4号機燃料プールが崩壊すれば日本の終わりを意味する (ZDF)
4号機のプールの危険性については、
アメリカの研究者が
とみに指摘してました。
しかし、「干上がっている」という恐れについては、
写真によって、
その事実が否定されました。
しかし、アメリカの研究者の解析を裏切って
なぜ水があったのか――
という話には
次のような落ちがあります。
つまり、
3・11以前の点検時にあったミスがあったお陰で
水を供給できる余力があったという
“怪我の功名”の結果、
大惨事を免れたというのです。
東電は、それを承知していたようです
(朝日新聞3月8日付朝刊、奥山俊宏氏・文「4号機、工事ミスに救われた」参照)。
元記事により、改めてその間のこと、記します。
だいたい次のように
事態が整理されているようです。
つまり、日米両政府が
最悪の事態の引き金になると心配した4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、
震災直前の工事の不手際と、
意図しない仕切り壁のずれという二つの偶然があって救われた、と。
一昨年11月から
シュラウドと呼ばれる炉内の大型構造物の取り換え工事をしていたんですね。
工事は、
原子炉真上の原子炉ウェルと呼ばれる部分と、
放射能をおびた機器を水中に仮置きする
DSピットに
計1440立方メートルの水を張り、
進められたそうです。
普段、この辺りには水がない部分とのこと、です。
無用の被曝(ひばく)を避けるため、
シュラウドは水の中で切断し、DSピットまで水中を移動。
その後、次の作業のため、
3月7日までにDSピット側に仕切りを立て、原子炉ウェルの水を抜く計画だったそうな。
ところが、シュラウドを切断する工具を炉内に入れようとしたところ、
工具を炉内に導く補助器具の寸法違いが判明。
この器具の改造で工事が遅れ、
震災のあった3月11日時点で水を張ったままにしてあったというのです。
4号機の使用済み核燃料プールは
津波で電源が失われ、
冷やせない事態に陥ってました。
プールの水は燃料の崩壊熱で蒸発していていました。
水が減って核燃料が露出し過熱すると、
大量の放射線と放射性物質を放出。
人は近づけなくなり、福島第一原発だけでなく、福島第二など近くの原発も次々と放棄。
首都圏の住民も避難対象となる最悪の事態につながると恐れられていました。
しかし、実際には、
燃料プールと隣の原子炉ウェルとの仕切り壁がずれて隙間ができ、
ウェル側からプールに約1千トンの水が流れ込んだとみられることが後に分かりました。
さらに、3月20日からは外部からの放水でプールに水が入り、
燃料はほぼ無事でした。
東電は、
この水の流れ込みがなく、放水もなかった場合、
3月下旬に燃料の外気露出が始まると計算していたと言います。
朝日新聞の記事の内容は、
以上の通りです。
記録のため、
です・ます体等の表記方法を除き、
内容に影響うが出るような変更は加えてません。
朝日新聞に言及のあった
日本の幸運な事情も踏まえて、
ドイツのTV局で放送された番組の録画を
謙虚な気持ちで見て下さい。
ドイツの見方は、
ガンダーセン博士と同じく、事故評価に厳しいものがあります。
たとえば、文字起こしされた、次のような発言に
注意を要します。
――崩れ落ちた原発の
周辺地域で
今後再び強い地震が起きる可能性も
地震の専門家らによって指摘されています。
もしその時に破壊された原発が崩壊するようなことがあれば、
我々がその現状を既に知っているように
日本にとっては終わりを意味するでしょう――と
(「僕らは星のかけら」参照)。
京都大原子力研究所助教の小出裕章氏が
「4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です」
という同じ趣旨のお話をされています。
深刻すぎて、
思考能力をなくしそうな話です。
昨年6月27日、ガンダーセン博士が
「4号機から目を離さない」よう、
注意を促されます。
4号機が倒れたら、政府が何を言おうと信じてはいけません。
それはもう科学が想像すらしたことのない領域なのです。
飛行機に乗って東京を出るときです」と
(「ふく1ライブカメラに見る光の球」参照)。
この指摘は、
原発推進も反対もない、
人としての
良心にかられての忠告なのでしょ?
