「アメリカAOLエナジー 」(12月17日)
にあった記事を紹介します。
「かつての原発のパイオニア、
原子力発電から撤退、風力発電のパイオニアに転身」
ブログ「星の金貨プロジェクト」
の管理人さんが
翻訳されたものです。
次のようなくだりに驚きました。
――全米風力発電協会によれば、この5年間でアメリカ国内の風力発電容量は35%以上増加しました。これはわずかの差で天然ガスに次ぐものであり、原子力発電と火力発電を合わせた数字より大きくなっています――。
不等号の式を使えば、
天然ガス>風力(35%)>(原発+火力)
日本だと、
「火力を原発の代替エネルギー源」
として捉える理解が
一般的です。
まるで、その他の発電方法がないかのごとくです。
しかし、アメリカにあっては、
火力と原発稼働で得られる電力を
合算させても
風力に及ばないのです。
すなわち、風力は、可能性が開けているのです。
そのため、かの国にあって、
受け持ち範囲が
全発電量の3割以上を占め
日本でいう
原発そのものです。
しかもその上、おまけがあります。
2013年に重要な条件である、
風力発電に関する生産税控除が
期限切れを迎えるのです。
それがため
「風力発電業界の中では、
もはや補助金から脱却し、自律的にこの産業を発展させることが
喫緊の課題である
という合意形成がなされつつある」そうな(GE社の風力発電部門の事業構想責任者で、
マーケッティング責任者を兼任する、マーク・ガイエッテ氏)。
すごいでしょ?
アメリカ、中国の風力発電量は、
それぞれ50ギガワットを突破しています。
ヨーロッパの風力発電容量は、
100ギガワットを突破しました。
ヨーロッパと比べると、
発電量こそ、
半分ですけど、
37,000人分の雇用を支える
巨大産業となっております(上掲記事参照)。
日本は、
未だ実験段階です。
アメリカにあっては、
風力こそ本腰を入れるべき発電施設なのです。
「石油などの化石燃料の価格が
始終乱高下しているのに比較しても、
風力発電の価格の低値での安定性が際立っている」
とガイエッテ氏は、
述べられておられるようです。
中国が
アメリカにとって
最大のライバルになりつつあるということです。
アメリカは、日本に開発に乗り出されたくないでしょうね。
2013年には国家補助なしに
風力発電事業が成り立つか否かの
瀬戸際だからです。
それに比べて、
我が日本は、
いつまで経っても
チーチーパッパの
原子力にしがみついて
自立するという発想がありません。
おんぶに抱っこ、
税金頼りの
施設経営をいつまでも
して行くつもりです。
事故処理に当たっても、
東京都知事になった猪瀬直樹氏が
徴兵制を採用すれば
作業員不足の問題はクリアーできる
という風に受け取れる
発言をしてました。
確かに、小泉流の構造改革を
推進すれば、
格差が広がり
大量に
仕事にあぶれる人間ができる
というのは、実証済みです。
だからこそ、
安部晋三氏も
デフレ脱却と口にしながら
この経済の停滞を作り出した戦犯である
竹中平蔵氏を
チームに引き入れたのでしょう。
こんな言葉、
手垢まみれにしたくないですが、
ほんと、茶番です。
原発現場で死ぬ選択肢しかない貧乏人が
大量に生まれたら、
既得権益層は貴族然として
作業を見守っておればよいわけです。
今までのように
作業員の使い捨てが
可能になる・・・
というような
夢を見てるんじゃないでしょうか。
しかし、東電の後処理を
命ぜられるがまま引き受ける大人しい作業員が
大勢産み出される以前に
アメリカによる
内政干渉の結果、
混乱のまま、
国が滅ぼされてしまうでしょう。
だって、
いくら愚かな国民でも
安部晋三ごとき、
苦しくなったら政権丸投げ男に
「明日、目出度くフクイチ勤務に決定しました」
などと、あの顔で、ニヤニヤしながら言われたら、
日本で“右派”を自称する者は、
ただの売国奴だということ、
さすが、それこそ
骨身に染みて分かるはずです。
ただ、そのときは、
すべてが遅いわけです。
不満をぶちまけたら
力で押さえつけられるでしょう。
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