映画「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言―― The Nuclear Gypsies 」

ちょっとストーリーが分り難いかもしれません。

下記サイトが要領よく説明してくれてます。

　　　ブライアンでパルマのマシーン日記


参考までに、

予め読んでおいてもいいでしょう。

映画の出だしは、

修学旅行の積立金狙いの強奪シーンから始まります。

自分たちが修学旅行から

排除された腹いせです。

なんじゃそれ、と思いますね。

実は、堕胎の費用だったりします。

不良中学生達は、

最終的には修学旅行に

行けることになりますが…

行先は？

映画監督の森崎東氏にすれば、

そこを“ツカミ”として、

原発労働の持つ

重い現実に

観客の目が行けば、

映画にした甲斐があった

ということになるでしょうか。

一言だけ、映画の感想を述べておきましょう。

ストリッパーである主人公、バーバラの内縁の夫が

奥さんを寝取った

間男に後事を託します。

その際に言うセリフが傑作です、

「アホでっせ、あいつは」です。

何とも笑えます。

とても深い夫婦愛があればこそ、

出てくる言葉です。

笑えませんか？

映画のジャンルとしては喜劇でしょうね。

妙に、このセリフだけ

心に残ってしまいました。

切ないです。

最後に

沖縄に伝わる

ことわざが紹介されます。

「手が出るなら、意地を張るな。

意地を張るなら、手を出すな」

というものです。

何だか、ん？　となるでしょ。

味わい深いです。

ゆっくりと映画をご覧ください。

なお、この映画、ＤＶＤになっていないそうですので、

こういう機会を外すと見れないかも、です。

テレビでは、まず、放映されることがないでしょう。

電力会社のお公家さんたちは

役柄としては何もないですけど、

背景にある悪の中心は、

なんてたって政府と

巨額のＣＭ料を提供する、原発を運転する彼らなんですから。



生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 1


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 2


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 3


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 4


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 5


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 6


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 7


生きてる党宣言 The Nuclear Gypsies 8