のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

職業訓練利権を誘導する竹中平蔵とパソナ

2014年06月18日 17時48分08秒 | 日本の現状
17日発表した

男女共同参画白書で

非正規雇用の男性が急増して

「男性が一人で家計を支えることは

むずかしくなりつつある」

分析してあるという。

これは、

果たしていいことなのか――。

女性が

一人で家計を支えるのは難しい。

男性も

そうなりつつあるというのだから、

男女の立場が

似通い出しているというのは

事実だろう。

しかし、単に平等だからと

喜べないのは、

国民の

低所得を飯のタネにして

甘い汁を

刷っている人間がいるからだ。

厚労省が

今年度から実施する

「短期集中特別訓練事業」は、

1~3か月の短期間で

職業訓練を受講させ早期の就職を目指す。

事業の目的からすれば、

公共性がある。

しかし、実態が酷い。

国の訓練期間中、

受講者は、

月10万円の給付金を受ける一方、

民間の訓練機関は、

一人当たり、

月5万~7万円の奨励金を手にする仕組みにになっている。

最初、

審査実務を

「高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)」が落札した。

しかし、同機構は、

天下り法人なために官製談合の疑いが浮上。

入札の手続きをすべてやり直した

(6月19日付、日刊ゲンダイ記事「職業訓練利権 厚労省 官製談合で予算半額返上 残ったウマミを持っていく 竹中平蔵親密企業」参照)。

次に落札したのは、

竹中平蔵と

郵政民営化時代から縁のある

東京リーガルマインドが

関東、近畿、九州・沖縄の3地域の

担当することになった。

あま下り法人の不正入札の実態が  

明らかとなり、

事業費149億円の半分、

70億円が

国庫に返納される運びとなった。

しかし、残り半分につき、

問題がないのか――。

すでに類似の事業として

「求職者支援事業」を

厚労省が

展開中とのことだ。

こちらも

JEEDが

民間の訓練機関の

審査業務を請け負っている!

官製談合の

疑いでこの機関と

縁が切れたわけではないのだ。

そして

とどめの疑惑は、

こちらで認可された

民間訓練機関の一つとして

パソナが

選ばれているということだ。

訓練内容の同一性から考えて、

「短期集中特別訓練事業」において

パソナが

選ばれるのはほぼ間違いない。

こうやって、

審査の結果、

税の山分けに与るのが

竹中が

経営に関与する企業だ。

そして

所管の事業を所管する

部署である

厚労省の親分が

パソナのセックス接待小屋

「仁風林」の

常連だったという

田村憲久だ。

「仁風林」は、

単なるセックスパーティを

主催しているだけでなく、

覚せい剤で

出入りする人間を骨抜きにしてしまうという。

となると、

公正な判断は期待できないから、

大臣を辞職させるのが

筋だ。

しかし、何のお咎めもない。

安倍内閣の特徴と言っていいほど

組織全体が背徳性に

根ざしている証と言っていい。

それだけに、

悪弊を改めさせるのは、

半端でなく、

難しいというわけだ。

自浄能力がないと言い切っていい内閣なのかもしれない。

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