演説中、
「正規雇用労働者が10万人増加した」
との発言があります(ビデオタイム6:45~)。
あれっ
と思われた方が多いことでしょう。
僕も
その一人です。
これにつき、
埒不埒@hurati さんが
あっさりと
「妄想です」(〔11:44 - 2014年11月30日 〕のツイート)
と断言されてました(笑)。
しかし、総務省統計局のサイトに
正規社員10万人増加を裏付ける資料があるようです。
【雇用形態別雇用者】という項目に、
――役員を除く雇用者5257万人のうち,正規の職員・従業員は,前年同期に比べ10万人増加し,3305万人。非正規の職員・従業員は44万人増加し,1952万人――
と記してありました。
☆ 記事URL:http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/
これからすると、
安倍某が言ったことは正しいと
納得するしかないのかもしれないです。
しかし、今の日本では
選挙さえ
インチキをしている蓋然性がとても高いように思えます。
また、3・11以降、
生物濃縮に関して
「ない」
とコメントされた虚偽情報が
堂々と農水省のホームページに掲げられていたのを
確認したことがあります。
ぶっちゃけた話、
正規社員の統計資料も
日本政府が事実を捻じ曲げるために使っていない
証拠がどこにあるでしょう。
正規の社員が10万人増えたという話など、
アベノミクスを正当化する目的を
除外して考えるなら、
企業の営利性の見地から言って
納得できません。
日本は、
同一労働同一賃金の原則を採用してないわけです。
なぜ、企業にとって、
明らかに不利益な雇用形態である
正規社員を増やさなければならないのでしょうか。
その説明がきちんとなされない限り、
数値だけ見て
正規社員の採用枠が
広がったなど、
鵜呑みにできる話ではないです。
このデータには
きっと裏があると思います。
選挙後、
それについて説明を受けて
悔しい思いをさせられるのが関の山でしょう。
だから今、
踏ん張ります、
納得できません、と。
もし、安倍某が
今の日本の厳しい経済事情を知らないとすれば、
そちらの方が問題です。
仮に知っていたとするなら、
嘘をまぜる虚言癖に不安を感じます。
それとも、
やっぱり本当のところ、
故意にじゃなく、
妄想で数字がつらつら出てくる首相に合わせ
総務省が都合のいいように
データを弾き出したということなんでしょうか…
あり得る話です。
とても強烈な不安を感じます。
首相は、
演説している内に
興奮して
(嘘はついていい!)
という精神状態に
追い込まれ、あるいは、暗示にかかったように
白昼夢を語り、
それをそのまま事実として
総務省は
統計資料をいじくって
後付したんじゃないでしょうか。
もちろん、
逆もあり得ます。
デッチアゲ情報は、
官僚主導なのかもしれません。
企業も
協力を求められた
拒絶できないでしょう。
安倍某はまた、
採用だけでなく、
興奮気味に
有効求人倍数も1を超えたのは、
非正規の労働者を含めた結果であるはずなのに、
“正規”と
断言してました
(6:50~)。
また、バイトの時間給が
1050円になったという話がでてきます
(8:18~)。
ドイツでは、
1200円だったかな、
軽く1000円台を突破している
という情報を何かで得た記憶があります。
しかし、日本ではどうでしょう。
民主党の
枝野幸男氏の報告によれば、
給料(ボーナスも含め)が上がったと言われているのは、
日本の企業収益の
8割を取得している1%の
輸出関連の大企業に
関してのみだったはずです。
それ以外では
大企業の正規労働者でさえ切り捨てられているのに、
どうして
一般のバイトの時間給がアップすることなど
あり得るのでしょうか。
もちろん、
ブラック企業であることを隠す必要のある業種は別ですが、
こちらは、
残業代をきちんとカウントしない等、
別の問題があります。
演説を聞いていて、この人、
頭が可笑しいのではないかと思いました。
首相のくせして、
現実の
我が国の置かれている労働条件の悪さを知らな過ぎますな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます