「東電のHP」
によると、ピーク時の供給力は、
5,100万kWであるとされています。
(信用できるのか)
と、まず思ってしまいます。
しかし、とりあえず、これが事実とすれば、
計画停電の判断が妥当だったのか
を考えます。
前記事によりますと、
震災前の10日、木曜日の最大の電力使用量は、
4,669万kWです。
大震災という痛手を被りながら
経済活動が通常通り行われることなどあり得ないです。
つまり、経済活動が通常通りに行われないという見通しの下では
電力消費量が増えず、
10日に認められた消費の上限を越さない範囲でなら、
計画停電をする必要などなかったのです。
問題は、
3月13日時点にさかのぼって
5,100万kWの供給量があったのか、なかったのか、ですね。
これに関して、
「東京電力が、原子力や火力など電源別の発電実績を示した資料を4月6日ごろ、ホームページから密かに削除していたことが明らかになった。その直後の4月8日、東電は今年の計画停電の全面中止を発表した」
という記事が引っ掛かります
(「東電、発電実績データを密かにHPから削除」参照)。
正々堂々と対処して欲しいところですね。
武田邦彦氏は、
ブログにおいて
次のような報告をされています
( 「『節電』は本当に必要なの?」参照)。
若干、修正の上、引用します。
――***――――***――***―――
実際に東電はどんな状態に陥ったのだろうか?
☆ 本来の総発電能力 6266 (単位は万キロワット)
だが、
(1)福島第一で動いていてダメになった量 203
(2)福島第一で休んでいた量 78
(3)津波でやられなかった福島第一 188
(4)津波でやられなかった福島第二 440
(5)地震でやられた火力発電所の量 680
―――――――
(止まった総量=(1)+(2)+(3)+(4)+(5)) 1588
差し引き、
地震後の総発電量 4678
――***――――***――***―――
総発電量、4678万kWという数値を見る限り、
4,669万kWを越してますんで
計画停電に踏み切る必要はなかったと言えそうです。
ただ、武田邦彦氏が上げておられる数値に
どれほどの裏付けがあるのかにつき
根拠が明示されておらず、
確かめようがないです。
また、いい加減とまでは言わないですけど、
初めに「福島第一で動いていてダメになった量」など指摘しながら
続けて「福島第一で休んでいた量」・「津波でやられなかった福島第一」・
「津波でやられなかった福島第二」・「地震でやられた火力発電所の量」
という対比をするのは変です。
“動いていてダメになった”という、この言い方を維持するなら、
福島第一で“もともと動いていなかった”量
を対比概念にせねばならず、それで十分なはずです。
福島第二の発電量は、上二つに準じて
評価すればよろしいでしょう。
しかし、そういう記述にはなっていません。
津波でやられたのか、やられなかったのかの区別が
説明を複雑なものにしているようです
(混乱しているのは僕だけなのかな)。
それに実際、
(1)+(2)+(3)+(4)+(5)を計算しますと、
数値がわずかながら合わないです。
これならまだ、衆議院議員の川内博史氏がおっしゃるように
――企業努力で活用しえたはずの――揚水発電量が考慮されてなかった
というごまかしがあったとする説明の方が分りやすいです。
もちろん、こちらにしたところで、
揚水発電の総量が
どの程度なのかが問題となりますが…
によると、ピーク時の供給力は、
5,100万kWであるとされています。
(信用できるのか)
と、まず思ってしまいます。
しかし、とりあえず、これが事実とすれば、
計画停電の判断が妥当だったのか
を考えます。
前記事によりますと、
震災前の10日、木曜日の最大の電力使用量は、
4,669万kWです。
大震災という痛手を被りながら
経済活動が通常通り行われることなどあり得ないです。
つまり、経済活動が通常通りに行われないという見通しの下では
電力消費量が増えず、
10日に認められた消費の上限を越さない範囲でなら、
計画停電をする必要などなかったのです。
問題は、
3月13日時点にさかのぼって
5,100万kWの供給量があったのか、なかったのか、ですね。
これに関して、
「東京電力が、原子力や火力など電源別の発電実績を示した資料を4月6日ごろ、ホームページから密かに削除していたことが明らかになった。その直後の4月8日、東電は今年の計画停電の全面中止を発表した」
という記事が引っ掛かります
(「東電、発電実績データを密かにHPから削除」参照)。
正々堂々と対処して欲しいところですね。
武田邦彦氏は、
ブログにおいて
次のような報告をされています
( 「『節電』は本当に必要なの?」参照)。
若干、修正の上、引用します。
――***――――***――***―――
実際に東電はどんな状態に陥ったのだろうか?
☆ 本来の総発電能力 6266 (単位は万キロワット)
だが、
(1)福島第一で動いていてダメになった量 203
(2)福島第一で休んでいた量 78
(3)津波でやられなかった福島第一 188
(4)津波でやられなかった福島第二 440
(5)地震でやられた火力発電所の量 680
―――――――
(止まった総量=(1)+(2)+(3)+(4)+(5)) 1588
差し引き、
地震後の総発電量 4678
――***――――***――***―――
総発電量、4678万kWという数値を見る限り、
4,669万kWを越してますんで
計画停電に踏み切る必要はなかったと言えそうです。
ただ、武田邦彦氏が上げておられる数値に
どれほどの裏付けがあるのかにつき
根拠が明示されておらず、
確かめようがないです。
また、いい加減とまでは言わないですけど、
初めに「福島第一で動いていてダメになった量」など指摘しながら
続けて「福島第一で休んでいた量」・「津波でやられなかった福島第一」・
「津波でやられなかった福島第二」・「地震でやられた火力発電所の量」
という対比をするのは変です。
“動いていてダメになった”という、この言い方を維持するなら、
福島第一で“もともと動いていなかった”量
を対比概念にせねばならず、それで十分なはずです。
福島第二の発電量は、上二つに準じて
評価すればよろしいでしょう。
しかし、そういう記述にはなっていません。
津波でやられたのか、やられなかったのかの区別が
説明を複雑なものにしているようです
(混乱しているのは僕だけなのかな)。
それに実際、
(1)+(2)+(3)+(4)+(5)を計算しますと、
数値がわずかながら合わないです。
これならまだ、衆議院議員の川内博史氏がおっしゃるように
――企業努力で活用しえたはずの――揚水発電量が考慮されてなかった
というごまかしがあったとする説明の方が分りやすいです。
もちろん、こちらにしたところで、
揚水発電の総量が
どの程度なのかが問題となりますが…
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