のんきに介護

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開沼 博氏 / 「“燃料”がなくなったら、今の反原発運動はしぼんでいく」 (2012/7/19 6:20)

2012年07月20日 19時00分36秒 | Weblog
2006年から

「原発を通した戦後日本社会論」

をテーマとして

福島原発周辺地域を研究対象に活動してきた

同県いわき市出身の社会学者・開沼(かいぬま)博氏のこと、

知りました。

著書『「フクシマ」論』では、

原発を通して、

日本の戦後成長がいかに「中央と地方」の一方的な関係性に依存してきたか、

そして社会が

いかにそれを「忘却」してきたかを

考察されているようです。

「“燃料”がなくなったら、今の反原発運動はしぼんでいく」

というタイトルで、

同氏に

インタビューした記事を

掲載しているサイトがあります。

下記、サイトがそれです。

☆ ネタりか

内容を紹介します。

一言でいえば、

「アンダー40歳限定」での

原発討論の提案です。

この提案を見て、

僕らベビーブーマー世代 <注-1> が

口にしていた

「30歳を越える者は信用するな」

という呼びかけを思い出しました。

なぜ、こんなことが言われたのかと言うと、

30歳という年齢を超える方は、

往々、考え方が

立場性に拘束されています。

なんだか教条的で、

議論するほど中身がなくなっていくんです。

その理由を考えて、

年を食うと、

アマチュアではなくなるからだ、

と解しました。

これって、

開沼氏の言う

――ある程度以上の世代の“専門家”は、

原発推進にしろ反対にしろ、

ポジションがガチガチに固まってしまっている。

これは宗教対立みたいなもので、議論するほど膠着(こうちゃく)するばかりです――

という評価に似てますでしょ。<注―2>



※ ツイッタ―上に最近、

老人非難(差別に通じる)に思える発言が目立ちます。

「アンダー40歳限定」説にも関連して、

そのことにつき述べます。

昨日も、次のような書き込みを見つけました。

「tamugon(嫌東電)脱原発に70億票 ‏@Portirland」という方のツイートです。

――老人、権力手放すかな?手放さない気がする(笑) @zamamiyagarei そ! RT @Portirland: ごめん。訂正です。大枠で考えたら老人が過半数ですから、基本は投票しても全体感としては老人有利(cont)――

という内容でした。

「権力を握りたいのですか」

と尋ねました。

返信は、ないです。

しかし、誰が見てるかわからないツイッタ―で

不特定人相手に

誹謗中傷と受け取られかねない

書き込みをして

共感者を絞り込んでいくやり方は、

どうも僕には

受け入れがたいです。

「敵を想定することで味方を作る」

というやり方は、

いわゆるネトウヨそのものだからです。



<注-1> ベビーブーマー世代の他に、

ビートルズ世代とか

全共闘世代とか言われます。

似た言い方に「団塊世代」という

呼称があります。

この最後の

「団塊世代」という表現は、

ベビーブーマー世代を指す言い方として

カバーしている世代の範囲が

諸外国と異なり、

日本にのみ流通している

ガラパゴス的言語表現と思います。


<注―2> この後半の、

ブログ記事が

突如消えました。

分量があり再現するのが辛いので、

結論だけ書きます。

毎週金曜日、

官邸前で抗議行動をするという

盛り上がりを見せている

現在、国民的集合知を形成する上で、

格好の機会です。

老若男女が集っている

というメリットを生かさず

年齢で“専門家”を囲い込む発想は、

そこに分断をもたらすだけのことだから

賛成できない、ということです。

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