のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

東電管区の電力供給量

2011年07月01日 19時16分36秒 | Weblog
「東電のHP」

によると、ピーク時の供給力は、

5,100万kWであるとされています。

(信用できるのか)

と、まず思ってしまいます。

しかし、とりあえず、これが事実とすれば、

計画停電の判断が妥当だったのか

を考えます。

前記事によりますと、

震災前の10日、木曜日の最大の電力使用量は、

4,669万kWです。

大震災という痛手を被りながら

経済活動が通常通り行われることなどあり得ないです。

つまり、経済活動が通常通りに行われないという見通しの下では

電力消費量が増えず、

10日に認められた消費の上限を越さない範囲でなら、

計画停電をする必要などなかったのです。

問題は、

3月13日時点にさかのぼって

5,100万kWの供給量があったのか、なかったのか、ですね。

これに関して、

「東京電力が、原子力や火力など電源別の発電実績を示した資料を4月6日ごろ、ホームページから密かに削除していたことが明らかになった。その直後の4月8日、東電は今年の計画停電の全面中止を発表した」

という記事が引っ掛かります

「東電、発電実績データを密かにHPから削除」参照)。

正々堂々と対処して欲しいところですね。

武田邦彦氏は、

ブログにおいて

次のような報告をされています

 「『節電』は本当に必要なの?」参照)。

若干、修正の上、引用します。

――***――――***――***―――

実際に東電はどんな状態に陥ったのだろうか?

☆ 本来の総発電能力                    6266 (単位は万キロワット)


だが、

(1)福島第一で動いていてダメになった量         203

(2)福島第一で休んでいた量                 78

(3)津波でやられなかった福島第一            188

(4)津波でやられなかった福島第二            440

(5)地震でやられた火力発電所の量            680

                                ―――――――

(止まった総量=(1)+(2)+(3)+(4)+(5))    1588


差し引き、

地震後の総発電量                  4678


――***――――***――***―――


総発電量、4678万kWという数値を見る限り、

4,669万kWを越してますんで

計画停電に踏み切る必要はなかったと言えそうです。

ただ、武田邦彦氏が上げておられる数値に

どれほどの裏付けがあるのかにつき

根拠が明示されておらず、

確かめようがないです。

また、いい加減とまでは言わないですけど、

初めに「福島第一で動いていてダメになった量」など指摘しながら

続けて「福島第一で休んでいた量」・「津波でやられなかった福島第一」・

「津波でやられなかった福島第二」・「地震でやられた火力発電所の量」

という対比をするのは変です。

“動いていてダメになった”という、この言い方を維持するなら、

福島第一で“もともと動いていなかった”量

を対比概念にせねばならず、それで十分なはずです。

福島第二の発電量は、上二つに準じて

評価すればよろしいでしょう。

しかし、そういう記述にはなっていません。

津波でやられたのか、やられなかったのかの区別が

説明を複雑なものにしているようです

(混乱しているのは僕だけなのかな)。

それに実際、

(1)+(2)+(3)+(4)+(5)を計算しますと、

数値がわずかながら合わないです。

これならまだ、衆議院議員の川内博史氏がおっしゃるように

――企業努力で活用しえたはずの――揚水発電量が考慮されてなかった

というごまかしがあったとする説明の方が分りやすいです。

もちろん、こちらにしたところで、

揚水発電の総量が

どの程度なのかが問題となりますが…


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