のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「伝わる」とは、相手に合点されること

2012年05月14日 15時19分13秒 | Weblog

営業の世界で生きている人の中には、

「何か質問をされたら

適当でいいから何かしゃべれ!

沈黙はダメだ」と、

アドバイスする人がいます。

確かに、

お客様から質問されているのに、

そっぽを向いて

知らぬ振りはよくないでしょうね。

しかし、適当なことを言って頭を混乱させるだけだったら、

説明は、しない方がいいです。

これは、提案ですけど、

もし、説明の仕方に自信なく

口籠りそうで

心配だとおっしゃるなら、

写真やグラフを

多用することをお勧めします。

ただ、その場合でも

スペックにひきずられた説明にならないよう、

注意しないといけません。

お客さんが

知りたいと願うのは、

商品の効能書きではありません。

“これをどう動かすのか”

という利用方法です。

動かす際の

チェックポイントを知りたいんです。

そのための

理解の助けになるなら、

原理的なものも

教えられる方がいいです。

昨年、3月11日以降、

耳がタコになるほど、聞かされた言葉が

ありますよね。

反面教師的ですが、

当時の官房長官、枝野氏の会見時に

よく口の端に上った言葉!

覚えていらっしゃるでしょうか。

それを思い出して頂ければ、

僕の言わんとすることが分かるはずです。

「健康には直ちに影響ありません」

という状況説明、

ありましたでしょ?

あれです。

フリーのジャーナリストから、

「ただち(「但し」のもじり)書き」

などと皮肉交じりに言われ

からかわれてました。

僕は、

からかいこそしなかったけれど、

ブログで

こう指摘しました。

行動規範になりえるよう

情報提供せよ、と。

つまり、

枝野氏の、彼のあの言い方では、

科学少年の体験発表です。

事実を正しく“伝える”

という点では合格点をあげてよろしいです。

しかし、

「伝わる」発表になってません。

放射能への恐怖が蔓延し、

宮城県や福島県が

陸の孤島になってしまうではないか――。

その結果が見えないのかと

何度も考え、

激怒しました。

あのときは、本当、

病気になりそうなぐらい怒ってました。

しかし、事態が一向に

解決せず、

新聞には連日、

どうでもいいことばかり書いてありました。

(こいつら、

グラフの読み方も知らんやん。

中学、出たんか。

知性のレベルが小学生並みやん)

という、

日本のジャーナリスト達の頓珍漢レベルが

肌で分かり、

たっぷり絶望感に苛まれました。

あるいは、

何かを伝えることが

できたとしても、

伝わることが何もない・・・

nothingだ

というじりじりした感覚、

出来うることなら、

もう二度と味わいたくないです。

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