アメリカの夜間戦闘機の迎撃を受け、昭和20年7月28日に死亡した
「林 尹夫」という方が書いた断章を紹介したいと思います。
<南九州の制空権
すでに敵の手中にあり
われらが祖国
まさに崩壊せんとする
生をこの国に享(う)けしもの
なんぞ 命を惜しまん
愚劣なりし日本よ
優柔不断なる日本よ
汝 いかに愚かなりとも
我ら この国の人たる以上
その防衛に 奮起せざるをえず
オプティミズムをやめよ
眼をひらけ
日本の人々よ
日本は必ず負ける
そして我ら日本人は
なんとしても この国に
新たなる命を吹きこみ
新たなる再建の道を
切りひらかねばならぬ
若きジェネレーション
君たちは
あまりにも苦しい運命と
闘わねばならない
だが 頑張ってくれ
盲目になって 生きること
それほど正しいモラルはない
死ではない
生なのだ
モラルのめざすものは
そして我らのごとく死を求める者を
インモラリストと人は言わん>
愛国を勘違いしてはいかんよ、田母神君!
戦争を生きた青年が、そう言っているように僕には聞こえます。
「林 尹夫」という方が書いた断章を紹介したいと思います。
<南九州の制空権
すでに敵の手中にあり
われらが祖国
まさに崩壊せんとする
生をこの国に享(う)けしもの
なんぞ 命を惜しまん
愚劣なりし日本よ
優柔不断なる日本よ
汝 いかに愚かなりとも
我ら この国の人たる以上
その防衛に 奮起せざるをえず
オプティミズムをやめよ
眼をひらけ
日本の人々よ
日本は必ず負ける
そして我ら日本人は
なんとしても この国に
新たなる命を吹きこみ
新たなる再建の道を
切りひらかねばならぬ
若きジェネレーション
君たちは
あまりにも苦しい運命と
闘わねばならない
だが 頑張ってくれ
盲目になって 生きること
それほど正しいモラルはない
死ではない
生なのだ
モラルのめざすものは
そして我らのごとく死を求める者を
インモラリストと人は言わん>
愛国を勘違いしてはいかんよ、田母神君!
戦争を生きた青年が、そう言っているように僕には聞こえます。
失敗は一回きりでお願いしたいです。
愚かな日本・・
繰り返さないで欲しいです。
反対に、mu-mamuさんやトッぺイさんに林という方の無念が通じて、感動した者が自分一人ではなかったということが分かり、とても嬉しいです。
部下は、自分の価値観の中にきちんと収まって欲しいんだと思います。収まらない人間は、後ろから自分を狙うかもしれない、という妄想に取付かれるんではないでしょうか。
つまり、部下という仮想敵の恐怖!
大抵は、自分の影なんでしょうが、そうは思えないのでしょう。だから、ことさらに事実を捻じ曲げても、自分、あるいは国家の穢れなさ(!)を強調したくなるのでしょう。
過去は過去、日本の侵略の事実を認めても、現にただいま、他国から不合理な攻撃を受けたら、国家の防衛の必要性も正当性もあります。僕なぞは、単純にそう考えております。
でも、この文章を反対に解釈する人もいるのが残念です。
先人が残してくれた言葉を大切にかみしめる必要を感じました。
ああいう人が国防の一端を担ってていたのには驚きました。
自分の考えが正しいという間違った認識はどうしたら
生まれるのでしょうか?
あんな人が多くなったような気がします。