のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

日中貿易から見るTPP参加

2013年03月09日 19時10分29秒 | Weblog

にゃんとま~@nyantomah さんが

ぼやいておられました。

「要するに日中貿易が2割も減って、

そのぶん中国と米国の貿易が15%も増えたワケだよネ」(リンク)と。

早速、確認。

下記資料の青字部分です。

[2月単月の貿易額]

中国vs日本・・・・約20.4%減少(199億3,564万米ドル)。

中国vsEU・・・・3.2%増(822億7,270万米ドル)、

   vs米国・・・・14.8%増(757億7,968万米ドル)、

   vs香港・・・・58.7%増(597億386万米ドル)、

   vsASEAN・・・・22%増(632億4,261万米ドル)、

   vs韓国・・・・4.7%増(404億5,399万米ドル)、

   vs台湾・・・・36.4%増(290億5,174万米ドル)、

   vs豪・・・・3.7%増(186億4,997万米ドル

※ 中国の貿易黒字額は、152億5,099万米ドルです。

貿易額の大小と割合の変化を考えると、

中国にとって、

日本との取引の比重は、

台湾に近いようです

(1%の変化で、

何億米㌦の増減があるか考えてみてください)。

EUとの貿易額が

高いのに驚きました。

安倍みたく

“中国封じ込め”

と言って、

世界から相手にされなくなるのは

日本ではないでしょうか。

数字から見て、

納得できませんか。

口先だけの

すっとこどっこいを信用して、

「TPPまっしぐら」という作戦は、

今、最もしてはいけないことでしょう。

外国の経済人を動かすのは

お金の流れです。

安倍某の言ってることに

その裏打ちが

ありません。

韓国FTAで

アメリカとの関係が密接なはずなのに、

わずか貿易額が4.7%増すだけで

金額にして

404億5,399万米ドルも増加します。

アメリカがテコ入れしているだろう

韓国企業のこのような

在り方からして、

中国との衝突を避けたい

アメリカ(グローバル企業)の気持ちが

推察できます!!

すなわち、アメリカにとって、

中国は

大事な顧客です。

敵対したいはずがないのです。

日米同盟のゆえに

アメリカが

日本を助けてくれそうに思うのは

妄想です。

もしくは、刷り込み。

暗示のパワーと言うべきものです。

 

■資料

「日中貿易、1~2月は8.2%減」

   中国会社四季報(中国2013年3月9日)

☆ 記事URL:http://news.nna.jp/free/news/20130311cny001A.html

税関総署は8日、1~2月の日中間貿易総額が昨年同期比8.2%減の449億9,279万米ドル(約4兆3,000億円)となったと発表した。1月の日中貿易は今年と昨年で春節(旧正月)休暇時期がずれていた影響で8カ月ぶりにプラスに転じたが、2月は再びマイナスとなった。

1~2月の日本への輸出は0.2%増の227億1,625万米ドル、日本からの輸入は15.5%減の222億7,654万米ドル。2月単月の日中貿易額は199億3,564万米ドルで、前月から約20.4%減少した。

1~2月の中国全体の貿易額は14.2%増の6,093億1,015万米ドル。このうち輸出は23.6%増の3,267億3,070万米ドル、輸入は5%増の2,825億7,946万米ドル。同期は441億5,124万米ドルの貿易黒字となった。

1~2月の国・地域別の貿易額では◇欧州連合(EU):3.2%増の822億7,270万米ドル◇米国:14.8%増の757億7,968万米ドル◇香港:58.7%増の597億386万米ドル◇東南アジア諸国連合(ASEAN):22%増の632億4,261万米ドル◇韓国:4.7%増の404億5,399万米ドル◇台湾:36.4%増の290億5,174万米ドル◇オーストラリア:3.7%増の186億4,997万米ドル――などだった。

主要貿易相手では日本だけが前年割れとなり、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる関係悪化で経済が冷え込んだ影響が続いているとみられる。

中国の2月の貿易額は昨年同月比1%増の2,634億8,701万米ドルとなった。前月比では23.5%減。このうち輸出は21.8%増の1,393億6,900万米ドル、輸入は15.2%減の1,241億1,801万米ドルで、貿易黒字は152億5,099万米ドルだった


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