のんきに介護

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誤解の本丸 ~ 山口二郎氏の場合

2016年11月14日 13時40分38秒 | 世界情勢(ウクライナ)

転載元:来夢来人・薩摩【lovepeace】‏@peace77mk さんのツイート〔13:34 - 2016年11月14日

山口氏は、

トランプの主張を小声でしか囁けない

この種の本音と蔑むけれど、

彼は、

山口氏の理解するような

発言を

本当にしたのか。

マイケル・ムーアは、

トランプの

主張を

「怒れる白人、最後の抵抗。」

として紹介している

(拙稿「マイケル・ムーア / 「ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由」」参照)。

――我がアメリカ男性たちが主導してきた240年間の統治は、終わろうとしている。一人の女性が、その座を引き継ごうとしている! なんでこんな事態になったんだ?! 注目! 警告のサインは出ていたが、俺たちはこれを見逃していた。ニクソンは、ジェンダーに冷たかったけど、タイトルIX(男女教育機会均等法)を作った。この法律は、学校で女子生徒も男子生徒と同じスポーツをする権利を持つべきだと言っている。その後女性たちは、民間ジェット機でパイロットにもなれるようになった。気がついたら、ビヨンセが今年のスーパーボウル(俺たちのゲームだ!)で、大勢の黒人女性と一緒にフィールドに雪崩込み、拳を突き上げ、男性の支配はここで終わった! と宣言していた。おお、なんてことだ! 
これは、危機に瀕している白人男性の心の中がかいま見える光景だ。本人の手から権力がすり抜けていき、彼らのやり方は、もはや容認されないという意識が芽生えている。この「フェミナチ」(保守派のフェミニストに対する蔑称)っていう怪物は、トランプが言ったような「目から血を流している、どこであっても血が出ている」(トランプが女性の生理を侮蔑した発言)奴らが、俺たち男を征服するんだ。そして今や、俺たちに指図してきた黒人の男に8年間耐えなきゃいけなかったのに、今度は大変なことは傍観する、そして威張り散らす女のもとで、8年間を過ごすことになるのか? その後の8年間は、ゲイがホワイトハウスに入るのか! それからトランスジェンダーか! 君たちは、そんなことを目の当たりにする。その時までには、動物にも人権を認められているだろう。そしていまいましいハムスターが、この国を統治していることだろう。これは止めないといけないな!―—

☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/cdf78aaa0e03db6f7b71ef49d269922d

この人は、

トランプ当選に

異を唱えた人物ではある。

しかし、

日本での

山口氏に代表されるような、

「お前は、黙ってろ(小声でしかしゃべるな)」

という主張とは

大幅に異なる。

なぜなら、上のトランプの上掲の論理を

ムーアは、

「大統領になる5つの理由」の一つとして

合理性を認めているからだ。

この点、日本人として

直視して

反省すべきじゃないかな。

女性差別に

聞こえる話はタブーだから

しゃべるな。

黙っとれというのは、

「フェミナチ(フェミニズムを笠に着たナチズム)」

以外の

何かであり得るんだろうか。

「底が抜けた」「底が抜けた」と喚く前に

己の

ナチズムを克服すべきなんじゃないか。

確かに、

ハムスターが

大統領になったらどうするんだ

という批判に

説得力を感じるぞ

(ここは、一般論として

女性、あるいは、黒人の話をしているんじゃない。

クリントンという女性、オバマという黒人に

大統領としての

資質ないしビジョンがあるのか、もしくは、あったのか

ということを

トランプは問うていると思う。

確かに、

犯罪を犯した人間が

女性という理由だけで免責されるのは正しいと言えるのか。

大統領として無能だった人間が選んだ路線を

ただ、黒人だという理由だけで目をつぶって継承してやるべきなのか、

という話だ)。

ちなみに、

この論点に関して、

中田考‏@HASSANKONAKATA さんが

こんなツイート。

――領域国民国家を黙認しておいてヘイトスピーチを非難し人権を口にすることが小学生にも分かる矛盾、自己撞着であることに気づかないことが西欧近代主義の根深い「洗脳」の恐ろしさであり、「リベラル」はそれに気付かない限り、これからも世界に偽善の齎す害悪を撒き散らしながら負け続けるしかない〔14:21 - 2016年11月14日 〕—―。


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