のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

アベノファシズム

2013年05月10日 20時03分05秒 | Weblog
安倍の望みは、

何か。

戦前の日本の復活か――。

「主権回復61周年式典」は、

国家主義行事の雰囲気そのものだった、

憲法改正の中身が

基本的人権を制限だった!

というびっくりニュースが

世界中を駆け回り、

アベノミクスならぬ

アベノファシズム に

先進国が

あり得ない選択だ

と非難轟々です。

その一つ、

4月28日付のワシントンポストの記事、

「世界の先進国中唯一、

基本的人権を認めない国家を作ろうとしている安倍自民党」 

を取り上げます。

☆ 記事URL:http://kobajun.chips.jp/?p=10850

初めての

国費による記念式典です。

4月28日の式典は、

20世紀半ば、

アジアを次々と侵略していった往時の日本の、

国家主義行事の雰囲気そのものに満たされていたそうです。

ステージ中央には、

巨大な『昇る朝日』の飾り付けが

据えられていたとのこと。

『美しい日本』は、

軍事力で守られなければならない国です。

そして、

高度な軍事力のため、

国民の権利は、

制限されるべしというわけですな。

「靖国神社」という

聖地巡礼には約170人の国会議員が参加しました。

靖国神社には、

230万人の戦争犠牲者に加え、

戦争犯罪人として裁かれた14人もあわせて祀(まつ)られれています。

ただし、戦犯ではあっても、

アメリカのスパイになり、

戦後、のうのうと生き延びた岸信介等は

祭られていません。

安倍某は、

何が狙いなのでしょう。

祖父がスパイになったのは、

仮の姿?

あるいは、戦争責任が曖昧になった反面で

祖父が処刑されずに済んだ、

それが怪しからん、ということでしょうか。

何が言いたいのか

今ひとつ、分からない人です。

ただ、やろうとしていることは明瞭です。

第一に、天皇の地位を再び国家元首の地位に据えること。

第二に、大日本帝国の軍隊が行った

非人道的行為についての近隣諸国に対して行った謝罪を覆すこと。

――この二つを正当化するためには、

必然的に前提にしなければならないロジックがあります。

基本的人権の否定です

(天皇という神がしろしめす国。神の行うことに誤謬があろうはずがない)

しかし、天皇のした人間宣言は、

取り消しようがありません。

昔から言われるように、

「大号を汗にす」

大君の言葉は、

一度肌から出た汗のごとく

元に戻らぬように

発せられるものだからです。

貫き通し、

変更されないのが詔勅の詔勅の所以です。

そこを否定すれば、

元首では無くなってしまいます。

いくら悪い頭でも、

そこは理解できるでしょう。

では、何が狙いなのか…――。

天皇の名において、

戦後、祖父が

アメリカのスパイとなったことの

永久の免責を得たいということなのでしょうか。

沖縄県の仲井真弘多知事は、

日曜日の式典をボイコットしました。

安倍某は、

その重い意味を考えて見るべきです。

日本は1951年、

アメリカで

サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約に同時に調印した

この日から7ヵ月後、

沖縄には引き続きアメリカ軍の大部隊が

駐留することになりました。

すなわち、4月28日という、

岸信介が自らの助命嘆願の後、無事、スパイとなり遂せた以降の

この日の事を

沖縄では『屈辱の日』と呼ばれています。

安倍某は、

近隣諸国に対してだけでなく、

沖縄県民に対しても

『屈辱』はなかったと強弁する気でしょうか。

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