東大病院放射線科の中川恵一とおっしゃる方が
「魚は食べても大丈夫」と言っていた
懐かしい映像です。
ほんと、息を吐くように嘘を吐いておりますな。
魚は、
「泳ぐ放射性物質」
になりつつあると懸念されます。
ちなみに、2012年の7月の終わり頃に
捕獲されたアイナメから
1キロあたり2万5800ベクレル、
基準の258倍のセシウムが検出されました。
2011年3月28日、
日テレの「NEWS24」という、
番組を録画した
上の映像は、
そういうものが
発見されるのを見越した上での発言でしょうか、
「食べて安全」の宣言を
躊躇なくしてます。
その論拠は、
(1)福一周辺に漁師は、
立ち入って漁場とするわけにはいかない、
(2)汚染された海水は、
たとえ漏れ出ても広い海の中で希釈される、
(3)淡水魚と違って、海の魚は、
体内にヨウ素が
満ちているので放射性ヨウ素が取り込まれる心配がない、
という3点でした。
(1)については、
魚の回遊という事情を無視した非合理があります。
(2)は、生物濃縮と
海の有限的な広がりによる希釈の限界を
考えない暴論です。
(3)体内にヨウ素云々ということで
放射性物質に
放射性ヨウ素以外のものがあることを
あえて想定しないことによる
問題の矮小化があります。
医者のくせに
不誠実を絵に描いたような人です。
ところで、
この動画を見ていて、
中川恵一という嘘つき医者と
アントニオ猪木という
金に目がない
大政翼賛プロレスお笑い芸人、
果たして、
どちらの罪が重いだろうかと、
久しぶりに見た動画で
神妙に考えさせられてしまいました。
さて、話変わって、
ブログ「カレイドスコープ 」において
取り上げられている記事を
紹介します。
(1)太平洋のクロマグロ(本マグロ)からセシウムが検出。
→「1年以上前に、カリフォルニアの沖合で捕れた15尾のクロマグロ(本マグロ)を検査したところ、15尾すべてが福島第一原発由来のセシウムに汚染されていることがわかりました。」(ウォールストリートジャーナル 2012年5月29日の記事参照*http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303395604577432452114613564.html)
(2)北米のベニザケが極度に減少。
→「急激にサケの数が減った」(AP通信8. 12, 2013 の記事参照*http://www.theglobeandmail.com/news/british-columbia/lake-babine-sockeye-fishery-at-risk-of-unprecedented-closure/article13715638/?service=print
バンクーバーニュース1130、August 15, 2013 の記事参照*http://www.news1130.com/2013/08/15/higher-bc-sockeye-prices-due-to-low-return/)
(3)ニシンの原因不明の大量出血。
→漁業科学者、アレクサンドラ・モートン博士は、太平洋ニシンの「疾病」に懸念を持っている。彼は、こう証言する「二日前に、私は北バンクーバー島のマクニール港に近いマルコム島に行ったとき、100匹ほどの小さなニシンを見たのですが、それらはヒレから出血していることが分かりました。
それだけでなく、腹部、あご、目玉などからも出血が見られたのです。
それは100%です。
程度の差はあれ、出血の見られないニシンは一匹たりとも見つけることができなかったのです。」
(The Globe and Mail の8月13日の記事参照*http://license.icopyright.net/user/viewFreeUse.act?fuid=MTczOTIxMjY%3D)
→「カナダ漁業海洋省(FOC)は、「北バンクーバー島周辺のニシンには疾病が見られ、エラや腹部、目玉からの出血が見られる」という独立系の海洋生物学者(モートン氏)からの報告が確かなのか確認しようとしている。(8月16日の「Canada.com」の記事参照*http://www.canada.com/investigating+reports+bleeding+herring/8795535/story.html
(4)アザラシ、アシカの大量死。
→「アラスカ(太平洋側)に棲息しているワモンアザラシの死骸が数十頭、海岸に打ち上げられているのが発見された。
全身の毛は抜け、ヒレ、頭などから出血が見られる。」([Daily Mail 2011年12月]の記事参照*http://www.dailymail.co.uk/news/article-2079317/Seals-damaged-flippers-hair-loss-killed-radiation-Fukushima-plant-biologists-warn.html?ito=feeds-newsxml)
出典:Daily Mail
(5)北極圏のシロクマにまで異変。
→「同州最北端の町バロー近郊のボーフォート海地域に生息するホッキョクグマ9頭の体表に、斑点状の脱毛やじくじくした傷が見つかった。これは死んだアザラシや、感染が確認されたセイウチに見られた症状と似ている。」(ロイター 2012年4月9日の記事参照*http://jp.reuters.com/article/3rd_jp_jiji_EnvNews/idJPjiji2012040900378)
などなどの報告がなされた後、
管理人さんの感想として
――もうげっぷが出そうなほど、満腹です。――
とありました。
☆ 記事URL:http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2320.html
ここで報告された
事柄につき、
原子力村の住民は、
目を閉じ、
見ないようにしているに違いないです。
その態度を是認するように、
中川恵一や
アントニオ猪木等が
放射能の「安全・安心」を煽ってくれたお陰で
日本人は、
海洋汚染に
恐ろしいほど無関心でいられます。
だから癌で死なないって?
本当に
そう思えれば
幸せかも、ですね。
しかし、癌で死ぬかもしれない運命が
待っているかもしれない…
たとえ、ただ、
そうであったとしても、
私たちは、
決して被害者ではありません。
加害者なのです。
世界は、
そう感じているでしょう。
次の図を見て下さい。
見ていて、
もっと深刻になりそうな
図示もあります。
こちら。
こんな風に
海中にて動き回る
プルームと
広いようで狭い、この海で
でくわし、
身に起きる
海洋生物の悲劇を目撃する度、
人々は、
アーニー・ガンダーセン氏が
下記のビデオで語った
「私たちは、魚の放射能検査をするように要求すべきです」(ビデオタイム8:11~)
という言葉を思い出すに違いないです。
☆ ビデオ掲載サイトURL:http://vimeo.com/22586794
それは、
日本で巨大地震と大津波が起こった4日後になされた
指摘でした。
投稿者も
「Lastly, he discusses the FDA decision not to monitor fish for radioactivity.」
(最後に、彼は、魚の放射能をモニタしないというFDA決定を検討します)
と、一言、添えてます。
なお、FDAとは、アメリカ食品医薬品局のことです。
ワシントンブログに
放射能検査を拒絶しているとの報告があります
(参照記事URL:http://www.washingtonsblog.com/2011/04/fda-refuses-to-test-fish-for-radioactivity-government-pretends-radioactive-fish-is-safe.html)。
積極的に関わる気になれないのは、
アメリカからなされる
損害賠償請求が
心配ということもあるでしょう。
しかし、それ以上に考えねばならないのは、
海に住む生き物たちに
私たちが
とんでもない迷惑をかけてしまったことです。
この地球は、
人間だけのものではありません。
傷口が
小さくて済むように
日本は、
発すべきSOSに
憶病であってはなりません。
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