のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「脱小沢」で何が変わるのでしょう。

2010年08月26日 17時33分18秒 | Weblog
権力闘争が民主党内部で起こっているようです。

新聞による情報で恐縮ですが、

現首相の管さんは、

小沢さんの処遇問題で

「〈幹事長などの)ポストだけは勘弁してほしい」と、

挙党態勢に難色を示しているとか。

このニュースを見ながら、

(そんな小さなことにこだわってると、大局を見失うよ)

と思いました。

「じゃあ、君にとっての大局ってなんだ?」と問われるなら、

アメリカという国の見直しです。


自民党時代、

小泉元首相が国内では暴れ馬振りを見せてくれました。

しかし、対アメリカとの関係では、

「思いやり予算」で気配りし

「ブッシュさんの喜ぶことなら何でもします!」

といった風情でした。

政権交代があり、

こんな国辱的な子分、ないしは属国的な外交政策を

見直してよい地位を手にしました。

せっかく手に入れたチャンスを、鳩山前首相は、

オバマ大統領に対する

「信じて欲しい」(Trust me)という言葉で反故(ほご)にしてしまいました。

別に、反米的であれ、ということを言っているのではありません。

アメリカは、地球温暖化の議論の席につかない、

また、子供の権利条約についても、それがどうした?

という態度です。

自国に都合が悪いからです。

今、日本が直面している円高問題にしても、

本格的な手を打つには、アメリカが積極的にそれを認めない限り、

腰砕けになるでしょう。

そのような現実を、

大人の目でしっかり見定めて行かねばならない時期に来た、

という風に感じられると言いたいのです。

普天間の基地移設問題で辺野古回帰を決めた途端、

鳩山前首相が権力の座からあっと言う間に転落しました。

そのことを管首相は、

為政者としてもっと真剣に思い起こすべきです。


確かに、管首相は「脱小沢」を掲げ、

内閣支持率がV字回復しました。

しかし、「脱小沢」へのシフトが功を奏したことを、

過大評価してはいけないと思います。

思えば、「脱小沢」は「脱鳩山」とセットでした。

実は、「脱小沢」の陰に隠れている「脱鳩山」こそが

むしろ国民の願いではなかったでしょうか。

そうにも見えるのです。

「消費税増税発言」で急転直下、内閣支持率が下がったのは、

鳩山政権の迷走ぶりを想起させたからではないでしょうか。

しかし、にもかかわらず、

新聞を読んでると、その鳩山さんがキャスティングボードになっているようです。

(これで、うまく行くんだろうか・・・)と思わざるを得ません。

今、民主党は、国民の支持ある与党になろうとしている ところです。

政府機関を主導する立場にはいますけど、

未だ与党としての安定感があるとは言いにくい、

それが現状というものでしょう。


では、どうすべきか。

民主党が政権を担当することで未来が開けるんだということを、

メッセージとして国民に強く伝えることです。

思うに、未来は、

不自由を日頃から体験してる人によってもたらされるものです。

たとえば、女性によってです。

また、たとえば、在日コリアン、

アイヌの人、

沖縄の人、

障害者、

被差別の人、

難病の罹患者、

就活中の若者、

身寄りのない高齢者によって、です。

遠回りのようですが、これら社会で不当な扱いを受けている、

ないしは孤立無援になりやすい人を活かすこと、

それが長い目で見て、本物の景気対策につながる政策だと思います。




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