テレビ朝日系
「モーニングバード・そもそも総研」
2013.5.9.
放送の
「そもそも福島第一原発事故は地震と関係ないと言い切れるのか? 」
という番組の動画を紹介します。
☆ 動画記事URL:http://www.dailymotion.com/video/xzpg49_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_news#.UYzs9xmQr90.twitter
投稿者の方が
次のようなコメントをしてました。
――福島第一原発の過酷事故は、津波ではなくて地震で壊れて起きたのではないか。
国会事故調委員の田中三彦氏は事故調の調査で1号機4階に入ろうとして、東電側の虚偽説明の隠ぺい工作にあい断念した。
今年3月、民主党前議員の川内博史氏が1号機の内部調査を実行。
その時の映像を見ながら検証する。――
動画を見て、
驚いたのは、
「世界一の規制を作る」
と豪語しながら、
あまりに無責任な
田中俊一原子力規制委員長の対応です。
次に見るように、
世界一の安全基準を採用されてないことが
元GE原発技術者の
佐藤暁氏という専門家が明らかにされています。
理由は、
本来は基準を作って、
それに合わせて原発を作らなければならないが、
一旦できてしまった原発については、
原発に合わせて基準を作ってしまうとのことです。
<安全基準として不適合な代表例を3つ>
① 地震について
ヨーロッパの場合は1万年に1回、アメリカの場合には10万年に1回発生し得る一番大きな揺れに対応する基準。日本の新基準(案)では触れられていない。
② テロ対策について
諸外国ではあらゆるテロ対策として戦闘部隊を配置することが常識だが、日本では相変わらず武器の無い民間の警備会社に委ねられている。
③ 火災対策について
アメリカでは発電所(自前)の消防隊が消火活動に全ての責任を持つ。
■「世の中の不思議をHardThinkします」という
サイトに
元経産省の官僚で、
現在は大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議の委員である古賀茂明氏は、
そもそも活断層の定義も
日本だけが矮小化していると主張されているという
紹介があります。
☆ 記事URL:http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/52000888.html
「現代ビジネス」
というサイトからの転載記事です。
一部、再転載しておきます。
☆ 記事URL:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35500?page=3
(活断層の定義:10万年を40万年に延ばす議論が行われていることを聞かれて…)
古賀: 日本の原子力ムラでしか通用しない話で、実は国際的には活断層というのは180万年前以後に動いたものだと決まっているんです。
Gbiz: ぜんぜん違うじゃないですか。
古賀: 180万年前。それはなぜかというと、要するに人類の歴史です。人類が誕生して以降、動いたか動いていないかということです。したがって、アメリカの安全基準でも180万年前以降に動いたか、しかも活断層だけではなく、褶曲(しゅうきょく)や急峻な斜面も、それは地層が動いたということになるのではないかと考えられるので、そういうところには建設しないということに決まっている。
ところが、日本海側にある原発は、そういうところに建っているものが多いんです。大飯なんて近くにものすごく切り立った崖があります。アメリカだったら、そういうのがあるんだったら建設をやめなさいということになる。日本の場合は、「原発は安全だ、事故は起こらない」ということが大前提で絶対安全ということになっているじゃないですか。
海外では「起こるかもしれない」ということを前提にしますから、わざわざ危ないところにつくる必要はないでしょと、危ないかもしれないと思ったらやめたほうがいいという基準なんですね。
Gbiz: 合理的な考えですね。
古賀: もしそれでも絶対につくるというんだったら、NRC(原子力規制委員会)がなるほど、これなら安全ですねという証拠を出す。それで認められた例外はあります。
アメリカでは活断層が原子炉の真下とか敷地内だけでなく、もっと広い範囲内にあってもダメなんです。
:
「フクシマの原発事故は防げたか」ということについては、防げた可能性はあるんです。電源の喪失の話で、電源については、アメリカの基準では完全に独立した2系統の電源が入っていなければいけないんです。ところが日本は、訳すときにインチキして、「完全に独立した2系統の電源」の「独立した」という言葉を抜いちゃったんです。2本あればいいということにしてしまったから、鉄塔を並べて2本一緒に引いてくるんです。
「モーニングバード・そもそも総研」
2013.5.9.
