のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

原発の補助交付金は、当たり前じゃない

2013年01月03日 14時34分37秒 | Weblog

原発を日本が

取り入れたとき、

アメリカの原発経営者が

「日本は、上得意だった」

と評してました。

原発プラントの導入・建設の際、

契約を取り結びますが、

追加費用について

拒絶することがなかったからです。

僕は、それを単に

技術力が未熟なせいと思ってました。

もちろん、それもあるでしょうけど、

そうとばっかりは

言えないかも、です。

フィンランドとフランスで建設中のEPR原子炉は、

すでに予算が倍にまで膨らんだと言います。

しかも完成日時が

大幅にずれ込んでいるとのことです。

工事が遅れたら、

申し訳なく思ってくれそうですが、

原発の建設会社は、

遅れた分、それについての費用を請求するそうです。

知れば知るほど、

雲助のイメージです。

江戸時代、交通手段は、駕籠でした。

峠の中ほどに差し掛かったら、

「疲れた」とか言って休憩します。

急(せ)かすと

追加料金を請求されということでした。

酷い駕籠かきに引っかかると、

身ぐるみをはがれるという話を思い出しました。

原子炉を建設する人間は、

それと似たところがあるようです。

まず、建設費について

追加で徴収されたコストが

隠されているようです。

それも含めて考えると、決して安くはない…

ということです。

覚えておきましょう。

その他、原子力発電所の隠されたコスト

には、 廃棄物処理にかかる費用があります。

金額的に巨大であり、最終的には国民の方にのしかかってきます。

これほど金がかかるものならば、

その予算を

再生可能エネルギーの技術開発に回す方が

はるかに理にかなっているのじゃないでしょうか。

(星の金貨プロジェクト記事

「ザ・ガーディアン/ 原子力発電は廃止しなければならない、その理由[後編]」参照 ・ リンク)。

ストレス・テスト

を実施して安全を見せかけていますが、

必ず起きるはずの

インフラの劣化などの重要な要因は、

検査対象に含まれていません。

したがって、原子力発電所の

完全なリスク評価と呼べるものではありません。

つまり、このテストは、一種の

原発PR事業です。

今までは、

「それでもし、事故が起こったら」

という想定をしてませんでした。

その上で維持費をかからないものとして

計上し、

後でぼったくるパターンだったようです。

廃炉するにも、

もちろん、費用はかかりますが、

それでも、

維持管理するより遥かに安い

とのことです。

また、それより

何より原発を稼働すれば、

現代の科学では

処分に道筋が見えない

高濃度度の放射性廃棄物が

日々、新たに生み出される

脅威に

向き合わされ続けます。

 

 

 

 

 


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