のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

震災がれきの汚染度を空間線量計で測る細野大臣(03/18/2012)

2012年03月23日 11時25分39秒 | Weblog
動画、紹介します。

下の文字列をクリックして下さい。

高名な政治家のおバカ映像です。

その内、削除されてしまう可能性が大なので、

興味があるなら、

早い目に見ておいて下さい。

Government's Street Campaign for Wide-Area Debris Disposal in Kawasaki City


この、たわけた野蛮人、

細野豪志という大臣主演の

動画が世界を駆け巡っていると言います。

国辱ものです。

さる著名政治家の

お酒に飲まれた映像が流出したときも

恥ずかしかったですけど、

こちらも、なかなかのもんです。

というか、

こちらの方が

「日本人には学習能力がない」

とする理解の一つの

根拠にされる惧れがあります。

しかも映像を伝えるyou-tubeの性質上、

世界の人から

そう思われる可能性があります。

未だにこんなことも分かってなかったのかという

無知ぶりが悲惨で、

僕でさえ、これが日本の選良かと、

わが目を疑い、

もんどりうってしまいました。

しかも馬鹿もんは、細野剛志一人じゃないんです。

細野剛志大臣の他、

川崎市長、

黒岩神奈川県知事やらが

その他大勢として映ってますわ。

「お前ら、なんや」

上にいる者がアホ丸出しで、

よくぞここまで何も分かってなくて

“がれき拡散”

の是非を論じたな、

と、感心します。

ひたすら呆気にとられます。

細野氏は、昨年4月頃、

僕のブログを

ご自分のサイトで紹介してくれていました。

すっかり気分をよくし、

この人の印象は

大変に良かったです。

しかし、

そのような好印象を持ったこと、

今は恥じています。

細野大臣がしたパフォーマンスは、

これからの歴史の中で、

子孫たちが涙ながらに見る経済発展、

経済優先のなかで

見失ったものに考えをめぐらす

反面教師的な演出です。

違うでしょうか。

選良と称される人たちに

政治は任せられないと

実感させる

生きた教材に思えてなりません。

斑目氏か誰か

御用学者でいいわ、放射能の専門家がいずれ

「それは違うで、あんた」

とご注進するでしょう。

一刻も早く、

誰か教えてやってくれ~~~~

と、身も細る思いで

この動画、見ました。

それにしても、ですな――。

ほんとに分かっていないのですかな。

本気のパフォーマンスなら、

哀れさも感じますんで、

さわりの部分、

解説しておいてあげます。

わからん所があれば、

後で御用学者にでも質問して、

疑問点を質すようにしてください。

さて、では自分なりに、

理解が及ぶ限りで解説します。

問題の映像、

何が問題か分かります?

細野剛志氏が

空間線量計(ガイガーカウンター)を持ち出して、

震災がれきの線量を測っていますね。

それが可笑しいんです!!

空間線量計は、

読んで字のごとく、

空間を飛び交う放射線の量を測定します。

測れるのは、

ほとんどガンマ―線の量です。

アルファ―線及びベータ―線は、

飛距離が短く、

しかも透過力が小さいという特徴があり、

材木等、がれきを構成する物質に

遮蔽され

捕捉できません

(「三種の放射線と誤解を招きやすい事柄」参照)。


原子炉のような核施設が

爆発したとき、

どの範囲の人が

何時、避難すべきかが問われます。

そのときは、

空間線量がどれほどあるかが

避難の判断の際の

ファクターとして重要です。

なぜって、

空間線量は、

飛んでくる矢にも譬えられます。

一本、二本と

命中する矢の増えるにしたがって、

人体が被る被害は、

当然ながら増大します。

退避にあたって、大切なのは、

危険な本数の見極めです。

これに対し、

環境への

放射性物質の拡散の結果は、

ベクレルを単位にして

示されます。

表示される量は、

1秒間に崩壊する原子核の個数です。

すなわち、汚染の度合いを問題にするときは、

1秒間にどれだけの放射線が

生まれ出るかによって決定しますので、

飛距離は、

そもそも考慮すべきでない事柄です。

飛距離が影響する

空間線量との相違は、

お金の数え方の違いに譬えられば

分かりやすいです

「ウィキぺディア」参照)。

ベクレルは、

放出される放射能の量を示す単位です。

お金に譬えるなら、

「貨幣の個体数量」を数えるに似てます。

たとえば、一円玉3個、

五円玉が2個、

十円玉が8個、

百円玉が4個という具合です。

硬貨の個数総数は、

3+2+8+4を計算すればよろしいね。

17個です。

放射能による汚染の度合いとは、つまり、放射線のちらばり具合いでしょ?

言うならば、散らばる放射線の個数ですから、

1秒間に原子核が17個壊れ

放射線が出ているなら、

その状態を指して

17ベクレルと呼び、汚染の度合いとします。


これに対して、後者は、

人体という放射線受容器に影響を及ぼす

放射線の、言うなれば、重量的な刺激度合いです。

こちらは、

放射線の強さに関連してます。

個数ではないんですな。

お金に譬えれば、

「合計金額」を数えるに似てます。

もし、1円を1マイクロシーベルトとすれば、

上の放射性濃度が測定された

当該物質の

空間線量(もし、すべての放射線が捕捉し切れるとした場合)は、

493マイクロシーベルトです。

もちろん、実際は、この通りに計測されませんが、

ここではあくまで、計測し得ると考えて説明します。

「1×3+5×2+10×8+100×4」

という計算式によって値が得られます。

シーベルト値は、お金の数え方で言うなら、

合計金額にあたる数値です。

つまり、493円に対応してるわけですね。


内部被ばくが脅威である

理由の一つとして、

体内に取り入れられて

初めて

放射性物質が威力を発揮する点を挙げ得るでしょう。

我々は、目に見える症状を通して、

辛うじて

放射能の力を推認できるわけです。

ベクレルとは、

放射性物質を構成する

原子核が1秒間に崩壊して

放射線を出す個数と

明確に定義しえたとしても、

放たれる放射線自身は目に見えないんですな・・・

そして、それは、

ガイガーカウンターを使えば、

測定できる

という代物ではないんです。

測定のためには、

別の仕組みを持つ道具が必要ということです。




もう事故から、1年経ってます。

事故以降、ブログ記事で

「ベクレルとシーベルト」

と題して記事を書きました。

まだこの記事を

執筆した段階では

理解が不十分だったのでしょうね、

説明が

混乱している個所もあり、

分かりにくいかなと、実は、危惧してました。

しかし、書き直すには

時期を逸しているかなと判断して、

ほっぽり出していました。

持ち前の怠慢さも

影響していたでしょう。

ただ、僕の場合は、

民間人です。

それを思うと、細野氏の場合は、

原子力行政担当大臣の立場にあるにもかかわらず、

放射能を知らな過ぎではないですか。

もちろん、この先生ですら、

この程度と言えなくはないです。

突然、矛先を変えますが、

石原慎太郎殿におかれましては、

どうでしょう???

収入からすれば、

ガイガーカウンターぐらい安いはずです。

多分、購入なさっておいででしょうが

まさかそれで

食料の放射能汚染の有無を調べてないでしょうね。

家人に放射線障害が出た後、

ガイガーカウンターが

「うるさく鳴らなかったので、安心していた!」

と、喚くのだけはやめて下さいよ。

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