今日、
片瀬久美子@kumikokatase さんの
ツイートで
ダミー論証という言葉を知りました。
「詭弁の一種で、相手が主張していないことを自分の都合の良いように表現しなおし、さも主張しているかのように取り上げ論破することで、相手の主張を論破したかのように見せかける手法です。別名「わら人形論法」、「架空の論法」、「ストローマン」とも呼ばれます」(Wikipediaより)とのことです。
たとえば、次のごとしです。
[例]
A氏 「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」
B氏 「そうは思わない、子どもが外で遊ぶのは良いことだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」
すなわち、この例では、
「A氏は子供を家に閉じ込めておけとは言っていません。B氏は架空の主張に対して反論しています」という指摘ができます。
この基礎的な理解を得た後、
実技編と言わんばかりに
ストローマンと思しき
男性の
ツイートに出くわしました。
あまりのタイミングの良さに笑ってしまいました。
その男性とは、
橋下徹@t_ishin さんです。
――しっかり新聞読んで下さい。発生源は中国です RT @CHLion_hirobaby:私は此花区のわりと近くに勤務先があるのですが昨日あたりから目が痒くてくしゃみが止まりません。喉も痛いです。瓦礫焼却によるPM2.5の大量発生によるものだと思います。とても、苦しいです、助けて下さい(リンク)
上述の記述に従って解説すると、
CHLion_hirobaby さんは、
中国が発生源ではない
と主張しているわけではないのです。
「中国由来もあるかもしれない。
いや、きっとあるんでしょう。
しかし、それとは別に、
もっと身近でより強力な発生源が
此花区にはある。
大阪市は、
橋下徹市長の市政下にあるのだから
対処して欲しい」
ということでしょうな。
詭弁で
苦情をかわすと
たとえば、次のような
評価を頂戴します
きっこ@kikko_no_blog さん発信です。
――よほどオツムのおめでたいバカじゃない限り、20年も前から発生してたPM2.5で急に政府やマスコミが大騒ぎし始めたのは「放射能汚染から国民の目をそらすのが目的」ってことくらい分かるはず。PM2.5なんかで大騒ぎするバカはオレオレ詐欺に引っかかるバカと同レベル。(リンク)
「目をそらすのが目的」
という意味では、
「在日朝鮮人の特権を許さない市民の会」
という団体が
弄ぶ詭弁と同じ流れにあります。
――それほど外国人の「在日特権」が許せないのなら、広大な土地を占有し、物騒な航空機を持ち込み、そして日本人の家に忍び込み、暴力をふるい、挙げ句の果てにレイプする超・特権を持つ在日外国人、アメリカ軍に対するデモをなぜ行わないのでしょう。(リンク)
という
G.D.Greenberg@G_D_Greenberg さんの
ツイートに見られるような指摘に
謙虚に耳を傾けねば
ならないでしょう。
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