のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

無口な官僚の皆さんに盾つく方法は、これっきゃない。

2013年09月28日 21時15分59秒 | Weblog
福島みずほさんが

特定秘密保護法案につき、

決まって言う

定型的な

キャッチフレーズがあります。

すなわち、同法案は、

「何が秘密か、それは秘密です」

だということ。

一度は、

聞かれたことあるのではないでしょうか。

この論点の指摘、

的確です。

国防的なものに関しては、

秘密にしておかないと困ることって、

あるでしょうね。

そこは、

否定するつもりはないです。

要は、

「国防」と言えば、

秘密の錦の御旗になるか否かです。

「国防」と言いながら

「国防」と反対のモノが守られる、

あるいは、建前は

「国防」でも

「国防」とは無関係な公務員の

“人権侵害”

“違法行為”

の一々が秘密とされることで

生じる不利益が

隠されているときもあるでしょう。

たとえば、

「被災地のじじぃとばばぁなんて助けるな」

などと、

匿名をいいことにして

復興の妨害をする

コメントを

ブログに書き連ねていた

無口な官僚の身元が

最近割れました。

もし、秘密保護法案が

法律として成立したとすれば、

人物の特定をすることが

難しくなるでしょう。

悪態をついていたブログ主情報が

特定秘密でない保障がどこにもないからです。

万が一、

特定秘密だとすれば、

「秘密へのアクセス」として、

懲役10年です。

暴露は

期待できなくなります。

海外に目を転ずれば、

秘密にすることの弊害は、

同法の

先輩と目すべき

アメリカ法の

「スパイ法」の運用を見れば分かります。

たとえば、

知っている人は、

知っているでしょうけど、

マニング上等兵が

ウィキリークスに提供したデータは、

米国の

軍事・外交活動のベールを剥ぐ

意味を有してました。

そのデータには、

二人のジャーナリストを含めた市民が

殺害された、

2007年にバクダッドで起きた

米軍ヘリコプターによる攻撃のビデオ映像が

含まれます。

キューバのグアンタナモ強制収容所に

裁判のなしに

投獄している資料などもです。

こういうことって、

暴露されるから

襟が正されるんじゃないでしょうか。

しかし、逮捕された

マニング上等兵は、

求刑60年!

この8月、言い渡された

判決は、

懲役35年です。

消費税ではないですけど、

日本でも

一旦この法案の

法制化を認めてしまったら、

来年は8%刑期を上げます…

などと、

なし崩しで引き上げられて

懲役10年が

いつの間にか60年になりました♪

チャンチャン――

ということになりかねないです。

もう一例、出します。

亡命中の

エドワード・スノ―デン氏が

「ガーディアン紙」に公表した記事により、

国家安全保障局(NSA)が

行っている秘密監視プログラムの存在を知りました。

そのようなプログラムがあることを

知ることにより

政府の官僚らによる悪事を

控えさせられます。

これらは、

他山の石とすべきです。

日本においては

昨年の衆議院選挙、今年の参議院選挙には、

選挙の公正を疑わせるような

不可解な

動きが幾つもありました。

集票機を

不正操作したのだろうと、

僕は考えています。

権力者性善説と言っていいような、

お人好しな見方は、

3・11以降、

奇麗に消えてしまいました。

ただ、どんなに怪しい、怪しいと唱え続けても、

秘密監視プログラムのような

具体的なプログラムが

暴露されない限り、

「陰謀論」の一種として

片付けられるのが現実です。

もし、事態を打開するモノがあるとして、

それはきっと、タレコミです。

だからそれを許す余地は

どうしても残しておきたいと思うのです。

タレコミって、

響きが悪いですが、

秘密にしておくよりは、

公開する方が

社会的に有益だなと

判断される“秘密”ってありますよね。

(おう、このタレコミのお陰で

選挙制度が

まともになりました!!)

というような

秘密なら、

漏らした人を罰すべきでじゃありません。

逆に、

秘密性に固執することで

単に国民の知る権利を害すると言うだけでなく、

権力の乱用を許す結果になります。

参考までに

紹介したいのが

こちら、

「ツワネ原則」です。

今月6月に

南アフリカのツワネ市で

開かれた

国際会議で採択されました。

正式名称

「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」です。

「週刊金曜日」所収の

ローレンス・レぺタさんが投稿された

「この悪法は、政府の下半身を隠すものだ。

マニング、スノ―デン両事件に見る『国家秘密』のウソ」に

紹介されてました。

日本語の要約は、

下記サイトにて読めます。

☆ 記事URL:http://peacephilosophy.blogspot.jp/2013/09/global-principles-on-national-security.htm




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