のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

学校側が「友達のじゃれあい」と形容する、いじめの実態

2012年07月09日 15時06分27秒 | Weblog
学校通信「やっぱり皇中がすき」7号

という学校通信がネット上拡散しているようです。

異例のことと思います。

通信には、次のような前書きがあります。

以下、引用します。

――背景を明らかにしていこうと考えました。

その結果、

すでに新聞等で報道があったように、

アンケートに記載されている内容から、

友達間の「あそび」や「じゃれ合い」の中で

本人が嫌がることや

不本意な暴力と考えられる行為がありました。

残念ながら、

これらの行為は

「一定の人間関係にある者から

心理的・物理的攻撃を受けることにより

精神的苦痛を感じている」もの、

すなわち「いじめ」と判断される状況だと言わざるをえません。

このような状況が学校で起こっているにもかかわらず、

事前に把握し

防止できなかったことにつきましては

その責任を重く受け止め、

今後このようなことが

二度と起こらないよう手立てを尽くしていきたいと考えています――


この通信が拡散したのは、

「友達間の『あそび』や『じゃれ合い』」

と評された個所が、

人の命を奪った“いじめ”を分析する上で

不適切な形容だからでしょう。

いじめは、

『あそび』や『じゃれ合い』の要素が

ごっそり抜け落ちているから

いじめなのです。

そういう視点がないのですね。

この学校通信のお陰で、

藤本 一夫という校長の名前を覚えてしまいました。

さて、いじめの内容については、

下記URLのサイトが

「いじめではなく『じゃれあい』大津市中学生自殺での学校側の主張」

と題し、

いい記事を書いてくれてます。

☆ http://matome.naver.jp/odai/2134154868878368001

情報ソースの記載があり、

信頼できます。

参照のため転載しておきます。

――

≪アンケートに記載されていた「じゃれあい」の中身≫

服脱がされて写真撮られたりして、お金を取られていた
出典
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072157.html

屋上への階段で縛られていた
出典
【大津中2自殺】 いじめ調査、3週間で打ち切り 越市長「保護者から『もう聞かないでくれ』と言われた、と市教委に聞いている」(この出典、元記事では2Ch由来らしく繋がりにくかったです。それで下記に、記録の意味も込め2Ch記事の出典であった、日経新聞の記事を転載させてもらってます、☆ー1

2学期が始まってすぐ、廊下で思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた。一方的だった
出典
【中2自殺】廊下で飛び蹴り、口に粘着テープ…男子生徒への暴行、自殺1カ月前にエスカレート - MSN産経ニュース(この出典も、記録のため下記に転載しておきます、☆―2



出典
www.hom-ma.co.jp


銀行の(暗証)番号を無理やり言わせれお金を使われていた
出典
大津・中2死亡 「自殺練習」生徒15人回答 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
貯金を数万円単位で下ろし始め、9月末までに12万円以上を引き出していたことが発覚。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120706/crm12070609490001-n1.htm

口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られた
出典
【中2自殺】廊下で飛び蹴り、口に粘着テープ…男子生徒への暴行、自殺1カ月前にエスカレート  - MSN産経ニュース

イスに縛られてなぐられていた
出典
大津市の中2男子「自殺練習」―学校が生徒に口止め「外にしゃべるな」 : J-CASTテレビウォッチ


出典
www.tanteifile.com

亡くなる直前に被害生徒の部屋が荒らされ、財布がなくなった
出典
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072157.html

運動着に小便をかけ臭いと馬鹿にした
出典
生徒15人が証言した「自殺の練習」強要 事実なら「自殺教唆罪」に当たる重大犯罪(J-CASTニュース) - livedoor ニュース

(自殺の1週間前に)男子生徒3~4人に囲まれてトイレの隅で殴られたり蹴られたり、悪口を言われたりしていた。死ねとか、うざいとか、消えろとか
出典
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072157.html


出典
www.toyoake-maeyama.jp

男子生徒に『おまえの家族全員死ね』と怒りながら言っていた
出典
【中2自殺】「暴力」「いじめ」227件 「家族全員死ね」と生々しい証言も - MSN産経ニュース(侮辱の相手が家族に及んでます。本人として、耐えれなかったでしょう。記録のため、下記に転載しておきます、☆―3

寝転ばされて、蜂の死骸を食わされかけていた。
出典
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072157.html
カエルを口に入れられていたという報道も(産経)

≪被害者生徒は教師に助けを求めていたが…≫

先生にも泣きながら電話で言ったそうですが、あまり対応してくれなかった
出典
「先生、見て見ぬふり」 大津中2自殺・調査で生徒14人指摘 : 京都新聞

何回も自殺の練習をさせられていた。先生に相談したけど何もしてくれなかった
出典
【中2いじめ自殺訴訟】「自殺練習」いじめ放置 教諭「見て見ぬふり」「一緒に笑っていた」 - MSN産経ニュース


