のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

清流に放射能汚染土を投棄していたゼネコン問題を誰が追及する?

2013年01月05日 20時49分38秒 | Weblog

日刊ゲンダイに

環境省の「手抜き除染」調査に立ち塞がる存在として、

石原伸晃氏の名が挙がってました。

その問題に触れます。

 

さて、除染に関して、

あってはならない不始末が

発覚しました。

それは、朝日新聞が

すっぱ抜いた「手抜き除染」が横行です

(下記<資料>参照)。

すなわち、ゼネコンは、除染しているはずが、

放射能まみれの毒物を

福島の現場周辺の川にポイ捨てしてました。

それが

どんなに後々不都合な結果を生むか、

分からなかったのでしょうか。

除染した意味がそもそも無に帰します。

文字通り、

放射能で汚れまくった土砂を

蒔き散らしていただけだったと非難されても

返す言葉がありません。

除染作業は、

6500億円の巨費を投じてなされた

国家プロジェクトです。

引き受けたゼネコンは、

前田建設工業が

受注金額188億円。

大成建設が

77億円。

大林組が

43億円。

鹿島、33億円です。

多額の金銭を取得しながら、

“不法投棄”という、

おぞましい裏切り行為をしたわけです。

これらの元請け企業と

密接な関係にあるのが

下請け企業です。

たとえば、トラック業界に属する

会社がこれに含まれます。

東京都には

トラック業界を束ねる

全日本トラック協会(全ト協)会長などを歴任した

浅井時郎氏がいました。

この人物、

実は、石原慎太郎の一家と

家族ぐるみでの

付き合いをしていたとのことです。

都知事1期目に

ディーゼル車排ガス規制の際、

自主規制したのが

縁ということです。

以降、

都知事選で

慎太郎を支え続けたと言います。

息子の伸晃環境相は、

父親以上に

恩恵を受けていると言います

(日刊ゲンダイ参照)。

元請けの手抜きを徹底調査をすれば、

下請け企業である、

政治活動の後援者が

干し上げられる関係にあります。

恩人が

苦しむと分かっていて、

利害を抜きにして

徹底調査を指示し得るでしょうか。

むしろ、邪魔するんじゃないでしょうか。

人としては、

邪魔する方が自然な行為でしょう。

<資料>

「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄

朝日新聞デジタル 1月4日(金)5時46分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130104-00000005-asahi-soci

  【青木美希、鬼原民幸】東京電力福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが、朝日新聞の取材でわかった。元請けゼネコンの現場監督が指示して投棄した例もある。発注元の環境省は契約違反とみて調査を始めた。汚染廃棄物の扱いを定めた特別措置法に違反する可能性がある。

【動画】除染作業手抜きの実態

■福島第一周辺、環境省が調査へ

 環境省は昨夏以降、福島県内の11市町村を除染特別地域に指定し、建物や道路、農地などから20メートル内の本格除染を始めた。それ以外に広げるかどうかは今後の課題だ。これまで4市町村の本格除染をゼネコンの共同企業体(JV)に発注した。楢葉町が前田建設工業や大日本土木など(受注金額188億円)、飯舘村が大成建設など(77億円)、川内村が大林組など(43億円)、田村市が鹿島など(33億円)。

 環境省が元請けと契約した作業ルールでは、はぎ取った土や落ち葉はすべて袋に入れて回収し、飛散しないように管理しなければいけない。住宅の屋根や壁は手で拭き取るかブラシでこする。高圧洗浄機の使用は汚染水が飛び散るため雨どいなどごく一部でしか認めていない。洗浄に使った水は回収する決まりだ。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