有田芳生@aritayoshifu さんが
――14日16時から参議院議員会館で「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会内抗議集会」(呼びかけ議員9人)を行う。基調報告は安田浩一さん(「ネットと愛国」筆者)、上瀧浩子さん(弁護士)、金尚均さん(龍谷大学法科大学院教授)。新右翼「一水会」の鈴木邦男さん、木村三浩さんたちも発言する。――(リンク)
とツイートされてました。
☆ 動画掲載サイトIWJユーストリームURL:http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi4#/recorded/29964260
司会は、有田芳生(よしふ)さんです。
以下、各パネリストの報告を
再構成します。
主として、日々坦々@hibi_tantan24さんの
ツイートを参考にさせて頂きました
(ただし、明らかに舌足らず、誤字脱字等、
ツイートなればこそ、
記述の不十分な個所が混じってきます。
出過ぎかなとも思いつつ、
目立つところは、独断で補充・修正しておきました。
この場を借り、非礼、お詫びしておきます)。
(5:00~)
司会:在特会は危険だという思いがあった。数年前に拉致被害者家族の会、救う会の目にすることになり、横田滋さん、早紀江さんが「こんなことやっていたら、拉致問題に対してプラスにならない」と嘆いておられた。放っておけば無くなるとは思えない。
いわゆる京都事件というものがどんなものであったのか、確認するところから始める。
■ 在特会京都事件の映像・・・裁判所に提出された、子ども達が授業中であるにもかかわらず、在特会によってなされた襲撃の映像が写される。
(18:15~)
安田 浩一氏:この映像は裁判で資料提出されたもので、この時は授業中で、中には泣き出す子供もいたとのこと。在特会とは何か、彼らの口からは「死ね」「飛び込め」と口汚い言葉が次々に出てくる。名称は「在日特権を許さない市民の会」で2007年1月が始まりで、いかに在日が日本人にはない特権を付与されているか、最初は勉強会としてスタートした。
皆さん、(えっ?)という顔をされているけれど、彼らは、前提として在日コリアンは様々な特権を付与され、日本人にはない自由な生活が担保されているという荒唐無稽な主張を背景にしている。そして土地を奪われたということで朝鮮学校を攻撃した。
彼らは、国連の人種差別撤廃委員会に自ら書面を送っている。それには、「我々は、少数の朝鮮人に支配されたマジョリティである」と。これは、国連が長年にわたって戦ってきたアパルトヘイトとまったく同じ構造で、つまり、彼らは、朝鮮人を少数の白人支配者になぞらえている。
当初の会員は100人で設立。代表の桜井誠が、なんではじめたか、無年金訴訟をあげている。「そもそも外国人がなぜ年金をもらうのか」福祉ただ乗り論を展開。今は公称12000人。生活保護問題。在日に対する敵意、妄想をドライブとして膨張してきた。
ユーチューブやニコニコ動画などに彼らの活動が毎日アップされ、より過激により激しく活動することで一定の人たちにシンパシーを示すことを知っている。ネットの中で支持を拡大してきた、彼ら彼女らは見られていることを意識し、より過激になった。
在特会はパフォーマンスが過激であるほど下劣であればあるほど、一定数の支持があり、それを続けることで運動を続けられ、それをやめてしまうと運動自体が停滞してしまう。彼らは思想的足場がないから。右翼でも民族派でもない。レイシストであり排外主義者である。
在特会は大阪の鶴橋、東京の大久保で、毎週デモをやっている。彼らに「人を差別して人を傷つけて何が楽しいのか」と聞くと、活動することで今まで感じたことがない高揚感を感じられた、叫ぶこと、大声を上げることが楽しかった、と。
在特会は特殊な人々であるけれども特殊な環境に生まれたわけではない普通の人々。なぜあそこまで下劣な活動ができるのか。どこがバックですか?黒幕は?と聞かれるがそんなものはない。草の根運動と同じで500円1000円という細かいカンパで成り立つ。
(37:00~)
金 尚均(キム サンジュン)龍谷大学教授:在特会を知ったのは、ユーチューブのビデオでいつか朝鮮学校を襲撃すると予告していた。彼らがきたときには正直「言葉がなかった」小学校の時に「チョンコー」とか「おまえら竹食ってる」と馬鹿にされた。
まさか30年前に言われた悪口を21世紀の今言われるとは思わなかった。刑法が専門だが、日本の法律ではこれは犯罪ではないと感じた。個人に名誉を傷つけるわけではなく、彼らが言っていることは「朝鮮人や学校」などの一般に対して言っている。
京都事件(在特会の朝鮮人学校襲撃)の時、誰が在特会で誰が警察官かわからなかった。警察は何もやってくれなかった。学校側はひたすれ彼らのヘイトスピーチを一方的に聞かざるを得なかった。
彼らは表現の自由ということで自らを正当化している。これはあくまでも日本社会の中で一般的にやってはいけないことは、日本の法律では規制されていない。鶴橋や大久保のデモは具体的には規制できない。規制する法律がない。
京都の件では彼らの行動に対して刑事告訴したが、朝出したが受け取るまで11時間かかった。最初、告訴状を受け取らず、文字が間違っているとか、明日にしましょうなど対応されたが、受け取らないと帰らないと、ようやく受け取った。
ドイツでは「民衆扇動罪」がある。「公の平和を乱し得るような態様で、国籍、民族、宗教、または民族性によって特定される集団、住民の一部に対して、…悪意で侮辱し中小することで人間の尊厳を害した者は3月以上5年以下の自由刑に処する」
日本でもヘイトスピーチに対して早急にドイツなどのように対応をしなければならない。
