5月15日発行の日刊ゲンダイに
バルセロナで銀を獲得した
溝口紀子(みぞぐちのりこ)氏の
「日本柔道」に対する
直言が
掲載されていました。
同氏は、
かつてフランスで
ナショナルコーチをされたこともおありです。
フランスと日本、
二つの国の違いから見えてくること多く、
考えさせられました。
要点を、
書き出しておきます。
(1)指導者は、殴らないのが前提。
(2)もし、手を出せば、裁判ですね。名誉棄損か傷害罪です。
(3)スポーツ科学の知識の持った人の指導を徹底させる。それが暴力を防止する手段です。
(4)日本には柔道の指導に遊びの感覚がありません。フランスでは、白帯の子どもに受身を教えない。日本ではまず、受身でしょ? その違いがある。日本は怪我をしないように言いながら(子どもの内から)投げられる怖さを教える。
(5)フランスでは(ジュニアの)全国大会をやっていない。それをやってしまうと、勝利至上主義になってしまって、無理な技を練習し出すからです。子どもの発達段階を配慮し、安全を重視。実際、選手生命が長い。これに対し、日本の柔道は、競争を重視。勝つことばかりを教え込み、安全性を軽視する。1983年~2011年の29年間で柔道での事故死は、118人に達する。
(6)技の難度があがるほど、投げられる相手もまだ子どもだと、事故が起きやすい。
(7)体罰についてはタブーだったのに、ダメだという主張に変わっていると思います。
興味深かったのは、(5)に関連して
死亡事故の多さです。
日本人には耳の痛い話です。
しかし、とても大事な問題提起と思いました。
ことは、
柔道に限らず、
日本の教育に携わる人すべてが
心すべき事柄でしょう。
猪瀬都知事が
イスタンブール批判で言った
「(トルコは若い人が多いが)若いうちに死んだらあまり意味はない」
という指摘は、
日本の柔道界にこそ
当てはまる事実なんですね。
しっかりと
道を究める世界にも
「遊べる」
余地がある
ということを子どもたちに
伝えてあげたいと感じました。
バルセロナで銀を獲得した
溝口紀子(みぞぐちのりこ)氏の
「日本柔道」に対する
直言が
掲載されていました。
同氏は、
かつてフランスで
ナショナルコーチをされたこともおありです。
フランスと日本、
二つの国の違いから見えてくること多く、
考えさせられました。
要点を、
書き出しておきます。
(1)指導者は、殴らないのが前提。
(2)もし、手を出せば、裁判ですね。名誉棄損か傷害罪です。
(3)スポーツ科学の知識の持った人の指導を徹底させる。それが暴力を防止する手段です。
(4)日本には柔道の指導に遊びの感覚がありません。フランスでは、白帯の子どもに受身を教えない。日本ではまず、受身でしょ? その違いがある。日本は怪我をしないように言いながら(子どもの内から)投げられる怖さを教える。
(5)フランスでは(ジュニアの)全国大会をやっていない。それをやってしまうと、勝利至上主義になってしまって、無理な技を練習し出すからです。子どもの発達段階を配慮し、安全を重視。実際、選手生命が長い。これに対し、日本の柔道は、競争を重視。勝つことばかりを教え込み、安全性を軽視する。1983年~2011年の29年間で柔道での事故死は、118人に達する。
(6)技の難度があがるほど、投げられる相手もまだ子どもだと、事故が起きやすい。
(7)体罰についてはタブーだったのに、ダメだという主張に変わっていると思います。
以上です。
興味深かったのは、(5)に関連して
死亡事故の多さです。
日本人には耳の痛い話です。
しかし、とても大事な問題提起と思いました。
ことは、
柔道に限らず、
日本の教育に携わる人すべてが
心すべき事柄でしょう。
猪瀬都知事が
イスタンブール批判で言った
「(トルコは若い人が多いが)若いうちに死んだらあまり意味はない」
という指摘は、
日本の柔道界にこそ
当てはまる事実なんですね。
しっかりと
道を究める世界にも
「遊べる」
余地がある
ということを子どもたちに
伝えてあげたいと感じました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます