のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

先をどう読んだ? ゼロ金利導入日に関して まるで「ウォール街の靴磨きの少年」のような黒田さん 

2016年02月11日 00時12分57秒 | 経済生活
「ドーナッツ方位」というサイトに

こんな話が紹介されていました。

タイトルは、

「ウォール街の靴磨きの少年」です。

「門前の小僧習わぬ経を読む」

という故事に似てなくはないです。


――少年は、株の知識なんてありませんでした。
毎日、大儲けした話や、破産した話を聞きながら、靴を磨いているだけでした。

そんな、少年のところに毎日靴を磨きにきては、「景気はどうだい?」と訪ねるお客がいました。

少年はいつも、「社長さん、私たちは生活するだけのお金があればそれで幸せです」。と答えて、いつもように世間話をするのがその少年の朝のはじまりだったそうです。

そんな日々が数年続いたある木曜日のこと、
いつものように「景気はどうだい?」と男性が訪ねると少年はこう答えた。

彼は靴磨き少年から「おじさん今なら〇〇会社と××商会がかいだよ」というアドバイスをもらった。

すると、その男性は「今日はもういいよ」、と靴磨きを途中でやめ、「ありがとう」と言い残し帰っていきました。

その時、男性はその少年に、
「株は私が選んであげよう、自分で買っては絶対にいけないよ」。
と言い残して足早に去っていきました。

このとき彼はピンときた、「株は買う人がいて売る人がいるから、売買が成立する、株のことに興味のない靴磨きの少年が株の話をしている、ということは買いたい人はすでに株を買ってしまって、売りたい人ばかりだ、株は間違いなく暴落する」
と考えその日のうちに手じまってしまった。――

☆ 記事URL:http://www.hi-jax.com/namiaki/archives/1941

この後、

実際に世界恐慌が起こったと言います。

学ぶべきは、

「靴磨きの少年(のような子供にまで)にまで株式投資の話が回ってきたら天井だ」

ということです。

さて、1月29日、

日本の中央銀行、

日銀は、

マイナス金利導入を決めました。

そして今年の2月16日に

導入されます。

この決定、

投資家たちの目に

「靴磨きの少年」の話を

想起させた

疑いがあります。

それと言うのも昨日、9日、突如として

日経平均株価が

前日比918円安となったからです。

なぜか――。

理屈を超えた何かが影響したのです。

日本のメディアには

中国のせいにする論述があるのでしょうか。

『ウォールストリート・ジャーナル』発行の週刊新聞

『バロンズ』に

「中国のせいにするな」

というコラムが掲載されていたようです。

他国のせいにするなら、

米国のせいにしてもよかったかもしれないです。

9日にあったトランプのニューハンプシャー州予備選 勝利演説を

見れば分ります通り、

米国には危機感が満ちてます

(拙稿「トランプ氏の演説。これ、意外に米国の本音では? 「中国と日本、メキシコを懲らしめてやる」」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/a33ec3a9b5c64c977e4b64b19763b367)。

米ISM非製造業景況指数や

米雇用統計など、

数値が悪かったようです。

もし、米経済の力の強さは本物ではない

ということを確定事項とした場合、

ドル安(円高)に

ならざるを得なく、

そうなると、

輸出企業の業績悪化が懸念され、

関連株が

猛烈に売られたと

推測されます

(下記〔資料〕参照)。

まだまだ株安傾向は、

続くでしょう。

日刊ゲンダイによると、

黒岩泰氏が

1万3188円まで下落する恐れがあると予想している

とのことです

預金封鎖まで囁かれています。

それにしても

疑問なのは、

マイナス金利導入日が

なぜ、2月16日になったのか、

です。

実は、69年前(1946年)のこの日、

日本は、

預金封鎖を決めたと言います。

上掲紹介したような、

教訓になるのか、

ならないのかがぎりぎりの御話であっても

大きな力をもつ

博打の世界で、

縁起でもない日を選べば、

市場に

どんな影響を及ぼすか

考える知恵は

黒田総裁にはなかったのでしょうか。

それとも、

69年前のことなど、

知らん!

ということでしょうか。

――アベノミクスで今まで極端な円安を作っておいて、一般国民全員をしばらく貧乏にし続けてきたのに、ちょっとでも円が元に戻る方向に動いたら「円高」だと騒ぐメディアと組んでいる日本政府。〔23:41 - 2016年2月10日 〕――

というエリック ・C @x__ok さんのような

見方もあります。

これを機会に無理に

円安に

振るのを止めたら如何でしょうか。


<追記>

ただ、

――対豪ドル80円突破。円高すぎ。〔15:01 - 2016年2月11日 〕――

ですね

(kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic さんのツイート参照)。

2016年2月11日夜 記




〔資料〕

「2・16 預金封鎖の戦慄」

   日刊ゲンダイ(2016年2月11日付<10日発行>)




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