出典


担任の先生が『大丈夫か』と聞くと、自殺した生徒が『大丈夫です』と答えていたので、先生は安心したのか、あとは見て見ぬふりをしていた
出典
同級生が証言“毎日あざだらけ” NHKニュース

生徒2人が亡くなった生徒に暴力をふるっているのに、「隣にいたが止めなかった。笑ってた。『やりすぎんなよ』って」と話した。ほかの生徒も同様の証言をし、「周りにほかの教師もいた」と話す生徒もいた。
出典
朝日新聞社デジタル:担任「やりすぎんなよ」 大津自殺、暴力見た生徒が証言 - 関西ニュース一般


出典
pds.exblog.jp

「(先生も)怖くて言えなかったらしい」
出典
教諭見て見ぬふり…いじめ自殺、生徒回答15件 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)この出典も、記録の重要性を考え、下記に転載しておきます、☆―4

≪親も学校に相談をしていた

ほかの生徒から2回にわたりいじめの指摘があったほか、家族から「金遣いが荒い」との相談を受けていたという。
出典
朝日新聞デジタル:いじめの信号、再三逃す ほかの生徒が指摘も 大津自殺 - 社会

≪教師「仲良しグループだと思っていた」≫

学校の教諭らは、男子生徒や同級生が仲良しグループだと思っていた。だから、微妙な人間関係の変化に気づけなかった
出典
【中2自殺】廊下で飛び蹴り、口に粘着テープ…男子生徒への暴行、自殺1カ月前にエスカレート  - MSN産経ニュース

――

☆-1 上記転載記事の「屋上への階段で縛られていた」という事実摘記に関する出典

「いじめ調査を3週間で打ち切り、大津の中2自殺で市教委」

   日本経済新聞 2012年7月7日


 大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、学校が同月に実施したアンケートに複数の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と回答したが、市教育委員会は公表せず、調査も約3週間で 打ち切っていた。「子供に不安が広がる」という保護者の要望があったことを理由に挙げているが、事実の解明を途中で投げ出した格好の市教委には抗議の声が相次いでいる。

 「隠したとはとらえていない」。事態が明るみに出た直後の4日、市教委は記者会見で釈明した。 アンケートは全校生徒約860人に任意で実施。いじめに関する情報は300件以上集まった。

 情報は、記名・無記名、直接・伝聞情報で4種類に確度を分類し、記名者を中心に聞き取りを実施。アンケートで加害者として名前が出た生徒に事情を聴いたところ「校内で繰り返し殴った」「ズボンをずらした」 などについて事実関係を認めた。生徒は「いじめではな」と否定したが、市教委は昨年11月、いじめがあったと発表した。

 市教委によると、「自殺の練習」については16人が証言。このうち記名で書いた4人を中心に話を聞いたが、直接見聞きしたわけではないことが分かり、「事実とは確認できない」と判断した。

 「屋上への階段で縛られていた」「(男子が)『じゃあ天国行ってきてあげるわ』と言っていた」。
自殺といじめの因果関係が疑われる伝聞情報は多数記されていたが、「無記名の壁」に阻まれ調査は行き詰まった。

 調査を打ち切った理由について、大津市の越直美市長は「生徒の間に不安が広がり、保護者から『もう聞かないでくれ』と言われた、と市教委に聞いている」と説明。

 市教委は「いじめたとされる生徒には2回目の聞き取りをしようとしたが、保護者に拒否された」と釈明した。

 「確証が得られない」(市教委)といううやむやな状態のまま放置され、宙に浮いた原因究明。男子生徒の両親は2月、事実関係を明らかにしようと、市や加害生徒側を相手に訴訟を起こした。

 「もっと早くこう( 調査を)しておけば」。6日の記者会見で涙ながらに語った越市長。再調査のため、外部の有識者の調査会を設けることを表明したが、男子生徒の死からは、既に9カ月がたとうとしている。[共同]

――


☆-2 「口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られた」という事実摘記に関する出典

【中2自殺】廊下で飛び蹴り、口に粘着テープ…男子生徒への暴行、自殺1カ月前にエスカレート 

   産経ニュース 2012年7月5日 23:52



 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、死亡した男子生徒は当初、いじめていたとされる同級生らと仲良しで、激しい暴行は夏休み後に集中していることが5日、関係者への取材でわかった。男子生徒は自殺直前の約1カ月間に友人関係が急激に悪化する中、ストレスが極度に高まり、自殺に追い込まれた疑いがある。


教科書を破り預金も奪う



 学校が実施した生徒へのアンケートなどによると、男子生徒は7月ごろから同級生と行動を共にする姿が目撃されている。夏休みに入ると、同級生宅に外泊したり、一緒にゲームをしたりすることもあった。

 しかし、同時期に貯金を数万円単位で下ろし始め、9月末までに12万円以上を引き出していたことが発覚。男子生徒の親族は友人宅に連絡を取り、宿泊させないよう頼んでいたという。


