のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

共産党が指摘する「深まる疑惑」って、実は、他人に屈服を求めるもの

2012年04月28日 08時13分13秒 | Weblog
ツイッタ-をやってると、

「ツギャリました」

という表現に出くわします。

多分、複数の人にまたがるツイートを、

一つのテーマで

括ることを指すのでしょう。

小沢さんに関する無罪判決で

検索すると、

“TOGETTER”

という項目に

「リベラル勢力は何故凋落したのか。

小沢無罪判決への共産党の姿勢にその原因を見る」とありました。

開きますと、

赤旗政治記者(@akahataseiji)の

次のようなツイートが紹介されていました。

4月26日(14:58)の発信です。

――日本共産党の志位委員長は、

小沢一郎民主党元代表の東京地裁判決について、

「裁判で無罪になっても政治的・道義的責任が不問にされてはならない」

と強調。

裁判を理由に国会に出られないと言い訳してきたのだから、

証人喚問に応じるよう強く求めていくと表明(つづく)――と。

この発想ですわね、

リベラル勢力が何故か凋落した原因!

気になったので、

赤旗政治記者(@akahataseiji)のアカウントで

流されているツイートを読みました。

上に紹介したのは、Jさんの発言です。

この前に、Hさんのツイートがありました。

「赤旗」という同じ旗印です。

恐らく似たような考え方でしょう。

参考までに

書き出しておきます。

――小沢氏「無罪」判決直後の衆院議運委員会。

入室する民主党の小沢派議員らが

「よかったね」

「本当によかった」と喜び合う。

「無罪」判決では

政治資金収支報告書の虚偽記載での「共謀」が認定されなかっただけ。

有罪の一歩手前。

巨額の資金の出所などは解明されず。

そんなにうれしがることか(H)――

もう一つ、あります。

――小沢民主党元代表に東京地裁が

「無罪」判決。

政治資金収支報告書への虚偽記載への「共謀」を問う限定的な起訴だったが、

4億円の出所やゼネコンとの関係、

旧新生党からの資金移動など疑惑はいっそう深まった

小沢氏の巨額の資産が

どこから出てきたのかという疑問は全く解明されていない!(H)――

上に紹介したJさんのツイートの最後に

(つづき)

とありますので、この後、続くJさんの発言、

気になる方もいらっしゃるでしょうから、

ついでながら記して置きます。

二つあります。

まず、

――泊原発3号機停止で全原発が止まる。

会見で志位氏は

「自治体に対する原発再稼働の押し付けを中止すべきだ。

政治決断というなら

今こそ原発ゼロをめざす決断を」

と主張。

事故究明・収束のメドも立たず、

まともな規制機関・避難計画もない

「ないないづくし」で

再稼働ありきは「受け入れられない」と(J)――述べられます。

次に、

――小沢氏「無罪」判決を受けての小沢派議員らの「緊急集会」。

「マスコミフルオープン」

「出入り自由」という案内だったが、

会場のホテル宴会場の入り口でマスコミはシャットアウト。

カメラの前でさわぐほどの「めでたい」ことでもないらしい(J)――ということ。

Jさんのツイートは、以上です。

読んでいて、

Jさん、Hさんの小沢派に対する、

激しい敵愾心を感じました。

と同時に、大昔から疑問だった

“リベラル派が共産党に崩される”

