のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

警察と新聞社の癒着の匂い

2010年07月13日 20時02分53秒 | Weblog
朝青竜の暴行事件についてした警察の報告書に

警視庁捜査1課が「起訴を求めない」という意見を付していたそうです。

(おいおい、起訴・不起訴の判断は、検察の専権事項だぜ)

これについて、毎日新聞の山本太一記者は、

示談が済み、被害者とされる人物が処罰を求めていないからだろうと

推察しておられます。



これ、可笑しくないですかな。

「暴行事件」をマスコミが騒ぎ出してから、

相当数の日数が経過して示談が成立したように記憶してます。

新聞記事では、

示談までこぎ着いたから、

書類送検に異例のコメントを警察が付したと読めるんですが、

示談成立まで、警察は、書類送検を控えていたということでしょうか。

そうではなく、示談が成立したから、

黙過できなくなり、書類送検したのではないでしょうか。

つまり、辻褄あわせですな。

警察への被害届もまた、

示談成立後に提出されたのだと思います。

当初、「暴行」事件という内容の報道をしていたはずなのに、

13日の記事を読むと、全治1カ月の重傷とありました。

(新聞記者さんよ、それが事実なら、「暴行」でなく、「傷害」だろうよ。

そんなことも区別がつかなかったのかい!)



ところで、書類送検というのは、警察の業界用語です。

裁判員裁判でかまびすしく業界用語を責めた、かの「識者」には、

こういう場面でこそ、

ジャーナリズムがする独善的な業界用語の国民への押しつけを

問題にして頂きたいものです。

普通の市民に向かって報道する際のエチケットとして、

業界用語で説明するのはいかがなものか、とね。



「書類送検」は、法律上の用語はなく、

警察が行政組織としてする、検察という監督機関への

事件の“ご報告”、というほどの意味です。

すべて決着がついた後、わざわざ送付すべき必要がどこにあったのでしょうか。

何より不可思議なのは、

被害届もなく、このような報告がまだ送られていない時点で、

マスコミが事件を嗅ぎつけ、大騒ぎに発展した経緯です。

何か釈明があってよさそうなものです。



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