のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

衆議院議員、河野太郎氏へのインタビュー

2011年06月20日 06時32分17秒 | Weblog

前記事に続いて、

政治家のインタビュー記事を載せます。

ただ、紹介する僕の方で、文章が湧き出る状態になってしまい、

“丸写し”になっていません。

考え方そのものは、

きちんと再現しているつもりですので、ご勘弁下さい。



――今回の原子力災害とその対応について

政府の危機対応については

事故の収束を待って改めて検証しなければなりません。

ただ、現段階でも指摘しえることはあります。

一つは無計画停電です。

東京電力は、大企業など大口需要者と

「需給供給契約」という

取り決めをしてます。

東電も政府もそういう契約があることに触れず、

(さぁ、大変だ)

と言いつのり、

一般家庭を大口需要者と同列におき、

日頃安く電力を提供している

大口需要者のことは不問に付しました。

これは、明らかな不正です。

また、公式発表の信頼性を損ねる発言の多いこと、多いこと。

しかも口、四つありました。

第一は、東京電力。

第二は、原子力・保安院。

第三は、原子力安全委員会。

そして最後は、神様の口として、官房長官。

一番無口な原子力・保安院は、

神様の家庭教師を自任してました。

ならば、

(斑目さん、先生として、なんか一言!)

と思いながら、

神様の

たとえば、

「爆発がありました。

しかし、ただちに人体に影響はありません」

という警告につき合わせられました。

(なめとるな、こいつら)

と不遜にも神様を相手に思った人、結構多かったのでは。

しかし、何しろ、発言者が神様ですからね、

もとより詳細なデーターの公表もなければ、説明もなし。

「原発正面入り口は、400ミリシーベルトじゃ。恐れ入ったか、庶民ども!」

そうこうする内、

あるはずのモリタリングポストの数字さえ消えました。

電力会社が

悪びれもせず「電力が失われましたから」って言ってました。

大工が「金づちとのこぎりを質に入れたから」と言って、

仕事を休むに似てました。

――これまでの原子力政策をどう評価しますか

いくつかのレベルで問題があります。

表面的なこと言えば、

莫大な広告費で

メディアを黙らせてきたことです。

雨あられと現金をばらまいて

メディアは、

“頂戴、頂戴、お金頂戴や~”の大合唱で

何の検証機能も持ちえなくなってました。

何か言おうもんなら

「こいつですよ、デマ垂れ流してるの~」

と言われるのが落ちでした。

「笑いを取ろうとしとるんや、このオオカミ少年」

という見方をされた方も大勢いらっしゃったことでしょう。

地震・津波が来たとき、

原発施設に逃げ込むのが一番安全

だという考えが

半ば常識化してました。

それが第一の問題点です。

第二にはね、原子力の規制が本来の任務であるはずの保安院が

経産省下におかれていること。

それが、経産省の専横につながりました。

原子力由来のことは、

経産省の専決事項で

外の人間が触れられなくなってしまいました。

経産省の人間は東電に天下ります。

このことによって、経産省のボスは、東電か?

という事態となったと言っても

大袈裟ではありません。

少なくともボスは、

国民ではなかったでしょう。

ごく一部例外を除き、自民党は、原発利権にかぶりつき。

同じく、ごく一部の例外を除き、

民主党は、ご存じ電力会社の労働組合の票頼みで

議員と相成りましてございます。

原発推進者の方は、どちらさんも力関係で、

恐れ多くも清水次郎長一家、

じゃなかったら水戸黄門一行か

と言うほどの権勢を誇る、

原子力村のお公家さん達であらっしゃいます東京電力の、

皆々様に逆らえっこなかったですよね。

事故の想定はどうなるか――。

当然、お手盛りです。

(コストを下げた~い!)

というのが

何しろ原子力村を牛耳っているお公家さま達のご下命です。

安全第一などと言おうものなら、

金にはめっぽう弱いが

屁理屈言わせりゃ天下一品の東京大学の先生方が

群れをなして

“質問状”を送りつけてきます。

揚げ足取られた揚句、

原子力村のお公家さまへの貢物にされかねない。

(やってらんねぇよ)

と考えるのが人情ってもんです。

日本の原子力の柱である

核燃料サイクルなど

とっくの昔に破たんしてました。

庶民は何も知らないままに、

プルトニウムは増えているけれど、

使い道なし、です。

それでも、原子力利権を守るために

原子力村の住民が

見張ってます。

ものすごい形相をしてね。

その矛盾に満ちた構造が

今回の事故の後の拙劣さにつながったということなのでしょう。

――原子力利権の構造をどう変えるか

原発をどうするか、

次の選挙で一大争点になるでしょう。

そうなったとき、

自民党も利権にこだわれば、

一敗地に塗れるだけのことです。

――「原子力か停電か」について一言どうぞ

原子力に頼り続けられません。

では、どうするか。

合理的に考えて行くしかないですね。

まずは、省エネ。

次に、代替エネルギーの発電の負担割合を増やす。

そのために、発電と送電網の分離をし、

電力会社の地域独占止めさせます。

そこまで行けば、自然エネルギーは低リスクなんでね、

金融機関も積極的に融資するでしょう。

再生可能エネルギーは、

地域経済を潤すという意味でも効果的です。



<補足>

この記事での河野太郎氏の

発言のまとめは、

本人の真意には即してないかもしれません。

実は、この記事を書いた前日、

ツイッタ―上で

彼のフォローしたところ、

何と即日、フォロー返しがありました。

有名人にフォローされたのが嬉しく、

この記事は、

本人に成り切ったつもりで

一気に書き上げました。

その直後、フォローの取り消しをされました。

この記事が

お気に召さなかったからでしょう。

というわけで、

僕がまとめた通りには

彼が考えていない

と理解するのが正しかろうと思います。

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