典拠:日経平均プロフィル・リンク
「ソニー(実質的には赤字)」(2013年08月01日)
として
ソニーの決算内容が
「NEVADAブログ」に紹介されていました。
☆ 記事URL:http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4508884.html
部門別の損益は、
次の通りです。
<IP&S>
売上 1736億円(前年同期 1938億円 -10.4%)
営業利益 81億円(同 126億円 -36%)
<ゲーム>
売上 1179億円(前年同期 1180億円 ±0)
*前期の為替では15%減収
営業利益 赤字148億円(同 赤字 35億円)
<モバイル>
売上 3890億円(前年同期 2856億円+36%)
営業利益 59億円(同 赤字 281億円)
*戻し入れ益70億円計上>>事実上は赤字
<ホームエンタテイメント>
売上 2752億円(前年同期 2518億円 +9.3%)
*前期の為替では9%減収
営業利益 34億円(同 赤字 100億円)
<デバイス>
売上 1962億円(前年同期 2173億円 -9.7%)
*前期の為替では25%減収
営業利益 108億円 (同159億円 -32%)
<金融>
売上 2527億円(前年同期 1945億円 +29.9%)
営業利益 460億円(同 276億円 +66.6%)
<映画>
売上 1589億円(前年同期 1534億円 +3.6%)
*前期の為替では16%減収
営業利益 37億円(同 赤字 49億円)
*特別利益 103億円計上>>事実上の赤字
<音楽>
売上 1120億円(前年同期 988億円 +13.3%)
*前期の為替では1%減収
営業利益 108億円(同 73億円 +48.1%)
<検討>
「NEVADAブログ」の管理人さんは、
まず、事実関係として
ソニーの収益が
悪化していることを
述べられます。
特別利益として計上された額は、
173億円。
営業利益と差し引き計算して
34億円の利益となっております。
これら特別利益を計上しない場合は、
139億円の赤字です。
更に為替差益を計上しなければ、
1,000億円以上の赤字になっていました。
しかし、それでも株価は、
上がっていたということです。
すなわち、
これぞバブルそのもの、
なんですな。
しかし、日経は、
経済の表層をなぞるように
最終黒字が
34億円(前年同月246億円の赤字)とだけ報じているようです。
また、高級車、宝飾品など
高額商品の売り上げが好調とのみ伝えて
消費税アップ前の
“駆け込み需要”と言っていい面を隠してます。
消費税が
アップすれば、
間違いなく消費が冷え込みます。
しかし、財政出動しようにも
国の債務が
1000兆円に
膨らんでしまったいて、
難しいです
(8月2日付、日刊ゲンダイ記事「アベノミクスはどうなっているのか」所収、
埼玉大教授、相沢幸悦氏・談参照)。
これ以上、金融緩和すれば、
日本が
米国のリスクまで
背負うことになります。
そうなって、
日本経済は耐えうるのか――。
それこそ長期金利が
跳ね上がり、
国債暴落の覚悟を
しなければならなくなります。
一方、
米国の緩和縮小で
投機マネーが
中国市場から撤退する事態をも
想定しておかなければならないのです。
その上、
チャイナリスクが
いつ現実化すしても可笑しくない、
つまり、
中国金融市場の闇が抱える
――中国の社債が紙くずになる――混乱も
囁かれています。
その闇の部分を足し合わせると、
数百兆円にものぼるとも言われております。
これが表面化する可能性が
あるのですね。
金融専門家は、
そこを見て、
世界中の金の流れが
アジアから引き揚げられる方向に向かっています。
実際、一旦、資金が移動し出すや、
市場の振幅が
目に見えて激しくなるでしょう
(NEVADAブログ「中国の闇」参照)。
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