のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

内田樹氏 / 「グローバル化とは」

2013年04月14日 07時01分59秒 | Weblog
内田樹@levinassienさんの連続ツイートを

紹介します。

とても深い洞察力に

感じ入りました。

一体、安倍氏は

どこに日本を求めているのか?

という

誰もが抱くであろう疑問に

応える指摘です。

合点が行きました。



[グローバル化とは]

グローバル化とは端的に言えば、「死者たちの世界」との回路を断ち切ることです。シンガポールやフィリピンや韓国やベトナムでいま起きていることです。祖父母たちが母語で書いたテクストを孫の世代はもう読むことができない。(リンク

それは固有の文化を失うことであると同時に、「私は『死者たちの代理人』である」と僭称する政治家やイデオローグに対して誰も反論できなくなるということでもあります。ナショナリストたちは逆説的なことですが、国民ひとりひとりが伝統文化とのパーソナルなかかわりをもつことを嫌うのです。(リンク

伝統文化や母語についてのパーソナルな愛着ほどナショナリズムが嫌うものはありません。ナショナリストは「伝統文化や母語」について一意的な定義を下したる。わが国の文化は「こういうもの」であると一方的に規定して、それ以外のものを排除しようとする。(リンク

だから伝統文化や母語の深いニュアンスについて親しむことをナショナリストは嫌うのです。「美しい日本」というような無内容な国民文化規定をしたがる政治家が「もっと英語を」と主張するのはそのためです。彼らは日本人に日本の伝統文化に触れて欲しくないのです。(リンク


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