のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

原発事故の過小評価と、その理由

2011年07月25日 17時32分09秒 | Weblog
『チェルノブイリ、その惨事が人間と環境に与えた影響』

(ニューヨーク科学アカデミー)という、

実際に汚染地域で仕事をしているお医者さんや生物学者が集まって出版した書物

(まだ日本語訳はありません)

があります。

その210頁に、

「従って1986年4月から2004年末までの期間に

チェルノブイリ惨事による死者総数は985,000人と見積られる」

とあります。

しかしながら、他方、

WHO (世界保健機関)と

IAEA (国際原子力機関:International Atomic Energy Agency)の間には

取り決めがあり、

核兵器を容認し

原子力発電を推進する後者が

WHO に強い影響を与えています。


このふたつの国際的な組織が中心となって行ったチェルノブイリ・フォーラム等の報告は

惨事の実像を大幅に過小評価しており、

問題(フォーラムが2005年に出したものでは総死者数は4,000人という値だったということです

(参考資料:The Consequences of Chernobyl )。

985,000人も死んじゃあおらんよ、

たかだか4,000人!

約250分の1というわけですね。

だから心配するなと…

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