放送の
「そもそも福島第一原発事故は地震と関係ないと言い切れるのか? 」
という番組の動画を紹介します。
☆ 動画記事URL:http://www.dailymotion.com/video/xzpg49_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_news#.UYzs9xmQr90.twitter
投稿者の方が
次のようなコメントをしてました。
――福島第一原発の過酷事故は、津波ではなくて地震で壊れて起きたのではないか。
国会事故調委員の田中三彦氏は事故調の調査で1号機4階に入ろうとして、東電側の虚偽説明の隠ぺい工作にあい断念した。
今年3月、民主党前議員の川内博史氏が1号機の内部調査を実行。
その時の映像を見ながら検証する。――
動画を見て、
驚いたのは、
「世界一の規制を作る」
と豪語しながら、
あまりに無責任な
田中俊一原子力規制委員長の対応です。
次に見るように、
世界一の安全基準を採用されてないことが
元GE原発技術者の
佐藤暁氏という専門家が明らかにされています。
理由は、
本来は基準を作って、
それに合わせて原発を作らなければならないが、
一旦できてしまった原発については、
原発に合わせて基準を作ってしまうとのことです。
<安全基準として不適合な代表例を3つ>
① 地震について
ヨーロッパの場合は1万年に1回、アメリカの場合には10万年に1回発生し得る一番大きな揺れに対応する基準。日本の新基準(案)では触れられていない。
② テロ対策について
諸外国ではあらゆるテロ対策として戦闘部隊を配置することが常識だが、日本では相変わらず武器の無い民間の警備会社に委ねられている。
③ 火災対策について
アメリカでは発電所(自前)の消防隊が消火活動に全ての責任を持つ。
■「世の中の不思議をHardThinkします」という
サイトに
元経産省の官僚で、
現在は大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議の委員である古賀茂明氏は、
そもそも活断層の定義も
日本だけが矮小化していると主張されているという
紹介があります。
☆ 記事URL:http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/52000888.html
「現代ビジネス」
というサイトからの転載記事です。
一部、再転載しておきます。
☆ 記事URL:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35500?page=3
(活断層の定義:10万年を40万年に延ばす議論が行われていることを聞かれて…)
古賀: 日本の原子力ムラでしか通用しない話で、実は国際的には活断層というのは180万年前以後に動いたものだと決まっているんです。
Gbiz: ぜんぜん違うじゃないですか。
古賀: 180万年前。それはなぜかというと、要するに人類の歴史です。人類が誕生して以降、動いたか動いていないかということです。したがって、アメリカの安全基準でも180万年前以降に動いたか、しかも活断層だけではなく、褶曲(しゅうきょく)や急峻な斜面も、それは地層が動いたということになるのではないかと考えられるので、そういうところには建設しないということに決まっている。
ところが、日本海側にある原発は、そういうところに建っているものが多いんです。大飯なんて近くにものすごく切り立った崖があります。アメリカだったら、そういうのがあるんだったら建設をやめなさいということになる。日本の場合は、「原発は安全だ、事故は起こらない」ということが大前提で絶対安全ということになっているじゃないですか。
海外では「起こるかもしれない」ということを前提にしますから、わざわざ危ないところにつくる必要はないでしょと、危ないかもしれないと思ったらやめたほうがいいという基準なんですね。
Gbiz: 合理的な考えですね。
古賀: もしそれでも絶対につくるというんだったら、NRC(原子力規制委員会)がなるほど、これなら安全ですねという証拠を出す。それで認められた例外はあります。
アメリカでは活断層が原子炉の真下とか敷地内だけでなく、もっと広い範囲内にあってもダメなんです。
:
「フクシマの原発事故は防げたか」ということについては、防げた可能性はあるんです。電源の喪失の話で、電源については、アメリカの基準では完全に独立した2系統の電源が入っていなければいけないんです。ところが日本は、訳すときにインチキして、「完全に独立した2系統の電源」の「独立した」という言葉を抜いちゃったんです。2本あればいいということにしてしまったから、鉄塔を並べて2本一緒に引いてくるんです。
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