のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

気になるペット・ボトルのお茶の特徴

2012年05月18日 14時07分09秒 | Weblog
ペット・ボトルのお茶って、僕は滅多に飲みません。

しかし、法事など、

格式ばった来客があるときなど

重宝します。

お客さんを前にして

席を外せないということもありますし、

市販するだけあって、

まぁ旨いです。

見た目もよろしいです。

ところで、ペット・ボトルをたくさん買う機会が増えて

目につくことがいくつか

あります。

まず、ペットボトル入りの緑茶は、

振ると泡立ちます(特徴、その1)。

あれがどうも気になります。

なぜなんでしょう。

Why?

次に、日にちが経過しても、

沈殿物がなく、やたらと透明です

(特徴、その2)。

どうして?

普通に煎った緑茶とでは、

明らかに見た目が違うのです。

それで、

原材料を参照しますと

『緑茶、ビタミンC』となっていて、

特別に添加物など入ってなさそうです(特徴、その3)。

それどころか、

ビタミンCまで入っていて、何だかお得な気分にさえなります。

しかし、ミステリーで

一番犯人でなさそうな人が

犯人だったよ~ん、

みんな、驚いたぁ~?

(アハッ、 )

となる

結末が多かったりしますよね。

あれから考えると、

このビタミンCの添加!

何だか、いけないものの代表格ではないか?

という気がしますよね。

本当のところは、どうなんでしょう。

その1ないし3の特徴に即し、

以下において順次、分析を試みます。


【分析】

(1)緑茶の泡立ちについて

抹茶をたてる時にシャカシャカとかき回すと

「ぷくぷく」と小さな泡がたちますよね。

原理的には、

あれとペットボトルのお茶が泡立つ理由は

同じらしいですね。

これについては、

サポニンという苦味成分の影響とのことです

「水のある生活」参照)。

このサポニンは、

大豆など、

多くの植物に含まれている物質群です。

一番の特徴は

「界面活性剤」

としての性質を持っていることです。

この特徴を活かして

「石けん」として

用いられているのもあるとか言います。

如何でしょうか?

お茶の泡は、

サボニンが原因だったんですね。

サボニンは

体に害のあるものではありませんので

ひとまずは安心です。


(2)緑茶の透明性について

(3)で説明する、

アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)を配合するのは、

通常、酸化防止剤としての役割を

求めた上でのことです。

透明なのは、

期せずして混入してある、そのビタミンCの

効能の結果なのでしょうか。

それとも、

生茶葉からの抽出という製法によるのでしょうか。

両方の理由が考えられます。

もちろん、それ以外に理由があるのかも知れません。

調べたのですけど、

それに触れた資料がなく、

不明です。

知っておられる方がいらっしゃれば、

教えて下さい。


(3)ビタミンCの調合について

普通、私たちが煎れる緑茶というのは、

乾燥茶葉の状態です。

これに対し、

工場で大規模に作られるものは、

生葉からの加工の段階で、

より沢山の成分が抽出されるように

複雑な加工工程を経ています。

少し前までは、

アミノ酸のオンパレードで味を調えて

緑茶が売られてました。

しかし、最近では、

ビタミンCだけが添加されている緑茶が大半となっています。

何故、ビタミンCを添加するのでしょうか?

緑茶の旨味成分

カテキンの安定化のためだそうですよ。

食品衛生法では、

120℃で4分以上加熱殺菌をしなければいけないことになっています。

緑茶の旨味の主成分であるカテキンは、

PH(酸化の度合いを示す単位、「ペーはー」と読む)によって

その安定度が異なり、

特に、中性に近い状態では、

100℃以上に加熱すると

あっという間に分解してしまうので、

メーカーとしてはこれは何としてでも避けなければなりません。

そこで、

アスコルビン酸と

アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)を加えて

PHを4.6余りに低下させて、高熱滅菌処理を行います。

そうすることで

失われるカテキンは全体の数%で済むようになるそうです。

これらの点に関して、

「『ニセモノ食品』つくり最前線」(別冊宝島)

参考になるようです

「自然の摂理から環境を考える」参照)。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