7人の子の父、橋下市長の目にも涙 「痛ましい…なぜ気づかなかった」


 アンケートでは、無記名だったものの、暴行現場を直接目撃したという生徒は「2学期が始まってすぐ、廊下で思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた。一方的だった」と記述。このほか、「トイレで殴り合いがあった」(記名、伝聞)という指摘もあるなど、この頃から急激に暴行が本格化し、周囲も異常さを感じるようになった。

 9月下旬には教科書が破られたり、口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られたりするなど、いじめは急激にエスカレートしていたという。

 中学側は自殺といじめの因果関係は不明とし、「学校の教諭らは、男子生徒や同級生が仲良しグループだと思っていた。だから、微妙な人間関係の変化に気づけなかった」としている。


――

☆-3 「男子生徒に『おまえの家族全員死ね』と怒りながら言っていた」という事実摘記に関する出典

「「暴力」「いじめ」227件 「家族全員死ね」と生々しい証言も」


     産経ニュース      2012年7月7日  21:18

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、市教委が自殺直後に全校生徒(859人)を対象に行ったアンケートで男子生徒が「暴力」「いじめ」を受けていたとする回答が、伝聞も含めて計227件あったことが7日、分かった。「毎日殴られていた」「(いじめたとされる同級生が)『家族全員死ね』と言っていた」など生々しい記述があり、同級生らへの詳しい調査を行わなかった市教委の対応が改めて問われそうだ。

 大津市教委は、男子生徒の自殺から約1週間後の昨年10月17~19日、全校アンケートを実施。「自殺した生徒について知っていること」と「自分の現在の気持ち」を尋ね、全校生徒の約4割に当たる336人が記述式で回答を寄せた。

 市教委は回答を(A)回答者が記名し、直接目撃した事例、(B)記名で伝聞、(C)無記名で目撃、(D)無記名で伝聞-に分類。さらに内容ごとに「暴力」「いじめ」「お金」など12項目に整理した。

 産経新聞の取材によると「直接目撃した」との申告は、回答全体の約3割となる104件(記名67件、無記名37件)。「男子生徒に『おまえの家族全員死ね』と怒りながら言っていた」「体育大会で集団リンチのようなものに遭っていた」「(いじめたとされる同級生が)亡くなる2週間前に殴ったり頭をふんだりしていた」など、具体的な回答も目立った。

 内容別では、伝聞も含めると「暴力」は114件、「いじめ」は113件。「(男子生徒が)口の中にハチとかカエルを入れられた」「(いじめたとされる同級生が)あざができたら先生にばれないように伏せさせた」という回答もあった。

 「お金」は13件で、「(男子生徒が)万引をしたくないからお金を渡していたと聞いた」との内容も。その他の項目では、いじめたとされる同級生が「『まだやることがあったのに』『何や、死んだんか』という発言をしたらしい」という伝聞情報もあった。

 大津市教委は集計後、記名回答した生徒からの聞き取りで信憑(しんぴょう)性が高いと判断した一部の内容しか公表しなかった。今回の問題を受け、越直美市長は、自殺をめぐる一連の事実関係について再調査に乗り出すことを表明している。


――

☆-4 「(先生も)怖くて言えなかったらしい」という事実摘記に関する出典

「教諭見て見ぬふり…いじめ自殺、生徒回答15件」

   読売新聞  2012年7月5日22時50分



 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した問題で、自殺直後の全校生徒アンケートで「教諭らが見て見ぬふりをしていた」などとする回答が計15件あったことがわかった。


 いじめを学校側が放置していた可能性を示すこうした回答についても市教育委員会は公表しておらず、市教委は読売新聞の取材に「具体的な記述がなく、事実確認できなかったため」と説明している。

 15件はいずれも伝聞による内容。記名が7件で、「(先生も)怖くて言えなかったらしい」「担任の先生もいじめのことを知っていたのに一度しか注意しなかった」などと書かれていた。無記名は8件で、「一度、先生は注意したが、その後は一緒に笑っていた」「何回も自殺の練習をさせられていた。先生に相談したけど何もしてくれなかった」「(男子生徒は)泣きながら電話で言ったそうですが、あまり対応してくれなかった」などとしていた。

 一方、男子生徒が同級生から暴行などのいじめを受けたことについて、父親(46)が自殺直後から昨年末にかけて計3回、大津署に被害届を提出しようとしたが、いずれも受理されなかったことがわかった。

 父親は「毎日殴られていた」「体育大会の時、複数から殴られた」などとするアンケートの回答に加え、自ら複数の同級生から聞き取った話を基に、同署に相談。その際、応対した署員は「暴行の被害者が(死亡していて)不在で、捜査しても刑事事件としての事実認定は難しい」「加害者の生徒を家庭裁判所に送っても処分がどうなるか、わからない」などとして受理を断ったという。

 父親は「亡くなった息子に代わって被害届を出そうと思った。親にできることは限られており、受理してほしかった」と話している。同署は読売新聞の取材に「事実関係を確認中で現時点ではコメントできない」としている。

――

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