(1:03:11~)
上瀧(こうたき) 浩子弁護士:先日2月24日の鶴橋のデモに行った。このデモは「出てけ出てけ朝鮮人」「殺せ殺せ朝鮮人」という酷いものだった。「南京大虐殺ではなく鶴橋大虐殺をやるぞ」など。それに対してカウンター行動をとった。
在特会が攻撃をしているのに、警官は、こちらがプラカードをあげただけで「上げさせるな」と、こちらを規制し始めた。
ヘイトスピーチを浴びると非常に傷つく。在日朝鮮人という属性は取り払うことができないことで、攻撃に対し抵抗が不可能なこと。「沈黙効果」と言われ、抵抗すればもっと傷つけられるからと言論が無力化される。
社会に対する安全感が失われる。ヘイトスピーチを浴びせかけれらたあと、学校のエンブレムを見せられないと子供が言っている。自分も暗いところは怖いと思うようになった。在特会と思想が違うものはいつでも攻撃の対象となりうる。
民事では警察が止めてくれない。警察はとにかくトラブルがないようにしているだけ。ある程度の強制力が必要だと思う。
(1:23:00~)
鈴木 邦男氏(一水会顧問):先ほどの映像を見て、日の丸の旗がかわいそうだと思った。日の丸は日本の優しさ、大和の国の寛容さを表すもの。それが排外主義的なものに使われている。日の丸が泣いていた。血の涙を流していた。「愛国者」を自称する者に愛がない。本当に国を愛する者ならば、心の中で思っている。彼らは「愛国者」という言葉を、人を批判する道具として使っている。40年、民族運動を続けて来た僕でさえ、彼らから非国民と言われている。そして北朝鮮に帰れと言われている。
自分が日本人と思っている人が日本人。日本で生まれたことをもって、特権のように言っている人間は、心が貧しい。国会議員だった新井将敬さんから「鈴木さんは日本人になろうとしたことはありますか」と聞かれた。新井さんは日本人になるために勉強したと。
出て行けとか帰れというのは、民族主義や右翼ではない。一人ひとりが勇気をもって立ち上がってほしい。変なやつがきたら在特会でもなんでもやったらいい。警察に取り締まってもらわないで、我々がデモをやればいい。警察が意図的にやらせている。
映画コーブの時に街宣車を出せば、我々なら逮捕されていたが、彼らがデモをやっても警察から排除されない。彼らのデモへ僕が一人で行ったら、僕を捕まえようとする。彼らは警察、特に公安に守られてやっている。公安は事件がないから。
警察もだらしがないが、マスコミも彼らを映したら文句がくるからと映さない。政治が警察がといった他人任せではなく、我々が行動をおこさないといけない。
(1:33:23~)
木村 三浩氏(一水会代表):一水会という団体は新右翼と言われているが、在特会に対しては非常に怒りを感じた.安田さんはレイシストと言われたが、まだレイシストは品格と理論がある。彼らはレイシズム的行動はするが、そこまで考えてない。自分が承認されたいためだけ。
在特会がやっているのは弱い者いじめ、右翼はそんなことはしない。大使館などには抗議したが、小学校などに行くなどは考えられない。拉致問題で日本が明確な被害者になったことから、彼らの活動の背景があると思う。
(1:42:10~)
森 達也氏(作家):これほど下劣で醜悪な行動を見たことがない。彼らは一人ひとりはおだやかだが、集団になるとああなる。集団化する課程で自分たちとは違う存在を排除しようとする。学校のいじめと同じ行動。
海外メディアなどは安倍政権になって右傾化、保守化と言われているが、ぼくは集団化と思っている。特に311以降、ぼくはオウム事件以降だと思っいてるが、繋がろうとか絆など…
(1:46:47~)
野村 旗守(はたる)氏:私の書いたものが彼らに影響を与えただろう。宝島から出ているタブー対戦の中で、現代コレア研究所の佐藤氏が言っている。引用して、タブーは差別を作る、だからタブーを作ってはいけない。タブーは特権をつくると私は表現した。
在日特権という言葉、在特会は何でもよかったんじゃないか。たまたま攻撃しやすく、目に見える人たちがいたから。在特会をこのまま放置していてはいけない。
(1:58:00~)
■ 宣言読み上げ(田城郁(かおる)議員)
(2:00:54~)
安田浩一氏:是非、集会をやったということで満足することなく、政治家の皆さんにも今後どう向き合っていくかを考えていただきたい。政治家でも彼らに繋がっている人もいる。
ここにいる人たちだけでも、すでに在特会のデモ隊より多い。一人ひとりが彼らに対し「あなた達のやっていることはかっこ悪い。許せない」と伝えて行くことで新大久保が変わっていく!!
安と申します。
私も、この集会に参加しようとしたが、
訳わからずに、参加を拒否されました。
1.事前申込み制であり、事前に申込みをしてなかったが、
前の人が、申込みをしてなくても通行証を貰い入ったので、
私も事前申込みをしてないと言ったら、
大丈夫と言われ、通行証を渡そうとした時、
いろんな集会でみてる人が合図をしたら、
渡そうとしてるのを止めたが、やり取りをし何とか通行証は手に入れることはできたが、
入れないようにと言い、結局手元にある
通行証も取り上げられて、、、
理由も説明してくれない、、、
排除 人種侮辱などを掲げながら、
差別するってどういうことでしょうか?
また外の公安達も合図をしてる人達も多く入ってる様子で、、、
一体、何が目的だったのか、
背後に何があったのか、
普通の一般人であり、反対者でもない、
私をなぜ異常に参加拒否をしたのか、、、
怪しいことばかりの院内集会だったのではないでしょうか?
集会、参加できなくて、お気の毒に思います。なぜ、入室拒否なのか満足な説明もなく御腹立ち、ごもっともに思います。
少し、政治的な意味合いのある集会だったので、何か手違いがあったのかもしれませんね。