今から、2年
(上に紹介した番組情報で、小出氏によれば、4号機の燃料棒移転につき、
目処が立つまでその程度の準備期間がいるとのことです)、
気を揉みますけれど
4号機から目を離せないです。
4号機のプールの危険性については、
アメリカの研究者が
とみに指摘してました。
しかし、「干上がっている」という恐れについては、
写真によって、
その事実が否定されました。
しかし、アメリカの研究者の解析を裏切って
なぜ水があったのか――
という話には
次のような落ちがあります。
つまり、
3・11以前の点検時にあったミスがあったお陰で
水を供給できる余力があったという
“怪我の功名”の結果、
大惨事を免れたというのです。
東電は、それを承知していたようです
(朝日新聞3月8日付朝刊、奥山俊宏氏・文「4号機、工事ミスに救われた」参照)。
元記事により、改めてその間のこと、記します。
だいたい次のように
事態が整理されているようです。
つまり、日米両政府が
最悪の事態の引き金になると心配した4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、
震災直前の工事の不手際と、
意図しない仕切り壁のずれという二つの偶然があって救われた、と。
一昨年11月から
シュラウドと呼ばれる炉内の大型構造物の取り換え工事をしていたんですね。
工事は、
原子炉真上の原子炉ウェルと呼ばれる部分と、
放射能をおびた機器を水中に仮置きする
DSピットに
計1440立方メートルの水を張り、
進められたそうです。
普段、この辺りには水がない部分とのこと、です。
無用の被曝(ひばく)を避けるため、
シュラウドは水の中で切断し、DSピットまで水中を移動。
その後、次の作業のため、
3月7日までにDSピット側に仕切りを立て、原子炉ウェルの水を抜く計画だったそうな。
ところが、シュラウドを切断する工具を炉内に入れようとしたところ、
工具を炉内に導く補助器具の寸法違いが判明。
この器具の改造で工事が遅れ、
震災のあった3月11日時点で水を張ったままにしてあったというのです。
4号機の使用済み核燃料プールは
津波で電源が失われ、
冷やせない事態に陥ってました。
プールの水は燃料の崩壊熱で蒸発していていました。
水が減って核燃料が露出し過熱すると、
大量の放射線と放射性物質を放出。
人は近づけなくなり、福島第一原発だけでなく、福島第二など近くの原発も次々と放棄。
首都圏の住民も避難対象となる最悪の事態につながると恐れられていました。
しかし、実際には、
燃料プールと隣の原子炉ウェルとの仕切り壁がずれて隙間ができ、
ウェル側からプールに約1千トンの水が流れ込んだとみられることが後に分かりました。
さらに、3月20日からは外部からの放水でプールに水が入り、
燃料はほぼ無事でした。
東電は、
この水の流れ込みがなく、放水もなかった場合、
3月下旬に燃料の外気露出が始まると計算していたと言います。
朝日新聞の記事の内容は、
以上の通りです。
記録のため、
です・ます体等の表記方法を除き、
内容に影響うが出るような変更は加えてません。
朝日新聞に言及のあった
日本の幸運な事情も踏まえて、
ドイツのTV局で放送された番組の録画を
謙虚な気持ちで見て下さい。
ドイツの見方は、
ガンダーセン博士と同じく、事故評価に厳しいものがあります。
たとえば、文字起こしされた、次のような発言に
注意を要します。
――崩れ落ちた原発の
周辺地域で
今後再び強い地震が起きる可能性も
地震の専門家らによって指摘されています。
もしその時に破壊された原発が崩壊するようなことがあれば、
我々がその現状を既に知っているように
日本にとっては終わりを意味するでしょう――と
(「僕らは星のかけら」参照)。
京都大原子力研究所助教の小出裕章氏が
「4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です」
という同じ趣旨のお話をされています。
深刻すぎて、
思考能力をなくしそうな話です。
昨年6月27日、ガンダーセン博士が
「4号機から目を離さない」よう、
注意を促されます。
4号機が倒れたら、政府が何を言おうと信じてはいけません。
それはもう科学が想像すらしたことのない領域なのです。
飛行機に乗って東京を出るときです」と
(「ふく1ライブカメラに見る光の球」参照)。
この指摘は、
原発推進も反対もない、
人としての
良心にかられての忠告なのでしょ?
今から、2年
(上に紹介した番組情報で、小出氏によれば、4号機の燃料棒移転につき、
目処が立つまでその程度の準備期間がいるとのことです)、
気を揉みますけれど
4号機から目を離せないです。
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