のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

アベノミクスの行き着くところ

2012年12月20日 14時21分00秒 | Weblog
金融緩和をやると、

お金が市場に回ります。

なぜ、回るか――。

金融緩和とは、

金利を下げることですから、

お金の借り得感があるからです。

借り得なら

借りるでしょ?

そういう発想です。

さて、そのようにして

市場に金銭が溢れます。

そうなると、お金の総量が

商品の総量より

多くなります。

その結果、物の値が

上がります。

そこから生じる傾向は、

)物価高と

)円安です。

ただ、この二つは、実体経済が

伴わなければ

バブルです。

この実体経済が

伴う、伴わないの判断の

分かれ目は、

生産過程に結びつくか否かで

区別されます。

政府は、

大型の公共事業に

200兆円つぎ込むと言ってます。

しかし、

作られるトンネル、空港、高速道路も

使われなきゃ意味がないのです。

巨大な建物が

そのまま無用の長物として、

遺物になりかねない

危うさが

現代文明にはあります。

ケインズの時代は、

遠くなりにけりです。

それを自覚しないで公共事業に

金をつぎ込んでも

必ずしも豊かにならない

難しさが

あります。

さて、結論。

アベノミクスの問題点は、

つぎ込むお金が

100兆円から

200兆円に跳ね上がって

納税者には

還元されることはないでしょう。

“還元”

という発想が

そもそもないわけですな。

だから行き詰ります。

行き着くところは、

真の閉塞です。

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