のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

任官を避けるには3つの方法がある。防衛省が発表した47人は、その内の1つを選んだだけ!

2016年03月22日 18時02分51秒 | ツイッタ―
サイト「真実を探すブログ」に

「任官を拒否した防衛大の学生、卒業式出席を拒否される!防衛大「設置目的と照らして適当ではない」」

という記事があった。

「任官」

しないのであれば、

大学を卒業させる意味がなかった…

ということだろう。

☆ 記事URL:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-10613.html

しかし、任官拒否のやり方は、

それに尽きない。

頭を抱えるのはむしろ、そっちなようだ。

もっとも、隠れ任官拒否の該当者数は、発表されていない。

相当数いるんだろうな。

もし、発表すれば、

防衛大学不要論が飛び出す可能性がある。

下記〔資料〕に自衛隊について語られた次の証言など、

自衛隊員の意識が

どのようものか考えるいい材料だ。

ある任官拒否した防衛大OBは、

こういう。

「自衛官が国防の意識を持って働いているかといえば、案外そうでもなかった。安定した公務員という雰囲気で、ヌルいのです。民間企業のほうがよほど"戦う集団"としてピリピリした空気感に包まれていたので、民間に転じました」

さて、先頃あった

防衛大学の卒業式では、

安倍某が

こんな挨拶をし、激励したという。

「(安保法の新たな任務は)これまで同様、危険の伴うものだ。

しかし、全ては国民のリスクを下げるため。その任務は誠に崇高なものであります」

(動画サイトURLは、https://www.youtube.com/watch?v=kYZYR8WeD6k)。

「崇高」などという言葉を

安倍某のような人間が使うと強い違和感を覚える。

だからと言うわけではないだろうが、

佐藤路加、ニュースなぞかけ&川柳 @littlechurchさんが

こんなツイート。

――ととのいました。

「9条を通し日本人が望むもの」
とかけて、
「戦争法案の本質」
ととく、

そのこころは、
「兵、我が欲しいもの(平和が欲しいもの)」 〔18:58 - 2016年3月22日〕――

安倍某の求めているのは、

これだな。

「兵」、

訓示を聞いていても、

「我が欲しいもの」という思いが

ビシバシと伝わってきた。

他方、防衛大学の卒業生たちは、

どんな思いで

安倍某の

「崇高」などという

歯の浮くような激励を受けて

どんな思いがしたろう。

安倍某のため、

(死んでいい)

と思った人間、一人でもいたろうか。

言葉を

飾った分、

他の形での事実上の

任官拒否をたくさん招くのではないだろうか。

こういう方面でも

安倍某の無能さが浮き彫りになるな。


〔資料〕

「税金泥棒? 自衛隊が悩む防大卒業生の“隠れ任官拒否”」

   dot フリーランスライター・秋山謙一郎さん・文(2016/3/22 11:31)

☆ 記事URL:http://dot.asahi.com/dot/2016032200041.html

 幹部自衛官にならない者は卒業式には出させない――3月21日、幹部自衛官を養成する防衛大学校(神奈川県横須賀市)では卒業式が行われた。今年の防大卒業生は419人(留学生を除く)、うち自衛官の任官を拒否したのは47人。これは昨年のおよそ倍だ。

 任官拒否した47人は、卒業式への出席を許されず、同級生たちと帽子を放り投げる"晴れの場"に出ることなく、私服に着替えて裏門からひっそりと学校を後にしたという。

「平成25(2013)年度の卒業生から、任官を辞退した学生(任官拒否者)は卒業式には参加しておりません。卒業式前日に校長室で卒業証書を授与されます。卒業式では私服に着替えて任官した同期生の見送りをして学校を後にする人が多い」(防大広報)

 14年に防大を卒業して一度任官したが、民間企業に転じた都内在住の会社員(25)はこう話す。

「新安保法制の議論が活発化していた14年当時、防大では学生指導の総元締だった訓練部長(海将補)の指示で、任官拒否者は卒業式への出席を自粛してもらうことになったと聞いています。この措置は卒業生の間でも賛否が分かれています」

 防大生は防衛省の職員という扱いとなり、学費は無料で給料も支給されるため、任官を拒否した防大生は“税金泥棒”“裏切り者”と批判されることも少なくない。だが、意外にも、幹部自衛隊官のなかには、任官拒否者に「寛容」という現実もある。

