のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

口で言うだけだからセクハラなんであって、実際に触れば、痴漢じゃないか。性犯罪とセクハラの区別がついていない人間がいるんだな

2018年04月25日 04時53分34秒 | 男と女
aki@yasuakiadachiさんのツイート。

――福田元次官は「おっぱい触っていい」と口で言ったぐらいはセクハラにはならないと言っている、麻生も記者に「触ってないならいいじゃないか」と述べている、彼らは触ればセクハラだが口で言うだけならそうでは無いと思っている。彼等は過去そういう態度で女性に接して来たのだ。〔9:42 - 2018年4月23日 〕――


性犯罪なら、最初から性犯罪と言うし、カタカナ語でセクハラと指摘するのは、

性犯罪を犯すところまで必ずしも行っている必要がないからだ。

すなわち、セクハラと性犯罪、

この両者は、

概念が違うのだ

(拙稿「詭弁の勉強:三浦瑠麗  / (財務事務次官のセクハラ問題につき)「訳がわからないのが現状」」参照)。

☆ 記事URL:https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/7791642ecfd48e94269d3cec3a5bc355

知らなかったの???

田母神俊雄@toshio_tamogamiの

ツイート読んで、

引っくり返りそうになった。

――福田財務次官のセクハラ発言を心底ひどいと思っている人はほとんどいないと思う。野党は与党を攻撃するため腹が立ったふりをしている。セクハラ行為に及んだのならともかくものを言っただけで公職を辞するとは虐めみたいなものだ。言われたことが不愉快と思えばその場で言えばよい。謝罪して終わりだ。〔12:55 - 2018年4月24日 〕――

このおっさんも、

100%、セクハラを性犯罪と勘違いしているんじゃないか。

セクハラ行為って、

たとえば、

「もっと、丈の短いスカート、穿いて来いよ」

などと言うことだよ。

お尻を触る、触らないは関係ない。

もし触れば、痴漢(迷惑防止条例違反)とされるが、

別論だ。

つまり、セクハラって、

基本、犯罪とは無関係な概念だ。

もし、犯罪行為と言えるほど悪質ならば、警察に突き出してやればいいんであって、

週刊誌に情報提供する云々は可笑しい。

そういうように

犯罪と言える場合のみセクハラなわけじゃない。

逆に、犯罪でない場合だけ

セクハラと考えるというわけじゃない。

パワハラってあるだろ?

みんな知っていると思うけれど、

それが性的な意味を帯びている場合、セクハラと言うんだ。

すなわち、

セクハラとは、パワハラの特殊な形だ。

理解できたかな。

分からんと言い張る人間は、

そもそもパワハラの意味が分かってなかったりするのかもしれないな。

ところで、日本の場合、

未だに「性」は、

タブーなのかもしれない。

それで、

「痴漢された」

と言えば露骨なので、

セクハラというより柔らかな言葉に包んで

伝える傾向があるんだろうな。

その内、

言葉の意味がねじ曲がって、

痴漢と言えない、

すなわち、

言葉による性的ないじめに留まる場合は、

「セクハラ」

という本来の言葉の意味を離れて、

セクハラでないかのような妙な言い回しをするようになった

ということかな。

しかし、言葉の本来の用法に立ち返るなら、

性的な表現によるいじめをもってセクハラど真ん中の行為とみなさせるはずだ。

言葉に留まっているからセクハラでないなどと言うのは、

とんでもない言いがかりだ。


<追記>

共同通信によると、

麻生財務相は、

野党が要求していた福田氏の懲戒処分を見送った

(同通信記事「福田氏を処分せず」〈2018/4/24 09:55〉参照)。

☆ 記事URL:https://this.kiji.is/361314809448547425

これで、福田次官は、

退職金を得られる。

天下りつきでもあるのかな。 

2018年4月25日朝 記



<追記-2>

上、本文でセクハラの説明で、

――「もっと、丈の短いスカート、穿いて来いよ」

などと言うことだよ。

お尻を触る、触らないは関係ない。

もし触れば、痴漢(迷惑防止条例違反)とされるが、

別論だ。――

と書いた。

これを読んで、セクハラって、

痴漢より軽いのかって誤解してはいけないので

一言付言する。

次官のセクハラで悪質なのは、

「好きだから、記事になるようなこと教えたい」

「好きだから、おっぱい触っていい」

という二つの命題を

セクハラ被害者女性に伝えている。

これは、

記者としてニュースの取得と

性的交渉が対価関係になっていることを意味するだろう。

つまり、福田次官が

求めているのは、

情報=金と考えたら、売春行為だと納得できる。

すなわち、記事という有価物が欲しいなら肉体関係を持つようにせよ

ということだ。

これ、痴漢行為より「軽い」罪なんだろうか。

福田事務次官は、

今回初めて暴露されたが、

同じような申し出が女性記者に対して

過去、何度あったろう。

官僚として

トップの座にあることを利用して

若い女性記者の肉体を貪って来たのではないか。

淡々と、

「おっぱい触っていいか」

「縛ろうか」

と執拗に言葉を挟み込んで行く次官の対話法から見て、

女性を

引っかける体験の

強者ではないかということ、

感じさせる。

今回の事件を断片的に観察して

「言葉だけ」と

物証の表層だけを捕らえ、

福田事務次官の行動の背景にある、

性的関係を持つため記者の足元を見る狡猾さを見過ごすとしたら、

木を見て森を見ずだと思う。

そこの点は、

強調しても強調すぎることはないだろう。

2018年4月25日昼 記



<追記-3>

同情ゆえかな。

女性記者には、

次のような好意的な情報が寄せられている。

すなわち、

Mitsuko_Uenishi@mu0283によると、

テレ朝女性記者は、セクハラ防止で1年間夜の会食控えていたという

(同氏のツイート〔3:47 - 2018年4月25日 〕参照)

これを受け、

kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologicさんが

こんなツイート。

――az hagiwara(萩原 一彦)さんがMitsuko_Uenishiをリツイートしました
で、録音があったその夜は、夜の会食を避けていたその女性記者に福田淳一氏の方から電話して、「夜」に会うことにしたんだとか。その上で、キスしたいとかおっぱい触りたいとか言ったんだから、「はめられた」もなにもあったもんじゃない。レイプの一歩手前。記者は上司に相談の上取材に行ってる。〔8:46 - 2018年4月25日 〕――――

レイプの一歩手前だったかどうかは、

ともかく、

女性記者としては、

性的な暴力をとても怖れていた。

加害者の方が

「はめられた」と考える余地なし

というわけだな。

しかし、逆に、ここまで、

用心していたという事情がないと、

「はめられた」

と言えないと錯覚しそうになる

ほどの情報の指摘に

むしろ違和感さえ感じる。

事務次官は、

メディアに対して情報を提供する

強者である

という分析で十分、

「はめられた」とは言えないのではないだろうか。

女性記者は、

音声の録音などすれば、

移行取材のチャンスを失うという

リスクを

抱えるわけだ。

「はめた」と後ほど言われるようなこと

安易に行ったとは考えにくい。

2018年4月25日夜 記

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