のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

暴力団の支持政党

2012年11月19日 17時56分58秒 | Weblog
新聞を読んでると、

最近、

「政党支持率の推移」といった記事を多く見かけます。

しかし、この報道には、

次のような盲点があります。

つまり、アンケート対象になる人は、

自宅の固定電話が

主な通信手段である人だという点です。

また、一方、日本国内で

静かに進行している動きがあります。

アラブの変革を支えた“ジャスミン革命”に匹敵するような

ネット情報に基づく双方向的な人のつながりが

見落とされています。

五大新聞は、

そういう動きに関心を払っていないです。

しかし、変化の糸口は、

暴力団と呼ばれる人たちの

考え方の

変更にも見られます。

たとえば、

09年7月、

山口組や稲川会、工藤会に

一斉に

民主党を支持せよという

指令が降りました

(12年11月20付日刊ゲンダイ「溝口敦の斬り込み時評」参照)。

それまでは、

暴力団はすべて自民党支持者と相場が

決まっていました。

そこが崩れたのです。

崩れた理由は、

「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」

(組織犯罪処罰法)の6条2で決められる

共謀罪の新設と

関係していると言われます。

民主党は、

当時、この犯罪の新設に反対してました。

だから支持したんでしょう。

今回はどういう動き方をするでしょう。

昨年、3・11から何か月ぐらい経った頃、

一つの記事に目が留まりました。

広域暴力団が一堂に会して

ある事柄を決議した

ということでした。

中身を見て

びっくりですよ。

「我々は、組織として

原発に反対するのものである」

という声明を発したらしいのです。

もちろん、

「在日特権を許さない市民の会」という、

チンピラ組織は

今でも原発推進派であろうかと思います。

ただ、暴力に関しては、

間違いなくこちらが「上」と思われる

本物の暴力団の方は、

原発を支援する

スタンスを捨てたことは、

覚えておいて損はないでしょう。

なぜ捨てたのか――。

思うに、

被災直後の

彼らの支援活動が

影響しているんじゃないでしょうか。

覚えている人は

覚えてらっしゃるでしょう。

津波が押し寄せ、

テレビ画面は、

その生き地獄の様を報じました。

道路が分断され、

何時原子炉が

爆発するかわからない状況下で

真っ先に

福島の人たちの

救援に駆け付けたのは、

暴力団でした

(「光る“マフィア”(ヤクザのこと)の被災地支援」/ リンク)。

外国のジャーナリストが

早速、日本には、

「中国の黒龍会に匹敵するような

闇の組織がある!」

と大々的に報じ、

国家が、ここ一番の危機に直面したとき、

このような

日本を背負う闇の組織が出てくるんだと

驚異の目をもって性界中に

伝えられました。

日本国内では

マル秘情報でした。

マスコミが伝えたのは、

表面的な

「日本人は我慢強くルールを守る」

という美徳だけでした。

暴力団の活躍は、

触れられなかったです。

彼らは、

放射能が溢れ返ったところで、

マスクもせず、

タバコをぷかぷかふかしながら

黙々と収束作業に

従事していたそうです。

作業員の証言も残ってます。

こんなことで、

多分、嘘つかないでしょう。

事実と思われます。

作業員の賃金ピンハネの問題がありますので、

暴力団を無条件で賛美できません。

しかし、社会の裏側に住む人間でなければ、

現場に急行できなかった

現代国家の脆弱性も

忘れてはいけないでしょう。

「放射能みたいなもん、

何が怖いんじゃ。

あれは、

吸って元気になんねん。

東大の中川准教授も言うてるど。

ホルミシス効果っちゅうのがあるねん、

知らんのか」

といった具合いで

勇猛果敢に作業にあたった暴力団員が

組事務所に戻ってから

「あきまへんわ、親分。

やっぱ、あそこ行ったら死にまんな。

電気代、かからん言うてもな、

『事務所に一個、ミニ原発』てな考えは、

止めた方がよろしおま。

事故ったらシャレにならんですわ」

とでも言い残して

亡くなられた方が大勢いるのでしょう。

暴力団でさえ、

“脱・原発”

を訴えています。

それほど、原発って非人間的なんです。

今回の選挙で

喉元過ぎれば、熱さ忘れるような結果にならないよう

祈っております。

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