のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

マジックワード「イスラム国寄り」

2015年02月05日 21時58分20秒 | イスラム国
下は、

宋 文洲‏@sohbunshu さんのツイートだ。

――国民が選んだ公党が「イスラム国より」?! 異見者を「売国」、「反日」と呼ぶネトウヨと同じレベルだ。〔7:05 - 2015年2月5日 〕 ――

正直、

意味がよく分からなかった。

そのため

添付の画像を見つめる羽目になった。



記事内容で、

共産党の小池議員の質疑に対して

レッテル貼りの意図をもって

造語されたものであることは了解できた。

しかし、どこの新聞社だ、

この無分別な記事を書いたのは!

と徐々に思う。

怒りを通り越して呆れてしまう。

人質の日本人2人が

殺害されたのだ。

その責任に政府の責任がないというのだろうか。

言うんだろうな。

これは、

自己責任論の延長なんだろうな。

初めは、

人質になった自己責任。

次には、

人質悪人論をぶち上げる。

その結果、

湯川さんの父親が詫びた。

殺された後藤さんの実母も

申し訳なさそうに

謝辞を述べた。

その悪人論が飛び火したかに見える

「イスラム国寄り」論。

こんな議論が

公然となされたら

政府の対応を検証することなど

不可能だ。

それで、

目を凝らして、目を凝らして

新聞社名を読んだ。

産経新聞か?

夢を見てるようで信じられない。

産経新聞は、

日本の新聞社ではなかったのか。

まるで

それこそ「イスラム国」を

悪魔国

とでも理解しないといけないかのような

論調だ。

しかし、その理解を

最も喜ぶのは

当の「イスラム国」だ。

そんなことも分からんで記者のつもりでいるんだろうか、

それが不思議だった。

テロの恐怖をばらまくために

手の込んだ

動画を配信しているのが

見抜けないのか――。

国民の命を危険にさらすのは

為政者として

恥ずべきだ。

まだ、人質が存命のとき、

ヨルダンで

現地対策本部長をしていた

中山泰秀外務副大臣を日本に戻せ!

という意見が出たそうだ

(下記〔資料〕参照)。

現地情報が日本の新聞に次々と載ったからだ。

漏らした人間は、

それによって人質が殺されるかもという

危惧を何ら持っていなかったろう。

イスラエルと懇意にしていた人間なら

やりかねない暴挙だ。

それ故にでてきた要請が

「中山副大臣を戻せ!」

だったのだろう。

もし、安倍某に人質の命を守る

ということに

一抹の使命感でもあれば、

中山副大臣を

ヨルダンでの人質本部長などの地位に

就けるべきではなかった。

もっと言えば、

「イスラム国」にパイプのあるトルコでなく、

ヨルダンに

人質の対策本部など置くべきではなかったのだ。

しかし、不適切な指揮をした以前に、

総理大臣、安倍某の犯したもっと大きな責任がある。

すなわち、

「イスラム国を挑発した」という

軽はずみは、

「国家に対する罪」をもって論ずべきほどだ。

然るに、安倍某は、

自身の挑発行為を「批判」という言葉に置き換え、

正当化を図っている。

これらは、

新聞記者等、

いやしくも文章を書くことで生計を立てている

人間にとって、

許すべからざる欺瞞だろう。

分らないのだろうか。

今日読んだ

water me‏@water4flower9 さんのツイート

――@sohbunshu どこの新聞?と思って画像をフルにしてみたら、やはりの産経でした。〔19:18 - 2015年2月5日 〕――

に思わず笑ってしまった。

ここにも、僕と同じ感性の人がいる、と。

新聞記者として

この呆れ返りの気持ちが分らないのであれば、

国民とともにいないジャーナリストだからだろう。

国民の命などどうでもいい

という発想こそ

「イスラム国寄り」の、

テロリスト独特の思考形式なのだ。

もうジャーナリストを辞すべきレベルの迷妄と言ってよい。



〔資料〕

「後藤さんを悪者扱いはお門違い ノー天気人質救出チームの罪」

   日刊ゲンダイ(2月6日付〈5日発行〉)斉藤貴男氏・文「2極化・格差社会の真相」


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