のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

小出裕章さんの反原発教室「優しく生きることと原子力」

2012年04月25日 10時48分02秒 | Weblog
小出裕章さんの反原発教室「優しく生きることと原子力」



最後の質疑応答の場面で

小出さんの口から

「私たはもう、広島型原爆120万発分の

放射性廃棄物を作ってしまった」

という言葉が出ました。

管理が出来る、

出来ないかを問うている場合では

既にないわけですね。

管理して行かねばならない事態に今、

否応なく

僕たちが直面しているのが

よく納得できました。

「優しさ」より「厳しさ」を

この方から

教えられた気がします。

「優しさ」は、

むしろ、食事制限につき

「60禁、50禁、40禁・・・」を提唱され、

「トータルに子どもを守りたい」と主張される

小出さんに

「(その説に)異論はありますか?」

と尋ね、

悲しそうな口調で、

意見が

「これか、あれか」の選択において、

一緒か否かという“二分法”によって

ともすれば敵対させられる、

可能性ないし現実に

触れられた落合恵子さんの

鋭敏な感受性の内に、

感じました

(ビデオタイム、1:47以降)。

二分法を克服できるか否かは、

私たち、

原発に反対する者が

大人としての成熟度にかかっている

試金石です。

僕は、

「これか、あれか」でなく、

総合的に

「これも、あれも」掴み取る立ち位置を選ぶべきなんだと

思いました。

優しさって、ポジティブな方向に

とても強欲なんですね。

自分のことで手一杯、

しかし、他の人のことも考えて

行動したら

そちらの方もできちゃったみたいな・・・

そういう人間関係の不可思議を、

今でも、あると信じたがっている自分に

思い至る

講演会でした。

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