「4年間の教育・訓練で悩みに悩んだ末に、幹部自衛官となるか、制服を脱ぐか、迷いに迷った末の決断だと思います。任官拒否者を、世間で言われているように“裏切り者”という意識は防大で学んだ者にはいません。同じ防大で学んだ仲間なのです」(元陸将)

 自衛隊は任官拒否者よりも深刻な問題として捉えていることがある。“隠れ任官拒否”だ。これは、防大を卒業後、一度自衛官に任官して、一年以内に退職してしまう人を指す。

「幹部自衛官として歩んでいくと卒業式で誓ったのに、即に『辞めます!』では筋が通らない。国民に対して嘘をついたということですよ。彼らには厳しく対処すべきです。なぜなら、自衛隊の要員計画や編成が狂ってしまう。防大を卒業して任官した人は、防衛計画の人員の頭数に入っています。すぐに退職されると非常に迷惑してしまう」(前出の元陸将)

 実際、防衛省、陸・海・空の各幕僚監部も“隠れ任官拒否”に頭を悩ませているのだ。彼らにとって、任官拒否よりも“隠れ任官拒否”のほうが厄介な問題なのだ。

 防大関係者の話を総合すると、防大の卒業生が卒業後1年以内に自衛隊との縁を切るには、3つの方法があるという。ひとつは卒業時、任官を拒否する「任拒(ニンキョ)」。もうひとつが先に紹介した「隠れ任官拒否」、そして「着拒(チャクキョ)」である。着拒とはどういうものだろうか。

「いったん、任官する意志を示して、防大を卒業します。ですが、幹部自衛官として訓練を受ける場である幹部候補生学校に“着校”せず、メールや電話、郵便で、自衛隊を辞める意思を伝えることです。幹部候補生学校では、着校時には全員が来るものとして準備している。たとえば、海上自衛隊ならば、短艇係や当直の割り振りも済んでいる。着拒した者が出ると、その分、誰かにしわ寄せが来ますので、非常に嫌がられます」(防大OB)

 ただし、着拒する卒業生にも言い分はある。30代半ばの防大OBがその心情を明かす。

「任官拒否は難しい。教官から厳しく指導され、下手すると卒業させてもらえなくなるかもしれない。そのプレッシャーは世間の人の想像をはるかに超えています。隠れ任官拒否であれば、内定を取った企業への就職に間に合わなくなる恐れもあったため、幹部候補生学校への着校を拒否し、内定先の民間企業に就職しました。周りに迷惑をかけましたが、それでも自分は自衛隊の外に出たかった」

 当然ではあるが、防大生が民間企業への就職活動を行うことはかなり制限がある。防大は全寮制で、自由に行動できる時間は、土日と祝日の外出と、春季と夏季、冬季の休暇期間しかない。

 一般に防大生といえば、国防の意識に燃えて入学したとのイメージがある。しかし実情はそれとは程遠い。第1志望の大学に合格できず、やもえず防大に進学した人も少なくない。このため、潜在的に民間就職を志望する防大生は数多いという。

「例年、任官拒否者の数だけをマスコミ報道ではクローズアップしています。しかし着拒、早期退職……など、卒業後1年以内に自衛隊との縁を切った人は、あまり注目されていない。毎年70人~100人くらいが防大卒業後1年以内に自衛隊を去って民間企業に転じていますから」(防大OBの銀行員)

 一方、熱烈な自衛隊を志望した防大生の卒業生がすぐに自衛隊を辞めてしまうケースも目立ってきている。

「自衛官が国防の意識を持って働いているかといえば、案外そうでもなかった。安定した公務員という雰囲気で、ヌルいのです。民間企業のほうがよほど"戦う集団"としてピリピリした空気感に包まれていたので、民間に転じました」(外資系証券会社に勤める30代後半の防大OB)

 12年には、任官を拒否した防大卒業生に対して、学費相当額を返納させる自衛隊法改正案が国会に提出されたが、成立していない。血税で幹部自衛官となる人材を育てる防大は今、岐路に立たされている。

(フリーランスライター・秋山謙一郎)

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