のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

国政、都政の分類にこだわると、安倍政権にNOを突きつけられない

2014年01月15日 19時20分47秒 | Weblog
下は、

1月14日発行、

日刊ゲンダイの記事です。



この記事にて、

都知事選で「脱・原発」を争点にすることに

難色を示している

甘利経産相に

対する反論として

金子勝氏が

指摘されるのは、

政府が

エネルギー政策を

民意で否定されることを恐れてしている

あの手、この手です。

まず、あの手です。

守りに入ったときの政府手口の定石です。

すなわち、決定の先延ばしです。

次に、この手。

これも定石、空を仰いだ感じで教条的に

教えをつぶやくんです。

今回の教えは、

「“脱・原発は都知事選の争点になじまない」

という論旨でした。

順を追って、

述べます。

では、一つ目の「決定の先延ばし」について。

確かに、決定されていなければ、

否定されようがありませんね。

民意を問いたくない

ただ、政府って、

民主政体なのかという別の疑問も浮かび上がってきます。

東京都の強みは、

「脱・原発依存」という方針を

建てたとき、

いくつもそのための算段があるということです。

金子さんが

そのいくつかを紹介されています。

中でも、

電力消費量が大きいので、

東京電力の独占体制が

一旦崩れると、

地滑り的に

再生可能エネルギーの開発へと

駒が進められる

可能性があります。

そして東京が変われば、

地方が変わる

――という命題は、

正しいのではないでしょうか。

だとすると、

国政に口を挟ませるべきです。

ところで、「国政と地方政治は異なる」

という命題には

二つの効用がありそうです。

表面は、字面通り、

東京に

国政問題に首を突っ込ませないこと。

もう一つは、

東京以外の人間、

すなわち、他の地方に住む部外者を排除する効用です。

この二つ目は、

大飯原発の再稼働のとき、

盛んに使われた論理だったです。

国政のことは、国が。

地元のことは地元にというわけです。

「部外者を排除する」

という論理で、

弱点を突いてくる人間の口を封ずる

方便として、

「東京都政と国政の問題は区別すべき」

ということが言われていることに

注意する必要が

あります。

この論理って、

自民党特有の主張ではないです。

宇都宮陣営が

「東京都民の為に、やるべき政策が山ほどある」

ということを持ちだすのは、

国政問題に首を突っ込む暇などないと言わんがためです。

自民党と共産党が

双子の兄弟と言っていいほど

よく似ているという

僕の主張、

故なしとできないでしょ?

金子さんは、

日本の政治に対するインパクトの

問題として説明されています。

つまり、安倍政権は、

野党が弱いことをいいことに

TPP、原発、秘密保護法を

推進してきました。

都知事選で

安倍政権にNOをつきつけた場合、

「国vs地方」

という構図の下、

国民は、

民意を反映させる手段を手に入れられる、と。

戦略の問題として

金子さんの、

この視点は大切です。

宇都宮氏が

地方都市、東京の固有の問題にこだわる趣旨が

「部外者を排除する」

という小さな利害にとらわれる限り、

「安部首相の暴走に、NOを突きつける」

という高邁な理想を掲げたところで、

ただの掛け声に終わります。

結局、政策論で語られるのは、

東京プロパーな

課題のみだからです。

たとえば、今猛烈な勢いで進んでいる高齢化対策。

東京直下型地震の問題もあります。

その他、オリンピック関連で、

とみに浮上してきた東京都のインフラ老朽化の問題等です。

これらの問題は、

その都度、その都度話せばいいことでしょう。

それにかまけて、

「連帯」する心を

失ったらお仕舞と思います。

まーちゃん(あきらめない心)‏@makmakiia さんのツイートです。

僕も同意見です。

まーちゃん(あきらめない心)‏@makmakiia さんが

――宇都宮氏陣営が細川さんを批判すると言うおかしな現象は共産党色を際立たせるものでしかない。都民でない私は、はっきり言って両者どちらが知事になっても歓迎したい。しかしここまで細川氏の批判を見ると宇都宮氏に冷めた感情が湧いてきてしまう。批判の先は舛添であり、田母神であるはずなのに・・・〔2014年1月14日 - 4:41

というツイートで指摘される

「共産党色」とは、

兵頭正俊‏@hyodo_masatoshiさんのツイートにある

次のような傾向を指すのでしょう。

――共産党は選挙協力をしないし、連立にも入らない。権力が欲しくないのだ。したがって政策が実現されることもなければ、その政策の失敗を批判されることもない。永遠に外野席にいて、正しく、永遠に三振もエラーもしない。立派であって、組織は少数野党として永続する。ある意味で反体制の桃源郷である。〔2014年1月10日 - 21:40 〕――

共産党と宇都宮氏の脱皮、

心から願います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