というイメージが

具体的に掴めました。

手を握れる相手と思って迂闊に手を差し出したら、

差し出したその手を弾かれるんですな。

自由は、

共産党の党員にのみ許される、

ということですかね。

自由の名において、

弾かれたら、沈み込みますよ。

で、思うのですが、

小沢さんのどこが罪に問われたと、

共産党の人たちは考えているのでしょう。

たとえば、

税務署ならば、

所得があれば正確に申告しないと

脱税として処罰されます。

しかし、小沢さんの場合は、

そのような論点で

検察庁という役所と衝突したわけではありません。

政治資金規正法との関係で

帳簿の記載に

正確さが欠けていた責任を問われたのです。

この責任は、

帳簿を記載をした者が

負うべき責任で

「共謀」がなければ、

帳簿の記載者以外の者が

負いようのない責任なわけです。

もともと小沢さんが

幾ら幾らの所得である

ということは、

調査の対象になってないです。

Hさんによれば、

①4億円の出所や

②ゼネコンとの関係、

③旧新生党からの資金移動など疑惑はいっそう深まったとして、

論難してらっしゃるけれど、

そのようなことで、曖昧さを一切許さない方が

異様です。

「出所」に二面の意味合いがあると思います。

文字通りの出所の意味は、

誰が金を出したか、です。

もう一つの意味は、

その誰かが

どうやって、その金を用意(入手)したか、です。

政治資金規正法では、

前者の意味で確定されたら

充分でしょう。

また、かなりな大金なとき、

厳密に前者の意味での

入手方まで明らかにしようとしても、

説明し切れないものです。

これこれこういうお金ですと言える場合は、

給料とか、何か特別なイベントの際、

取り立てたとか、

金額が限られているのではないでしょうか。

大金であればあるほど、

どうやって入手したのか

事態がいくつか重なりあって、

説明が複雑になるだろうことは容易に想像がつきます。

記憶が混乱したりすることも

まま普通に生じるのではないでしょうか。

法は、そのような無理難題など

意に介さず、

入手方まで含めて

正確に説明し得ることを

政治家に求めているのでしょうか。

むしろ、求めていない、

と考えるべきなのではないでしょうか。

だって不可能なことは、

求められないと考える方が

合理的だからです。

それに、検察も法律のプロです。

理由もなく、

干渉しきれない個人の世界に

踏み込むような真似は、できないです。

かような点からして、

上に掲げられた①ないし③の事実は、

どれ一つとして、

義務違反を構成する事柄として

警察・検察の

取り調べの対象になっていませんでした。

したがって、無罪になったところで、

疑惑の広がりようがありません。

政治家であっても、

プライバシー権に守られています。

進んで

その権利を放棄しなければならない

義務はありません。

ゼネコンとの関係だって、

反社会的グループと付き合いがある場合と

同列に論じられません。

当然、個人の自由権の範囲にあるとして

仲良くすることは許されます。

共産党とは、それが理解できない相手なのかな・・・と、

つい首を傾けてしまいました。

共産党の幹部が

同じ目にあったとき、

やはり白日の下に晒せと要求するでしょうか。

あるいは、

ゼネコンとの関係は断つべきと、

しゃかりきになって主張するでしょうか。

放っておくでしょう。

秘密なく、

何でも曝け出さなければいけないとすると、

人って、人格崩壊を招くものです。

検察のご厄介になる必要が生じたとしても、

人間でなくなるわけではありません。

共産党のJさん、Hさん風の理屈で言えば、

財産目録を提出するに止まらないのではないでしょうか。

女性関係、健康状態等々、いかなる事柄であっても

議員が望む限りは、

一旦、検察の取り調べを受けた者は、

その好奇心に

応えていかなければならなくなりそうです。

それは、変でしょ?

分からないんですかね。

共産党というのは、

好かれないはずだなと納得しました。

党に所属するか否かで

扱いが異なり、二重基準、三重基準と判断の枠組に

変更が生じるんでしょうね。

これじゃ、支持層が広がらないですね。

Jさんは、最後のツイートで

「「マスコミフルオープン」と書いてあったのに、

会場のホテル宴会場の入り口でマスコミはシャットアウト」と、

恨みがましく書いているでしょ。

これ、きっと一般のマスコミと区別されて

入場を許されなかっただけと思います。

要するに、「赤旗」の記者は、

記者の内に入らないという扱いをされた・・・という、

その報告に過ぎないでは

と思います。

(でも、それって、当り前ではないのか)

共産党に所属するか否かで

態度を変えてしまうんだったら、

公平を旨とする

記者扱いはできないです。

そこが理解できないのでしょうか。

残念な対立です。

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