のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

高めたい自給率?

2011年06月22日 00時23分03秒 | Weblog
民主党は、「脱原発」を公約に掲げていました。

政権交代が成ったということは、

「脱原発」につき

国民の信託があったと見做(みな)してもいいわけです。

しかし、そうはなりませんでした。

沖縄の米軍基地の県外移設問題がなし崩しで

潰えたように

こちらも反故(ほご)にされました。

それを考えると、

方針転換の

原動力となったはずの

現民主党執行部が許せないです。

原発推進も

沖縄の基地県外移設断念も

根底にある発想は同じに思えます。

棄民です。


東北大震災を契機として、

この流れが変わるでしょうか。

経団連以外の

経済連合会のトップは、全員電力会社出身です。

数の力というのがありますし、

おいそれとは身を引いてくれないでしょうね。

6月20日の夕刊に

平松邦夫市長が

「脱原発」を関電の社長、

八木誠氏に提案したとありました。

これに対し、八木社長は、

「日本のエネルギー自給率は4%のため、原子力は大切な電力」

と答えたと言います。

(プロ野球楽天の星野仙一監督を使ってやってる広告と

内容が同じやん!

ものを考えとらんぞ、このおっちゃん)

核燃料の自給率を無理に高めると

原子炉が制御不能になる――

という結果が待っているだけなのは、

福島の原発事故によってすでに立証済みです。

自給率だけが問題なら、

水力に限らず、

風力あり、太陽光ありなんです。

地熱もあります。

火力なら石炭を使う手もあります。

なぜそちらに向かわず、プルサーマルなんていう

見通しの立たない核放射性物質のリサイクルなのかについて

満足の行く説明になっていません。

また、自給率で思い出すのは、

食糧自給率です。

日本のGDPの内、

第一次産業(漁業や農業など)の割合は、

1%強です。

電力自給率と比べて

どうでしょう?

充分に小さいです。

その小さな、小さな規模の食糧自給率が

原発のため

壊滅的な打撃を受けています。

食糧生産を放棄した国は

先進国の中には一つも存在しません。

棄民の行き着く果ては、

子孫の窮乏です…

そこに思いが致らないのですね。

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