側の罪人』には、安倍政権に対する皮肉が随所に込められているという

2018年09月05日 20時48分00秒 | 映画
リテラの記事、

「キムタク『検察側の罪人』の安倍政権風刺がキレキレ! 山口敬之事件や安倍昭恵、日本会議を想起させる描写も」に

こんな記述があった。

「厳罰主義や恣意的捜査を肯定するようにも取れるストーリーなど首肯できない点もいくつかあるが、『検察側の罪人』にはメインストーリー以外の部分で注目したい箇所がある。安倍政権に対する皮肉が随所に込められているのだ」と。

☆ 記事URL:https://lite-ra.com/2018/09/post-4230.html

ちなみに、

映画評論家、小野寺系 k.onodera@kmovieさんによると、

木村拓哉演じる、

「最上検事の姿が表しているのは、

私情にとらわれたために公正さを欠き、断罪のみにこだわる常軌を失った狂人」である

とのことだ

(サイト[Real Sound」記事「検察側の罪人」参照)。

☆ 記事URL:https://realsound.jp/movie/2018/08/post-243552_2.html

最上の発する「俺の正義の剣を奪うことがそれほど大事か」という言葉からして、

検事という仕事を選んだ原点は、

正義にあったはずなのに、自分の娘さえ餌食にするような道を歩む。

これを

小野寺系さんは、

「彼の理想は、彼のなかでそれ(正義:筆者注)自体が至上の目的となってしまったために、「それを執行するためならどのような悪も許される」という身勝手な考えに堕落し、逆に「悪」そのものになってしまったのである。」

と言われる。

原田眞人監督が彼の人格造形にはインパール作戦の

上層部のイメージ重ねられているようだ。

すなわち、インパール作戦というそもそも無理な作戦を立案するに当たって、

軍の上層部がこだわったのは、

精神主義を振り回すための小理屈、靖国神社に英霊として祀られる

「兵士の誇り」だった。

実際、そんな薄っぺらい精神論で遂行された作戦は、

屍累々、悲惨なものだった。

上層部は、そんな愚かな作戦を実行中、何をしたかと言うと、

師団長らへの責任の擦り付けだ。

軍のトップは、口を開けば、

恐らくヒステリックに「大日本帝国の軍人として俺に死んでも忠義を尽くす気があんのか」、

「何時になったら、作戦を成功させるんじゃ、こら」

と叫ぶ恫喝に明け暮れていたのだろう。

どっから見たって、立派な気ちがいというか、やくざだ。

戦後も、

部下に全部、責任を擦り付けたままで、戦争責任を問われず、

のうのうと暮らしている。

そういう日本の恥ずかしい戦犯たちが

下敷きだというのだから

安倍晋三を思い起こさずにはおられない。

また、映画では、

不気味な舞踏が披露されるという。

これは、日本にはびこっている

到底、保守や右翼だと言えない極右を僭称する反日であり、売国奴であるネトウヨたち、

ナチスかぶれのドチンピラたちを暗示するものだろう。

それらの者の声が背景になって

何とも不気味な

舞踏の映画になっているようだ。

最後に、

小野寺さんの次の言葉をもって、

この項の締めとする。

―― 「日本の文化が好き」って言うような外国の人たちは、自国以外の文化に寛容で知的好奇心があるので、日本以外の国の文化にも興味の枝を伸ばしている場合が多いと感じる。そういう人たちの姿を見て「日本すごい」と思うんじゃなくて、他国の文化を尊重して寛容な精神を持つことを学んだ方がいいと思う。〔22:30 - 2018年9月5日〕――


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